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★日本向けオスプレイ一号機が姿を現しました

早く日本の空で日本人操縦の姿を見たいです。塗装は海上自衛隊向けと思うほどのスキームになっているのは海上運用を強く意識したためでしょうか。迷彩塗装より格好いいですね。呼称はV-22になるのでしょうか。 Here Is Japan’s First V-22: The First Osprey Tilt-Rotor Aircraft For A Military Outside Of The U.S. 日本向けV-22初号機は米国外向け初のオスプレイ   By David Cenciotti Aug 26 2017 - https://theaviationist.com/2017/08/26/here-is-japans-first-v-22-the-first-osprey-tilt-rotor-aircraft-for-a-military-outside-of-the-u-s/ 日本向けV-22初号機がアマリロでエンジンテスト中に撮影された 日本向けV-22オスプレイ全17機の一号機がベルヘリコプターのアマリロ組立施設(テキサス)で初飛行準備に入っている。 日本向けV-22は米国外の軍組織が導入する初の機体となる。写真はポール・ローレンス・ブレイメンが2017年8月24日に撮影した。日本向けカモフラージュ塗装を施し、初飛行前エンジンテストをしていた。 陸上自衛隊が受領するV-22ブロックC機体は米海兵隊がMV-22として運用中の機体と同じだ。 オスプレイは災害救援活動も行う想定だが、揚陸作戦支援に投入すべく米軍(米海兵隊、米空軍)との共同作戦能力も備わる。 機体17機と関連部品装備合わせて陸上自衛隊への売却総額は30億ドルに及ぶ。導入は2015年に決まったが、沖縄での同機にはティルトローター構造のハイブリッド機として事故が多発するとの懸念で批判がついてまわっている。■ Image credit: Paul Lawrence Braymen

歴史に残る機体(14)ダグラスA-4スカイホーク

小型で使い勝手が良かったのでしょうね。ただし電子装備などの拡張スペースが足りず後年は苦しい対応もあったようですが、費用対効果の高い機体だったようです。   How the A-4 Skyhawk Ruled the Skies 空を制したA-4スカイホークの歴史   Sebastien Roblin August 20, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/how-the-4-skyhawk-ruled-the-skies-21967?page=show 今日のジェット戦闘機では大型化、複雑化の代償で価格が上昇気味だ。一方で合理的な価格ながら歴史に残った機材もある。その例がA-4スカイホークで使い勝手の良い小型機でいながら大量の搭載能力を発揮し米航空機史に残る機材となり、同様にイスラエル、アルゼンチンにも意義深い機材になった。 1952年、ダグラス航空機のエド・ハイネマン技師が米海軍のAD1スカイレイダー後継機を検討していた。ピストン戦闘爆撃機として空前の大きさの機材の後継機が逆に最も小型かつ軽量のジェット機として提案された。ハイネマンはあらゆる角度からスカイホークの重量と複雑度を削り、生まれたのは全長12メートル空虚重量僅か5トンの機体だった。主翼はデルタ形状だが小型で翼幅8メートルを切り、空母搭載で折りたたむ必要がない。小型化に加え短距離離着陸性能が実現し、スカイホークは1956年の供用開始からその使い勝手の良さを発揮し、とくに飛行甲板が短い通常型空母で多用された。 エンジンはJ65ターボジェットで、スカイホークは敏捷性はあるが最大速度も毎時670マイル程度と高速機でなかった。初期型はレーダーがなく、敵戦闘機に熱追尾式サイドワインダーミサイルと20ミリ機関砲二門で対抗した。だがスカイホークの任務は対地攻撃でそのためハードポイント三か所で合計8千から10千ポンドの兵装を吊り下げ、核兵器にも対応していた。 安価ながら信頼性に富み、効果が高い機材で海軍、海兵隊が大量発注し、生産は各型式あわせ2,500機に上った。1960年代初めには各空母にスカイホーク攻撃飛行隊が少なくとも二個搭載され、初の原子力空母には四個飛行隊があった。エイビオニクスを改良し、空中給油能力

米、中、露の爆撃機が日本周囲を飛行する特異な日になった8月24日

8月23日から24日にかけて特異な飛行が日本・韓国周囲で発生してたことが分かりました。これが「特異」なのかこれからも発生するのかが問題でさらに朝鮮半島情勢も加味するとその意図を正確に理解していかねばなりませんね。航空自衛隊のスクランブル回数もこれでは増えるばかりです。大丈夫でしょうか。 U.S., Chinese And Russian Bombers Each Flew Air Patrols Over East China, Sea Of Japan Close To The Korean Peninsula In Last 24 Hours 米、中、露三国の爆撃が24時間以内に東シナ海、日本海上空から朝鮮半島付近まで飛行していた   Aug 24 2017 - 0 Comments By David Cenciotti https://theaviationist.com/2017/08/24/u-s-chinese-and-russian-bombers-each-flew-air-patrols-over-east-china-sea-of-japan-close-to-the-korean-peninsula-in-last-24-hours/   8月24日にはロシアのTu-95ベア編隊も韓国領空近くへ進出していた。 Tu-95MS戦略爆撃機二機が韓国の防空識別圏に侵入し、韓国空軍戦闘機がスクランブルし「侵入機」を数マイル離れた地点から追尾した。この出来事はロシアが朝鮮半島に接近飛行すること自体がまれなため注目される。 一般的にADIZは「陸上あるいは海上の空域で国家安全保障の観点から民間機の識別、位置情報および管制を行う場所」とされる。 ADIZは領土の先にまで設定されるので該当国は敵意ある航空機への対応時間で余裕が生まれる。許可なく識別圏内を飛行する機体は脅威対象と認定され敵機の扱われることとなり、戦闘機による迎撃対象となりVIDすんわち視覚上の識別を受けることになる。 「ロシア機編隊は昨日午前、韓国防空識別圏に侵入し韓国空軍機が緊急発進した」と韓国聯合通信が軍関係者の発言を伝えている。ただしロシア機は韓国領空を侵犯していないと空軍は説明。 ロシア国防省によればベア編隊はスホイSu

米海軍で相次ぐ衝突事故は某国ハッカーによるものなのか

これが本当なら軍艦の保安体制をいかに強固にしても民間商船を乗っ取れば海軍力を脅かすことができるはずです。商船の数は膨大でかつセキュリティ対策もばらばらなため狙われやすくなってしまいます。米海軍が世界の笑いものだとまで公言してはばからない国があり、まっさきに関与を疑われるでしょう。しかし日本近海でも発生した事案までハッカー集団のしわざとすれば、日本国内に実施能力を有する協力者がいることになります。思い当たる筋はありますが、口だけの反体制派であり、批判がすきなだけの人たちなのでこの説は怪しくなっていますね。 Could hackers be behind the US Navy collisions? 米海軍海上衝突事故の背後にハッカーがいるのか USSフィッツジェラルドは2017年6月17日に民間商船と衝突事故に巻き込まれた。横須賀海軍基地へ帰港した事故翌日の姿 TYLER HLAVAC/STARS AND STRIPES   By ELIZABETH WEISE | USA Today | Published: August 24, 2017 https://www.stripes.com/news/navy/could-hackers-be-behind-the-us-navy-collisions-1.484351#.WZ_bnChJbcs SAN FRANCISCO (Tribune News Service) — 米海軍艦船で相次いで発生した民間商船との海上衝突事故の裏にハッカーがいるのか。専門家の意見では可能性は限りなく低いながら不可能ではないとし、米海軍が調査を開始した。 ツイッターの噂では、衝突事件二件はサイバー攻撃あるいはジャミングが原因だ。今年に入り米海軍関連の事故が連続4件発生しており、うち二件が死亡事故になったが高度なコンピュータ装備を備えた軍艦で航法上の過ちが起こったことから世界規模の米政府へのサイバー攻撃へ懸念が生まれている。 海軍作戦部長ジョン・リチャードソン大将もツイッターで今週月曜日にサイバー侵入や妨害活動の証拠はないが、「想定できる可能性すべてを検討する」と述べた。 技術に詳しい専門家の言ではGPSがハッキングされ艦の航法装備が悪影響を受けるシナリオは可能としながら今

★米海軍で秘匿性最高のUSSジミー・カーターの内側

ジミー・カーターはまだ存命ですが、潜水艦勤務士官だった本人からすればこの命名に感じるものが多かったでしょうね。(原子力動力の原理を正しく理解する初の大統領だったはずです。)シーウルフ級はこうしてみるとバラバラな命名基準でもし予定通り多数建造していたら艦名の混乱が避けられてなかったでしょうね。   Inside the USS Jimmy Carter: America's Most Secret Attack Submarine Ever USSジミー・カーターの内側、米海軍で最も秘匿度が高い攻撃型潜水艦   Joseph Trevithick August 18, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/inside-the-uss-jimmy-carter-americas-most-secret-attack-21946?page=show 2013年1月20日、シーウルフ級攻撃型潜水艦USSジミー・カーターは母港ワシントン州バンゴーを出港し、ほぼ二か月後に真珠湾に修理のため入港した。 謎に包まれた航海だ。初の海上任務で同艦がどこに行ったのか、乗員150名が何をしたのか不明だ。シーウルフ級は米軍で最も秘匿性の高い装備であり、そもそも海軍の「沈黙の部隊」に関する情報を探すのは困難だ。 ジミー・カーターが何らかの任務を行っていたことはわかる。同艦の公式年鑑ではミッション7とだけ記載されている。「外部支援が全くない中で極めて厳しいストレスがかかる環境で任務を遂行し、USSジミー・カーターの伝統たる死活的国益の追求における優秀な成果を続けた」。 同艦の公式記録ではミッションに関する記載に7月ピクニックとかハロウィーンパーティーが見られる。だがミッション7で大統領殊勲部隊章を受けており、「武装した敵相手に類まれな英雄的行動を示した」と公式海軍記録にある。 シーウルフ級最終建造艦ジミー・カーターは唯一無二の存在だ。建造中にペンタゴンは艦に100フィート2,500トンのモジュール多用途プラットフォームを挿入し、水中無人艇、SEALs他の搭載能力が備わった。 さらに重要なのは同部分は砂時計のような形で海中通信線を見つけ盗聴器を海底に敷設できる

ますます劣勢になる北朝鮮の通常兵力が核兵器依存につながる

F-35の配備でますます劣勢を自覚する北朝鮮が自暴自棄になり日韓両国にむけて先制攻撃をする可能性が増えないか心配です。逆に言えば北朝鮮に退路はもうないのですが。 F-35 Is Newest Thorn In North Korea’s Side F-35は北朝鮮から見れば最新の棘だ Aug 16, 2017 James Drew | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/combat-aircraft/f-35-newest-thorn-north-korea-s-side ロッキード・マーティンF-35の日韓両国配備は北朝鮮の通常兵器での劣勢拡大を明らかにする効果がある: U.S. Marine Corps 米海兵隊は自らを「槍の先頭」と自慢するが東アジアでは「グリーンナイツ」の海兵戦闘攻撃第121飛行隊(VMFA-121)は氷山の頂点以上の存在で、実戦投入可能なロッキード・マーティンF-35最初の十数機を配備した飛行隊として今後数十年にわたり同地域に駐留することになりそうだ。 2020年代初頭には北朝鮮は米最新第五世代戦闘機100機超と対峙することになり、うち42機が日本、40機が韓国所属でここに米空軍・海兵隊・海軍の前方配備機材が加わる。 中国・ロシアの支援がなければ北朝鮮に共用打撃戦闘機部隊に対応する可能性は皆無となる。制空し、ミサイルを地上で捕捉破壊し、地上部隊の前進を支援するのが同部隊の任務となる。北朝鮮には旧ソ連製および自国開発レーダーや地対空ミサイルがあるが、ステルス機を事実上止められない。 Randコーポレーションのセキュリティ専門家によればステルス機投入で北朝鮮の「通常兵器の著しい不利性」があらわになるという。だからこそ北朝鮮は核兵器とミサイル開発に躍起となっているのだ。 北朝鮮に核濃縮工場が三か所あるといわれ、核弾頭30ないし60個があるはずだ。大陸間弾道ミサイル三種類を同時開発中でこのうち二段式火星-14型を7月に二回発射した。 北朝鮮は核兵器を西側軍侵攻を食い止める究極の手段と見ており、連合軍が先制攻撃の兆候を見せれば一気に短距離ミサイルで韓国や日本国内の軍事施設や主要都市を攻

USSジョン・マケイン衝突の第一報

UPDATED: USS John McCain Collides with Chemical Tanker in the South China Sea; 10 Sailors Missing, 4 Evacuated USSジョン・マケインが化学タンカーと南シナ海で衝突、乗組員10名行方不明、4名搬送ずみ By: Sam LaGrone August 20, 2017 8:17 PM • Updated: August 21, 2017 12:02 AM https://news.usni.org/2017/08/20/uss-john-mccain-collides-merchant-ship-south-china-sea-search-rescue-operations-underway 写真 USSジョン・S・マケインが航行中。 June 17, 2017. US Navy Photo USSジョン・マケイン(DDG-56)がリベリア船籍の化学タンカーアルニックMC(3万トン)と現地時間月曜日5:24 a.m(日本時間6:24a.m.)、シンガポールに近い南シナ海で衝突した。同艦は現在自力でシンガポールのチャンギ海軍基地に向かっている。乗組員5名が負傷し、10名が行方不明だ。 第七艦隊が以下発表している。 「負傷した乗員のうち4名はシンガポール共和国海軍のピューマヘリコプターでシンガポール病院へ搬送され深刻な状況ではない。「五名目の乗員は医療手当はこれ以上不要な状態だ」 残る乗員が浸水箇所数点に奮闘中だと海軍関係者がUSNI Newsに日曜日夜に伝えている。推進力、電力は限定的だが移動途中の同艦の通信状態は良好だ。強襲揚陸艦USSアメリカ(LHA-6)が接近し支援を行っている。 「第一報ではジョン・S・マケインは左舷後方を損傷したとある」と第七艦隊は声明文を発表。「艦の損傷度と乗員安否を確認中で事故調査は今後実施する」 第七艦隊によればシンガポール海軍からSSギャラント(97)、ヘリコプター数機と沿岸警備隊バスキング・シャーク(55)が救援中。USSアメリカのMV-22、MH-60も事故対応にあたっている。 今年6月17日にはUSSフィッツジェラルド(DDG-62)が商船ACXクリスタル