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F-22、F-35が発進回収可能な無人機運用の母機となり空中空母となる日が来る

現時点のUASは遠隔操縦機であり、自律操縦機ではないため、言葉の使い分けが要注意です。空軍ではパイロットが最上位の文化のため戦闘機については無人化は当面実現しないのでは。B-36を空中空母にして護衛戦闘機を運用する構想は1950年代にありましたが、回収技術がどうしても確立できずスクラップになっています。今回の技術が本当に実現すれば60年以上たって空中空母が生まれそうですね。 F-22s & F-35s Will Launch Recoverable Gremlins Attack Drones F-22とF-35からグレムリン攻撃無人機の発進回収が可能となる DARPAのグレムリン事業ではC-130からグレムリン4機を発進回収する By Kris Osborn - Warrior Maven https://www.themaven.net/warriormaven/air/f-22s-f-35s-will-launch-recoverable-gremlins-attack-drones-Z9-9Mj9kdUuHkWK5NHGxMw/ 米 空軍のF-22とF-35で回収可能の攻撃型無人機をコックピットから操作操縦することが可能となり、敵防空網突破や長距離ISRの他、兵装運用も可能となる。 急速に進歩する技術によりDARPAのグレムリン事業で自律航法が現実のものになりそうで、とりあえず来年に飛行中のC-130から無人機を四機発進させ、回収も行う。 あと数年で回収可能無人機が実用化されるとミッションの選択肢が広がり、長距離運用、改良型センサーペイロード、高性能兵装を搭載したうえ空中指揮統制が可能となる。 「第五世代機のF-35やF-22での脅威対処を目指し、高リスク空域でグレムリンを運用する道を模索する」とDARPAは声明を発表。 ここ数年にわたり消耗品扱いの無人機では空中発進させる技術、地上操縦指示が不要な無人機が実用化されている。これに対してグレムリンでは母機が発進回収できる点が違う。 事業はフェイズ3に進んでおり、DARPA資料では Dynetics 社と新規実証開発で合意ができており、同社がC-130から空中発進・回収を行う。 「DARPAは無人航空機複数の空中発進・回収の実証に向けて進んでおり、2

アラスカ付近までベア編隊を飛ばすロシアの狙い

US F-22s intercept Russian strategic bombers flying in international airspace near Alaska アラスカ近くの国際空域を飛行中のロシア戦略爆撃機を米軍F-22が迎撃 Bill Gertz,   The Washington Free Beacon http://www.businessinsider.com/f-22s-intercept-russian-strategic-bombers-near-alaska-2018-5 F-22 Raptors fly in formation over New York, August 21, 2012. US Air Force ロシアTu-95「ベア」爆撃機二機がアラスカに接近しF-22が迎撃した 核攻撃能力を有する同爆撃機は米加領空には侵入していないと軍当局が発表 米国を狙ったロシアの恫喝の一部とみる専門家もいる ロ シア戦略爆撃機二機がアラスカの防空識別圏に侵入したため米F-22編隊がこれを迎撃した。5月11日金曜日のことで米北方軍司令部が発表した。 Tu-95ベア爆撃機二機はべーリング海上空に設定の防空識別圏に金曜日早朝に侵入してきたと北方軍および米加共同北米防空司令部(NORAD)広報官スコット・ミラー海軍大佐が発表。 「東部標準時10 a.m.ごろアラスカ配備のNORAD所属F-22戦闘機二機がロシアTu-95ベア長距離爆撃機機二機を目視で確認した。ロシア機は房区識別圏内でアラスカ西海岸沖合からアリューシャン列島北部を飛行していた」と大佐はワシントン・フリー・ビーコンに伝えてきた。 ロシア機は米加いずれの領空も侵犯していないと大佐は付け加えている。 また今回の迎撃で異常な動きは見られるz、F-22隊と爆撃機編隊で交信も発生していないという。 核運用可能な爆撃機は国際空域を飛行し「国際規範に従って飛行した」という。 「NORADは今後も空の上の動きを注視していく」(ミラー大佐) ただし大佐はロシア爆撃機のミッションに関してこれ以上の詳細には触れていない。今回はロシアが米国を狙って行う力の誇示の最新事案となった。 「プーチンのロシアは核の恫喝を行い、

USSジョージ・ワシントンが横須賀に戻ってくる

あれあれ、いつの間にMQ-25はボーイング案が採択されたのでしょうか。これは記事のフライングですね。ボーイング案が最有力なのでしょうか。とまれ、日本にもなじみの深いGWがまた横須賀に(まだ先ですが)戻ってくるわけですか。中国をにらんで艦載機の運用能力を引き上げるスティングレイをまっさきに同艦に導入すれば相当の力の入れ方ですね。 USS George Washington may return to Japan with ability to host first carrier-based combat drones  USSジョージ・ワシントンが初の空母運用無人機運用能力を付与され日本へ復帰する USSジョージ・ワシントン乗員が飛行甲板に整列しヴァージニア州ノーフォークの新母港に到着した。 Dec. 17, 2016. BRYAN MAI/U.S. NAVY https://www.stripes.com/news/uss-george-washington-may-return-to-japan-with-ability-to-host-first-carrier-based-combat-drones-1.525991 By CAITLIN DOORNBOS | STARS AND STRIPESPublished: May 9, 2018 YOKOSUKA NAVAL BASE, Japan — USSジョージ・ワシントンが新型無人機運用改修を受けたのち唯一の前方配備空母に復帰する可能性が2019会計年度国家防衛予算認可法案に盛り込まれている。 同艦は7年にわたり横須賀を母港としたが2015年にUSSロナルド・レーガンと交代し現在はヴァージニア州で工期4か年の大修理を昨年から工事中だ。 下院軍事員会委員長による同法案の要約では海軍にMQ-25Aスティングレイ戦闘無人機をジョージ・ワシントンで運用可能とするよう求め、「唯一の前方配備空母に初の空母配備無人戦闘航空機の搭載を確実にする」ことを述べている。同法案では同時に「海軍には(USSジョージ・ワシントンの)核燃料交換・大修理で今後導入されるMQ-25無人機の空母運用を可能とするべく予算を確保すること」を求めている。 議員筋もジョージ・ワ

中国初の国内建造空母はなぜ海上公試が遅れているのか

なんでわざわざ一号艦と同じ艦容のスキージャンプ空母を作ったのかが解せませんが、中国としては技術を自分のものにするためにも国産にこだわり建造では中身がわかっている一号艦を参考にしたのでしょう。空母は今後建造されてもカタパルト技術が実用化しない限りスキージャンプでは機体搭載ペイロードも限られ、かつ機材のソーティー密度も低いため二級の戦力でしょう。ただし中国の狙いが全世界への艦隊派遣ではなく自国海域の死守であれば米空母打撃群へのけん制装備であれば以外に安上がりな存在なのかも知れません。 Sea trial of China’s new carrier ‘may not be smooth sailing’ 中国の新造空母の海上公試は「順調にはいかないかも」 An expert has urged caution to observers as the indigenous carrier prepares to sail for the first time, more than two weeks later than rumored 国産空母の海上公試開始が近づく中で注意喚起する専門家が現れた Z-18輸送ヘリコプターが中国空母に茶kン関する様子が目撃された。 May 5, 2018. Photo: Global Times By ASIA TIMES STAFF MAY 8, 2018 5:07 PM (UTC+8) http://www.atimes.com/article/sea-trial-of-chinas-indigenous-carrier-may-not-be-a-smooth-sailing-warns-expert/ 輸 送ヘリ一機が中国初の国産空母から離発艦する様子が先週末目撃されており、艦名がまだついていない同艦は大連造船所に投錨したままで海上公試が近づくとの観測を打ち消している。 Z-18ヘリコプターが空母艦上で目撃された Photos: Global Times, Weibo 環球時報含む中国国営メディアが昌河 Changhe Z-18ヘリコプター(原型はフランス製SA321シュペルフルロン)が離発艦を先週土曜日に繰り返したと伝えている。同様の離発艦訓練が日曜日、月曜日にも繰り返されたとの報道が

今度はタイフーン戦闘機ほぼ全機が稼働できない状態。大丈夫か、ドイツの国防体制

ヨーロッパで経済がうまく行っている最右翼のドイツがこの状態ではNATOも機能しませんね。国防費のGNP比引き上げを執拗に迫るトランプ政権にたいしてドイツの新たな連立政権は自壊してしまうかもしれません。ここでも左翼が足を引っ張るということでしょうか。日本も他山の石とすべきでしょう。 Germany has a 'massive problem' that has reportedly knocked almost all of its Eurofighter Typhoon fighter jets out of commission ドイツの「大規模問題」でユーロファイター・タイフーン戦闘機ほぼ全機が供用不能状態に Christopher Woody May. 4, 2018, 6:23 PM http://www.businessinsider.com/german-military-fighters-jets-not-ready-for-combat-2018-5 エストニア・アマリ基地を離陸するドイツのユーロファイター・タイフーン March 2, 2017.Thomson Reuters ドイツ軍のユーロファイター・タイフーンの大部分が戦闘投入不可能の状態と伝えられる ドイツ軍装備が稼働できなくなる事例はこの他にも発生している ドイツ国防軍にはこの問題が付きまとっており、同国政府では国防予算増額で問題解決すべきかの議論が巻き起こっている ドイツ空軍が解決を迫られる「大規模問題」のため128機あるユーロファイター・タイフーン戦闘機のうち戦闘投入可能なのは4機しかないとドイツのスピーゲルが5月2日に伝えている。 ドイツ技術陣は同機搭載のDASS防衛システム(防御用の警告装備)で冷却液が主翼端ポッドから漏れているのが見つかったことを危惧している。ポッドにはセンサーが内蔵されており、このの問題は半年前にはじめて見つかっていた。 問題の核心は特定部品「グリースニップル」で冷却機能そのものを司るものだ。技術陣は不良ポッドを交換したとスピーゲルが伝えているが、同部分のメーカーはオーナーが変わり、再認証が必要なため供給が間に合わないのだという。 この装備がないと同機はミッション実施が不可能だ。

動き始めたB-52エンジン換装

エンジン換装とは簡単にいかないのか、完全に新エンジンに変わるのがこれから16年後というのはいかにも長期間にわたる事業ですね。それだけ統合が大変なのか、いったん主翼に手を付けるとあちこち機体をいじることになるのか。とはいえエンジン換装したB-52がさらに供用期間を延ばすことになれば大きな見ものですね。 USAF Nuke Chief Not Expecting Easy B-52 Engine Upgrade B-52エンジン換装作業を楽観視していないUSAF核戦力部門長 May 1, 2018 James Drew | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/usaf-nuke-chief-not-expecting-easy-b-52-engine-upgrade 米空軍ジャック・ワインステイン中将によればB-52Hのエンジン換装に「慎重ながら楽観視」しているという。: U.S. Air Force 米 空軍が ボーイング B-52Hのエンジン換装に向かう中、空軍上層部はこれが簡単な作業ではないことを十分認識している。 ボーイングから1960年、61年に納入されたストラトフォートレスはほぼ60年間にわたり核戦略爆撃機の中心の座についてきた。エンジンカウリングで亀裂が見つかり主翼内の配線をし直す作業で驚くような現象が多々見つかるはずだ。 「古屋を大改修すると壁の後ろにアスペストが見つかることがよくあるでしょう」と語るのはジャック・ワインステイン中将 Lt. Gen. Jack Weinstein (戦略抑止力・核兵器担当空軍参謀次長)だ。「エンジン換装が簡単に進むと断言するつもりはありません。換装方法の選定や最良の方法の模索など仕事は多いです」 ここ数年間にわたり空軍はエンジンメーカー各社と連絡しB-52Hが搭載する プラットアンドホイットニー TF33-103八基換装の可能性を探ってきた。一時はエンジン四発案を検討したが非現実的と判明した。 そこでTF33-103を同じ八発の新型で信頼性が高く燃料消費が優れたビジネスジェット用エンジンを民生部門から調達する。この案は技術的には可能だが機体と兵装は再認証が必要となる