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12月4日のヘッドラインニュース

12月4日のヘッドライン 筆者が注目する記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがあります。 F-35開発推進室の存続はぎりぎりで認められた 2017年度国防予算許認可法案の政治的妥結でJPO共同開発推進室は廃止を免れたが、ペンタゴンは来年3月までに事業統括の代替策の提出を求められている。 http://www.defensenews.com/articles/f-35-joint-program-office-saved-for-now ミニドローンを運用するオスプレイ 先行飛行させ着陸地点の情報を送る無人機をオスプレイに搭載する構想をペンタゴンが検討中。 http://www.defenseone.com/technology/2016/12/pentagon-wants-eye-reading-software-x-ray-tools-and-virtual-facebook-fight-terrorism/133562/?oref=d-river EU防衛行動構想が公表された 加盟国の集団安全保障作として年間55億ユーロを基金に繰入れ、各国の防衛体制の変化を奨励する内容だ。既存の各国防衛方針の調整変更から装備調達までこれまでの方向性を変えようとするもの。 http://www.janes.com/article/65905/ground-breaking-eu-defence-action-plan-unveiled 敵装備を乗っ取る新技術が開発中 米政府は産業界とともに敵通信制御を奪い、無人機など装備を自由に操る技術を開発中。これまでの技術は通信妨害に注力していたが、新技術Mesmerは通信の奪取が目標だ。 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/the-us-military-has-plan-take-over-potential-enemies-18559 USSズムワルトの修理作業はどこまで進捗しているのか パナマ運河で機関故障が発生し回航途中で修理を受けけている同艦だが、高性能誘導モーターからシャフト周りが浸水していた。出港の準備が整い、サンディエゴへ向かう。 https

歴史のIF ② フォークランド戦争でアルゼンチン潜水艦の魚雷が機能していたら

ASWが困難であることに改めて驚かされます。もっとも英海軍はフォークランドでは対潜哨戒機を運用できず能力で限定があったのでしょうが、ディーゼル潜水艦とは言え大きな脅威になることを示していますね。 How the Falklands War (Thanks to a Stealthy Submarine) Could Have Gone Very Differently Sebastien Roblin November 27, 2016 http://nationalinterest.org/blog/how-the-falklands-war-thanks-stealthy-submarine-could-have-18495 1982年に発生した短期間ながら熾烈なフォークランド諸島(アルゼンチン名マルヴィナス)をめぐる戦闘は英国海軍力による勝利と受け止められている。英海軍任務部隊は激しい航空攻撃をものともせず南大西洋でアルゼンチンから領土を奪還した。 戦いの殆どでアルゼンチン海軍のディーゼル動力潜水艦サンルイが英海軍に立向かっていた。同艦へほぼ200発の対潜兵器が向けられたが無傷で帰港している。同艦は対潜フリゲート艦に2回も攻撃するチャンスがあり、兵装が正常に作動していれば英国の勝利は大きな代償を求められていただろう。 アルゼンチン軍事政権はフォークランド諸島を占拠し、国内政治で点数稼ぎを狙った。実際に開戦になるとは考えなかった軍事政権は判断を誤り、英国首相マーガレット・サッチャーが事態をエスカレートし軍部隊を迅速に動員するとは予期していなかった。 作戦立案の不備を如実に語るのはアルゼンチン海軍の潜水艦部隊だ。機関不調で潜行できず、修理に入っている艦もあった。旧式のサンタフェがフロッグマン部隊を送り、4月2日の侵攻当日を支援したが、その時点で最新鋭のサンルイはその翌日に出港しマルヴィナス周辺で戦闘哨戒を実施する命令を受けた。 サンルイはドイツの209型ディーゼル潜水艦で小型かつ費用対効果の高い潜水艦で大量に建造された途上国向けの艦だ。排水量は1,200トンで36名が乗り組む同艦はマーク37対潜魚雷14発とドイツ製SST-4有線誘導式対水上艦魚雷10初を搭載。潜行時に42キロ、浮上時に21キロの

ヘッドラインニュース12月3日

12月3日のヘッドライン 筆者が注目する記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがあります。 中国J-16戦闘機の供用開始か Su-30MKKを参考にしたといわれるJ-16がまず少数中国海軍に配備開始した。今後、海軍向け機材、電子戦機材を加え、J-20等を補完する戦闘機部隊の中核になることが期待されている。 http://english.chinamil.com.cn/view/2016-11/29/content_7383344.htm Ht 韓国がフィリピン向けF-50PH二号機三号機を納入 KAI韓国航空宇宙工業がフィリピン空軍用に製造した高等練習機F-50PH2機が台湾高雄空港に11月30日到着し、フィリピンに12月1日到着する。 http://alert5.com/2016/12/01/kai-delivering-two-more-fa-50phs-to-philippines/#respond ボーイングT-X初飛行の準備進む ボーイングがSaabと共同で開発中の米空軍向け次期練習機案T-Xが年末の初飛行に向けて順調に準備作業を進めている。米空軍からの最終提案要領は12月に提示されると予想され、初飛行と同時並行になりそうだ。ボーイングは将来は同機の派生型追加を予想している。 http://www.defensenews.com/articles/boeing-t-x-headed-toward-first-flight 極超音速ミサイルの脅威 中国、ロシアが整備を進めていると言われる制御可能な極超音速ミサイルの脅威と対応策をまとめた報告書を米空軍が発表。中国の飛翔体DF-ZFは今年4月に実験をしており、ロシアもYu-71飛翔体の開発を進め、2020年ごろには実用化されるとの予測もある。対応策としてロッキード・マーテインはTHAAD改良型を提案している。 http://freebeacon.com/national-security/air-force-hypersonic-missiles-china-russia-pose-growing-danger-u-s/ 次のアジア内武力衝突は水資源をめぐる戦いになる 源流を

サイバー企業がスパイ活動のフロント、 中国企業へ警戒の目高まる

ファーウェイは日本でも着実に利用者を増やしています。Lenovoへも英米情報機関が警戒の目を向けていますが、こういった表向きはまともな中国企業が西側の日常生活に溶け込んできた分だけリスクが増えているということでしょうか。ビジネスと割り切るだけでは済まされない話です。 Pentagon Links Chinese Cyber Security Firm to Beijing Spy Service Joint Staff warns of cyber espionage dangers Chinese soldiers browse online news on desktop computers / A BY: Bill Gertz November 29, 2016 5:00 am http://freebeacon.com/national-security/pentagon-links-chinese-cyber-security-firm-beijing-spy-service/ 中国サイバーセキュリティ企業が秘密のうちに中国国家安全省に協力してサイバースパイ活動を展開しているとペンタゴン情報関係者が伝えている。 その企業、 博御信息 Boyusec (Bo Yu Guangzhou Information Technology Co) は 華為技術 ファーウェイHuawei Technologies と提携関係にある。ファーウェイは米情報部門から中国軍とのつながりを指摘されている企業だ。 ペンタゴン統合参謀本部のJ-2情報局による内部報告書によれば博御信息と華為は共同で保安製品をつくり、中国製コンピューターや携帯電話に組み込み、中国側にデータを送り、コンピューターや通信機器を制御しているという。 「国家安全省と華為とともにマルウェアを使いデータを盗み取り、機器の制御を乗っ取る事業を開始している」と博御信息関係者が述べている。 サイバー保安会社を隠れ蓑にして情報収集をすることはロシアも行っており、中国はその流れに沿っているだけだと専門家は見ている。 国防情報局はロシアの カスペルスキー がセキュリティソフトを産業用機器制御ネットワーク向けに販売しているが、実はサイバーでの危険度が生まれ

12月2日のヘッドラインニュース

筆者が注目する記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがあります。 F-22ステルス性能の維持は大変 シリア出始めて戦闘投入されてから二年が経つたが、機体表面の特殊塗布が剥離する問題に直面しているF-22で米空軍が苦慮している。塗布面に「シワ」が見つかり、レーダーに見つからないという低視認性が揺らいでいるためだ。 http://aviationweek.com/combat-aircraft/us-air-force-tackles-repair-f-22-stealth-coating 2017年度米国防予算 6190億ドルの新予算案では陸軍削減の動きに歯止めをかけ、サイバー軍団を独立させるが、F-35追加購入、F/A-18、B-21、フォード級空母での大きな動きはない。2017年度国防予算認可法としてオバマ政権による予算要求に32億ドルを追加した内容は下院審議を経て上院に送られる。 http://breakingdefense.com/2016/11/2017-defense-bill-heads-to-vote-adds-3-2b-16k-army-soldiers/ 中国サイバーセキュリティ企業がスパイ活動 中国サイバーセキュリティ企業 Bo Yu Guangzhou Information Technologyが国家保安省の情報州活動の隠れ蓑になっていることを米国貿情報関係者が明らかにした。同社は中国通信機器大手Huawei華為技術とも関係が深いが、Huaweiは中国軍とつながっていると判明している。両社は共謀して中国製品にマルウェアを組み込んで情報収集にあたっているとペンタゴンは判定。ロシアのカペンスキーも要注意企業と認定されており、ともに米国内の重要インフラ系統図を作成していたという。 http://freebeacon.com/national-security/pentagon-links-chinese-cyber-security-firm-beijing-spy-service/ 陸自89式小銃はすごい 豊和工業(愛知県)が製造するNATO正式弾5.56mmを使う45口径自動小銃の唯一の問題は世界に匹敵する他例がないことだが、生

★★この写真一枚で中国が怯える理由があるはず(日本向けF-35初号機)

This Photo Has China's Military Scared Stiff (Japan Now Has the F-35) Dave Majumdar November 30, 2016 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/photo-has-chinas-military-scared-stiff-japan-now-has-the-f-18566 日本向けのロッキード・マーティンF-35共用打撃戦闘機初号機がルーク空軍基地(アリゾナ)へ昨日到着した。 航空自衛隊にとっては第五世代ステルス戦闘機の配備に向けた第一歩になる。日本は高まる中国の脅威への対応能力向上に期待している。有償軍事援助(FMS)制度により日本は米空軍予備役第944戦闘機飛行隊と現役第56戦闘機飛行隊の要員からパイロット訓練を受ける。 日本向け1号機は2016年9月23日にロッキード・マーティンのフォートワース工場(テキサス)をロールアウトしている。日本は米国製造機材を4機発注している。残る38機は名古屋で組立る。日本のパイロット、整備員の訓練はFMS制度による初の養成事例となる。その他国の要員はF-35共同開発国としてルーク空軍基地で養成されている。 人民解放軍空軍、海軍の装備近代化が迅速に進んでいる中でとくにJ-15、J-16のような第四世代機に日本はマクダネル・ダグラスF-4EJファントムII、ボーイングF-15Jイーグル、三菱重工F-2で対応しているが、防空の実効性、反撃力で課題を実感しているところだ。 そこにF-35が投入されれば、空対空戦闘機としてステルス性能、センサー能力、ネットワーク機能もあるが真価は強固な防空地域への侵攻攻撃能力にある。中国のA2AD体制がロシアからS-400も導入して一層強力になる中で、日本がF-35を導入したことで中国の軍事冒険主義への抑止効果が生まれるだろう。■ Dave Majumdar is the defense editor for the National Interest. You can follow him on Twitter: @davemajumdar . Image

ヘッドラインニュース12月1日

12月1日のヘッドライン 筆者が注目する記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがあります。 日本向けF-35A初号機がルーク空軍基地へ到着 11月28日にアリゾナ州内の同基地に移動した。日本は機体を11月17日に受領している。今後同基地内で各国向け機体とともに要員訓練に供する予定。防衛省が発表しt. http://www.mod.go.jp/asdf/news/release/2016/1129/ ポーランドに米製スタンドオフミサイル供与 米国務省はポーランド向け有償軍事援助総額200百万ドルでスタンドオフミサイルJASS-MRの提供を承認した。国防安全保障強力庁が発表した。ポーランド空軍はF-16C・D型に搭載して運用する。 http://www.defensetech.org/2016/11/28/us-sale-standoff-missiles-poland/ ロシア海軍機はシリア地上基地から運用か ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフが搭載していたジェット戦闘機はシリア国内のロシア基地から運用していることが衛星写真で確認された。ロシア海軍のSu-33が8機とMiG-29KR1機がラタキア地方にあるロシア空軍基地フマイミムにあることがわかった。クズネツォフが搭載するMiG-29の一機が11月14日に着艦に失敗し墜落している。海軍機がフマイミムからシリア北東部の空爆に加わっていることが西側に確認されている。 http://www.janes.com/article/65775/russian-carrier-jets-flying-from-syria-not-kuznetsov 南シナ海の中国空軍基地は有効活用できるのか 中国はスプラトリー諸島で滑走路三本を整備し、防御用にHQ-9対空ミサイル(射程200キロ) YJ-12対艦ミサイル(同300キロ)を設置済み。機材としてJ-11やJH-7(同1,500キロ)を持ち込んでいる。中国はこの新基地をどう運用するつもりなのか。 http://nationalinterest.org/feature/chinas-shiny-new-air-bases-the-south-china-s