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★★アーレイ・バーク級フライトIIIの設計がほぼ完了。新型レーダーに注目。

レイルガン、レーザーより今回お伝えするレーダー性能の向上は大きな要素になります。ベイスライン9の先を行く10も登場しました。次期イージス艦はますます威力を増しそうです。日本での登場は米海軍と何年か開きが出るはずでそれまでに技術も成熟化するはずですから楽しみですね。NIFC-CAは日本に必要なのか当方は理解できないのですが。一から日本が作れば相当の費用がかかるので使用料を払っても使わせてもらえば米海軍にも有益でしょうね。アーレイ・バーク級は近年まれにみる量産艦となり、途中の技術進歩をうまく取り入れていますね。 Navy Finishing Design for New Guided Missile Destroyers 米海軍の新型誘導ミサイル駆逐艦設計が完了に近づいている   Scout Warrior - Nov 16, 9:00 AM https://scout.com/military/warrior/Article/Navy-Finishing-Design-for-New-Flight-III-Guided-Missile-Destroyers-106416530 米海軍は新型誘導ミサイル駆逐艦の設計をほぼ完成させた。ハイテク艦としてレーザー、レイルガンの他に高性能レーダーで敵の対艦ミサイルへ現行の二倍の距離から対応可能となる。 海軍海洋システムズ本部(NAVSEA)関係者がScot WarrorにDDG-51フライトIIIアーレイ・バーク級駆逐艦の設計作業がほぼ完成したと伝えてくれた。就航開始は2020年代になる。フライトIII艦は22隻を建造予定であると海軍の技術文書からわかる。 新型駆逐艦では高性能センサー、兵装、防御装置、レーダー技術を盛り込み脅威対象の進展に歩調を合わせ米海軍の技術優位性を維持させるのが狙いだ。 「DDG-51フライトIIIは91パーセントの設計が完了しており、建造開始までに完成する予定です」(NAVSEA広報官) 際立つのが新型高性能レーダーで現行のフライトIIA艦以降の技術進歩を取り入れる。システムの要が艦載イージスレーダーであり、宇宙空間から大気圏に突入する弾道ミサイルを長距離探知するとともに接近する対艦巡航ミサイルをあわせて探知するのが役目だ。 海

スペースXが打ち上げる「ズーマ」衛星の正体は?

SpaceX is about to launch 'Zuma,' a top-secret satellite that's shrouded in mystery  スペースXがトップシークレット 「ズーマ」衛星の打ち上げ準備中 米政府発注の謎に包まれたズーマペイロードがスペースXのファルコン9ロケットに乗せられている。 Nov. 15, 2017. SpaceX/Twitter   Dave Mosher    Nov. 17, 2017, 9:32 AM http://www.businessinsider.com/spacex-zuma-classified-satellite-launch-video-2017-11 スペースX が米政府向け第三回目打ち上げの準備に入った。積み荷はトップシークレット宇宙機で同社は「ズーマ」と呼ぶが詳細は不明だ。 打ち上げはフロリダのケネディ宇宙センターから17日東部標準時午後8時に予定され、午後10時に変更の可能性もある。スペースXはYouTubeで打ち上げを実況中継する。 スペースXは極秘衛星打ち上げを水曜日に予定していたが延期していた。理由は天候ではないようだ。同社はフェアリング(ロケット先端部)の点検を「別の顧客」が行ったため待機状態になったと説明している。金曜日の打ち上げもキャンセルの可能性がある。 再利用可能ファルコン9のブースター(全長123フィート)はズーマを地上数十マイル上空に送ってからケープカナベラル空軍基地に帰還する。ブースター切り離し後は小型第二段ロケットを点火し極秘ペイロードを軌道に乗せる。 衛星を所有者が米軍なのか民間企業かも不明だ。スパイ衛星は国家偵察局(NRO)が打ち上げるのが普通だが、同局はズーマと関係ないとAviation Weekに述べている。 スペースXもズーマミッションの内容について回答を拒む中で、 ノースロップ・グラマン が関与を認めている。同社広報担当役員ロン・レインズがBusienss Insiderに以下伝えてきた。 「ノースロップ・グラマンはズーマ打ち上げに関与できることを光栄に感じております。この政府ミッション打ち上げはコスト効果の高い宇宙アクセス実施方法となります。米政府はノ

日本国民よ現実を見よ、NBC想定して訓練中の海兵隊岩国基地

こうあってほしいと願うだけでは現実は変わりません。まだモリカケが国政の最優先事項だと考えている人たちは同じ国内ですでにこういう想定で準備がされていることをどう受け止めるのでしょうか。おそらく受け入れないでしょう。しかし、これが冷徹な現実であり、言葉の応酬を繰り返す「民主体制」を冷笑している外部勢力が日本の価値観など全く気にもかけずに着々と準備をしていることを忘れてはなりません。   America's F-35s are Preparing to Fight North Korea During a Nuclear War米軍F-35部隊は北朝鮮へ核兵器投入後の想定で準備中   Dave Majumdar November 17, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/americas-f-35s-are-preparing-fight-north-korea-during-23267 米国と北朝鮮のにらみ合いが続く中、朝鮮半島は戦争の不安でおおわれている。 北朝鮮と開戦になれば、史上最も残虐な戦いになりそうだ。核兵器、化学兵器に加え生物兵器まで投入される可能性がある。そうなると米軍は汚染された環境での作戦を覚悟しなければならない。このため岩国基地の121海兵隊戦闘飛行隊は隊員は任務対応防護体制(MOPP)第四段階装備を着用してロッキード・マーティンF-35B共用打撃戦闘機の離発着を繰り返している。 「MOPPは海兵隊でも普段は使わない装備ですので訓練は重要です。実際に着用しても抵抗がなくなる効果があります」とVMFA-121付け整備統括官マーティン・アルドレーテ二等軍曹が太平洋軍公式報道資料で語っている。 MOPP装備を着用しての訓練で海兵隊はF-35B運用を化学攻撃、生物兵器攻撃後の環境でも実施し、核攻撃後の放射性降下物からも身を守れる。各隊員には北朝鮮による攻撃は現実的な想定だ。 核、化学攻撃を基地から離れた地点が受ける想定も非現実的ではない。北朝鮮との緊張は高く、開戦となれば平壌は核兵器投入もためらわないはずだ。北朝鮮が化学兵器、核兵器で米軍の大規模航空基地を攻撃するのは論理的にありうる。 ただし、ジム・マティス国防長官

Tu-160新型M2がロールアウト、ただし調達はスムーズに進まない模様

Russia Rolls Out New Tu-160M2, But Are Moscow's Bomber Ambitions Realistic? ロシアがTu-160M2をロースアウトしたが戦略爆撃機整備計画は現実に即しているのか Despite budget cuts and other issues, the Kremlin remains optimistic that flight testing will begin within months.  予算削減他にもかかわらずクレムリンはフライトテスト開始は数か月以内と楽観的 UAC BY JOSEPH TREVITHICK NOVEMBER 16, 2017 http://www.thedrive.com/the-war-zone/16175/russia-rolls-out-new-tu-160m2-but-are-moscows-bomber-ambitions-realistic ロシア合同航空機企業( UAC )が同社カザン工場で改良型Tu-160M2試作1号機をロールアウトした。ロシア空軍は同機をTu-95MSと並ぶ戦略核攻撃力の柱と見るが、予算不足、産業基盤の弱体化他で装備近代化は簡単にいかないだろう。 2017年11月16日、ロールアウトと同時にロシアの副首相ドミトリ・ロゴジン Dmitry Rogozin は2018年にフライトテストを開始、低率初期生産はその翌年に開始し、2023年から連続引き渡しすると発表。その時点でUACは年間2-3機を引き渡す。クレムリンは2015年にブラックジャック生産ライン再開を発表していた。 Tu-160Mと比べてTu-160M2の改良内容の全体像がわからないが、ロシア関係者はM2は従来型Tu-160と部品点数ほぼ6割が共通と説明していた。 M2が完全新規製造機なのかも不明だ。UACでは試作機は既存機を改装したものと認めるが、ロシア軍は最低50機調達したいとしており、Tu-160Mの生産機数はわずか16機だ。 UAC公表の試作一号機の写真を見ると機体大部分は大きな違いはないようだ。ソ連時代のTu-160はロシア愛称が Beliy Lebed (白鳥)であり、1970年代に開発開始し、初飛行

中国の台湾侵攻等野望を止めるのは周辺国のA2/AD戦略だ

うーん、この通りなら中国の軍拡が進んでも日本含む周辺国がA2/ADを独自に整備すれば、中国はさらに軍事支出をふやしいつか破綻するのではないでしょうか。もちろん周辺国も侵攻を受けるリスクが増えるわけですし、中国の既得権も認めることになるわけですが。一種の開き治り戦略ともいえるでしょうね。両陣営が戦わずに勝利をそれぞれめざすことになります。それにしても中国に同盟国がないことが救いで、それだけにふらふらする韓国の動向が非常に気になるところです。 Why China Can't Conquer Taiwan in a War 中国が台湾を背圧武力制圧できない理由 Zachary Keck November 17, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/why-china-cant-conquer-taiwan-war-23254?page=show 第19回党大会で権力基盤を固めた習近平主席が内向きになる米国を見てアジア太平洋を中国の思いのままにする好機と見ているかもしれない。この度発表された研究成果ではこの点に触れつつ、北京に周辺国を敗退させる軍事力はないと分析し、とくに台湾占領は無理だとする。 研究をまとめたのはマイケル・ベックリー Michael Beckley(タフツ大准教授(政治学))で学術誌 International Securityに掲載した。ベックリーは米軍支援が最小限でも中国周辺国が各国で接近阻止領域拒否戦略を取れば中国軍の阻害は可能と主張。 「東アジアで新しい軍事力バランスが出現の兆候があり、米国は中程度のリスクで兵力増強が可能だ」「このバランスは今後も安定したままとなる。各国のA2/AD効果を打ち破る兵力投射能力は中国に実現しないためだ。根拠は兵力投射部隊の整備はA2/AD部隊整備よりはるかに大規模な予算が必要となるからだ」と述べている。 A2/ADは米国の介入をさせない中国戦略として語られているが、ジェイムズ・ホームズ、トシ・ヨシハラ、アンドリュー・クレピネヴィッチ等は米国はアジア同盟国とともにこの戦略を中国相手に展開すべきと主張している。中国を困難にさせればよいというのだ。ベックリーは「この戦略では米国は東アジア制海権は断念す

新型英空母クイーン・エリザベスの就航は12月7日に

Queen Elizabeth to formally join fleet クイーン・エリザベスの就役近づく    Source: Crown Copyright Tim Ripley - IHS Jane's Defence Weekly 17 November 2017 http://www.janes.com/article/75777/queen-elizabeth-to-formally-join-fleet 英海軍クイーン・エリザベス級空母一号艦が建造業者による海上試験をこの度終了し、12月7日に艦隊編入される。 国防相ギャビン・ウィリアムソン Gavin Williamson が11月16日にイングランド南西海上で公試中の同艦を訪れ発表した。 就役式典にはエリザベス女王が参列しポーツマス海軍基地で行う。同艦の建造は エアクラフトアライアンス が行った。式典後に正式HMSクイーン・エリザベスとなる。 同艦は10月30日出港し建造者公試験第二段階を開始している。狙いは通信機能、レーダー等のセンサー機能だ。オープンソースAISトランスポンダー追跡によれば同艦はランズエンド周辺からコーンウォール北海岸を航行していたのがわかる。■

★中国が超大国になれない5つの理由

中国の経済崩壊がいつになるのか、しびれを切らしている方もいるでしょうが、永久に今の虚偽は続けられないはずです。その日が来た時になんとか世界に影響を最小限にしてもらいたいものですが、そうはいかないでしょう。北朝鮮崩壊どころの話ではありません。以下の記事を読むと中国指導部の悩みがわかるはずですが、そんな悩みは顔に出さず強硬姿勢を貫くのは共産党独裁体制で培われた能力なのでしょうか。いつまで張り子のトラを維持できるのでしょうか。 These 5 Things Could Challenge China's Rise 中国の台頭を阻む5つの要素 China’s fear of domestic fracture persists even as Chinese focus on the outside world increases. 対外世界への関心が高まっても中国は国内分断に恐れを抱く   Jonathan Ward Reed Simmons November 14, 2017 http://nationalinterest.org/feature/these-5-things-could-challenge-chinas-rise-23200?page=show ジョージ・W・ブッシュ大統領が胡錦涛主席(当時)に夜眠れなくなる悩みがあるのか聞いたところ雇用創出と答えたそうである。毎年中国に加わる25百万人に仕事を提供するにはどうしたらいいか。  胡錦涛時代の中国と今は違う。「平和理に中国を発展させる」は「偉大な中華国家の再生」に道を譲り、先月の第19回共産党大会で習近平は中国は「世界の中央舞台に進みつつある」と堂々と宣言した。  今日の中華人民共和国(PRC)は自信たっぷりで南シナ海、初の海外基地、アジアインフラ投資銀行、一帯一路まで世界規模で中国の足場構築を進めている。では中国指導部はどれだけ変化しているか。外向きの自信と裏腹に最高指導部には心配が絶えないのである。  中国共産党(CCP)はの脳裏を離れない問題を取り上げてみた。地理、米国、他勢力の動向、「分離主義」、経済安定の五つだ。 地理 中国の拡張主義と自信の強さの背景で触れていないが戦略的地理条件は中国に不利だ。  中国は世界最