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★航空戦闘軍団「F-35AはISIS戦に投入まもなく可能」

米空軍はF-35AのIOC獲得で浮かれていますが、ソフトウェアの整備が追いついておらず機能は制限があるのでは。このまま投入するとしたら中東が一番好適なのでしょうが、中国を睨む太平洋地区では張り子のトラでは。初期段階で発生するトラブルにどう対応するかで今後の運用が決定づけられるはずです。実戦投入の結果に注目です。 Air Force: F-35 May Soon Attack ISIS KRIS OSBORN 2:26 AM http://www.scout.com/military/warrior/story/1692143-air-force-f-35-may-soon-attack-isis F-35はいつISIS攻撃に出撃するのか。前線司令部の要請さえあれば空軍上層部は「いつでも可」だという。 米空軍のF-35Aが作戦投入可能となった。イラク・シリアでISISを攻撃し、バルト海沿岸国でロシアへの抑止力として、あるいは太平洋で戦力の一部として投入されるのはまもなくと空軍上層部は語っている。 「空軍は世界規模で兵力運用をしています。中東にF-35の派遣を検討中です。現地司令官が求めてきたら、迅速に応じます」とハーバート・J・『ホーク』カーライル大将(航空戦闘軍団司令官)が報道陣に語った。 ISIS空爆に投入できる。米主導の連合軍はシリア、イラク上空で航空優勢を確立しており、F-35はレーザー誘導方式の対地攻撃兵器運用能力があり、GPS誘導方式の共用直接攻撃弾JDAMも投下できる。精密、レーザー誘導空対地兵器には通常爆弾を精密誘導ミサイルに改装したペイブウェイIIもある。F-35ではこの運用テストも成功裏に終わっている。 カーライル大将はF-35配備には中東、欧州に加え太平洋も可能との見方を紹介し、空軍が呼ぶ「戦域安全保障パッケージ」“Theater Security Packages”の一部になるという。 「必要が生じれば四隻程度の小規模部隊を迅速にホットスポットへ送ります。戦闘航空部隊も同じ考えです。F-35Aの初出動がTSPで実現する可能性もあります」と航空戦闘軍団報道官のベンジャミン・ニューウェルがScout Warriorに語った。 カーライルはF-22派遣前にF-35が欧州他の戦略拠点に

★★RANDが予測する米中戦の壊滅的結果

ここにきて米中開戦想定の記事が米側に増えています。中国国内ではなぜかKFCが襲撃を受けたりと民衆はアメリカへの反発を短絡的に示す一方、解放軍は動きを示していません。中国軍は共産党の機関であり、一部が言うような軍の暴走は考えにくいです。党の指示で機能する組織です。その共産党は今後100年の統治を想定しているはずで、今回の法廷決定を無視するのも大計に立った計画をしているからでしょう。西側が短絡的な動きを示せば北京の思う壺では。 New Report Details Why a War between China and America Would be Catastrophic Dave Majumdar August 1, 2016 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/new-report-details-why-war-between-china-america-would-be-17210 米中両国が開戦すれば両国に相当の被害が発生するが、今開戦となれば中国の損失の方が大きい。ただし中国が進める接近阻止領域拒否(A2/AD)整備で、中国有利が2025年に生まれる。それでも中国は米側より相当大きな被害を被るとRANDコーポレーションの最新研究成果が述べている。勝者は誰なのかあいまいになるのは軍事衝突は終わりなき人命損失へ悪化していくからだ。 「米側の軍事優位性が減少する中で作戦案が実現するか米国にも自信がなくなる」とこのたび出た報告書( David C. Gompert , Astrid Cevallos and Cristina L. Garafola )にある。「中国の交戦能力、特にA2ADが強化されると米国は主導権を握れず、中国防衛網の突破が困難になり、決定的な勝利は得られなくなる」 中国と開戦となれば戦場は海空が舞台となりそうだが、サイバーおよび宇宙装備が大きな意味を有すると報告書は述べる。RANDは通常戦のままと予測している。「両国とも部隊を広範囲に配備し相互に捕捉追跡し攻撃する能力が高いので西太平洋全体が戦闘地帯になり重大な経済的影響が発生する。」「核兵器使用は考えにくい。損害が極度に多い通常戦でも両陣営ともに核兵器の先制使用による放射能のリスクを恐れ

北朝鮮がノドンミサイルを発射し、秋田沖に着弾させた狙いは何か

暴走が止まらない北朝鮮ですが、制裁措置に効果がないことは明らかです。もっと効果のある対策が出てくると思いますが、当面何ができるでしょう。ミサイルの効果を否定するTHAADやPAC3の体制強化がひとつ。さらに都知事戦候補の一人が言っていたようにパチンコを規制することも本当に有効なら実施すべきです。日本が同国の資金源になってはならないでしょう。 Latest North Korea missile launch lands near Japan waters, alarms Tokyo SEOUL | BY JU-MIN PARK AND JAMES PEARSON http://www.reuters.com/article/us-northkorea-missile-idUSKCN10D2Q8 北朝鮮は3日弾道ミサイル発射し、一発が日本の経済専管水域内あるいはその外側に着弾し、国連安全保障理事会決議を再度破った。 ミサイル本体は日本の排他的経済水域内に落下したと日本の防衛省関係者は述べ、域内の緊張がさらに高まる。 発射されたのはノドン中距離弾道ミサイルのようで、1,000キロ飛翔したと韓国参謀本部は発表。 安倍晋三首相はミサイル発射は日本への「深刻な脅威」で日本政府は「強く抗議する」と述べ、追加発射に備え自衛隊を警戒態勢に置いた。 米国務省報道官は発射を非難し、「国際社会からの対応措置が一層強化される結果になるだけ」と述べた。 米戦略軍からはミサイルは二発探知し、うち一発は発射直後に爆発したと発表があった。 日本海まで到達したミサイルは日本時間午前7:50で平壌南西にある黄海南道South Hwanghae から発射されたと韓国統合参謀本部が発表した。 この発射で北朝鮮に「隣接国を広範囲で直接攻撃する狙いがある」のは明らかで「韓国では港湾、空港等が標的になる」と同本部は述べた。 今月後半に米韓両国が大規模な毎年恒例の演習を行う。演習自体は防衛的な性格で挑発の意図はないとしているが、北朝鮮は演習の度に抗議するのが通例で、侵攻の事前準備だとする。 7月19日には北朝鮮は東海岸から弾道ミサイル3発を発射し500キロから600キロを飛翔させた。 また米韓両国は高性能最終段階高高度地域防衛THAAD

★F-35AのIOC迫る 

IOC Tomorrow? F-35A Kills First Drone: ‘Boola Boola’ By COLIN CLARK on August 01, 2016 at 5:18 PM http://breakingdefense.com/2016/08/ioc-tomorrow-f-35a-kills-first-drone-boola-boola/ F-35 Fires AIM-9X WASHINGTON:. F-35が真価を発揮し移動目標の捕捉、照準、撃破に7月28日成功した。 「目標を撃墜するまで真の戦闘機ではないといわれるが、今回AIM-9Xを発射してこの関門を通過しました。撃墜に成功して米軍、同盟諸国が導入するF-35の戦闘能力が実証されました」と米空軍テストパイロット、レイヴン・ルクレア少佐の発言が本日午後発出の声明文に出ている。 同声明文では「テストデータおよび観測によりF-35が標的の無人機を搭載センサーで捕捉し、標的の航路情報をミサイルへ送り、パイロットが標的情報をヘルメット搭載ディスプレイ(HMD)で照準外の敵を撃破する能力を実証する形でAIM-9Xを発射し標的無人機を攻撃した」としている。 声明文を発出したJSF推進室は米空軍によるF-35Aの初期作戦能力獲得宣言が早ければ8月2日にも出ると見ている。ただし公式予告は出ていない。■

B-1を10年ぶりにグアムに配備し、中国をけん制する米太平洋軍

B-1 Bombers to Patrol Skies from Guam The Honolulu Star-Advertiser | Jul 31, 2016 | by William Cole http://www.military.com/daily-news/2016/07/31/b-1-bombers-patrol-skies-guam.html エルスワース空軍基地に駐機するB-1爆撃機。 (US Air Force/Zachary Hada) The Honolulu Star-Advertiser | Jul 31, 2016 | by William Cole 太平洋空軍からB-1B爆撃機隊がグアムに10年ぶりに展開するとの発表があった。 今回の動きは中国が南シナ海に爆撃機、戦闘機を飛行させると公言していることへの対抗策だ。 B-1は低レーダー断面積を有し時速900マイル以上で飛行でき「迅速な地球規模攻撃能力を実現し、抑止力の実効性を高め、同盟各国への安心感、地域内安全保障と安定の強化につながる」と太平洋軍(司令部ハワイ)が発表。 機数不明のB-1部隊は8月6日にアンダーセン空軍基地に移動し、ミノット基地(ノースダコタ)所属のB-52爆撃機隊と交代する。B-52隊は太平洋軍の連続爆撃機運用体制の一環でグアムに駐留していた。 B-1爆撃機隊には300名がエルスワース空軍基地(サウスダコタ)から随行する。 B-1が太平洋に配備されるのは10年ぶりだ。 グアムからB-52隊は国際空域の飛行の自由を守り、中国による主権の拡大主張へ反論してきた。 国際仲裁法廷が中国による南シナ海大部分の領有主張を棄却したが中国はこれを無視している。 2013年末にはB-52の二機編隊が東シナ海上空に派遣され、防空識別圏を設定し侵入時に許可をもとめた中国を公然と無視した。米国は同空域は国際空域としている。また南シナ海上空へもB-52が飛行している。 フィリピンにはA-10サンダーボルトIIの5機、EA-18グラウラー電子攻撃機4機をフィリピンに配備したこともあり、米国はオーストラリアと長距離爆撃機の配備を協議中だ。■

★★★米海軍の次世代戦闘機構想を妨害しているのはパイロット集団の閉鎖的思考だ

UCLASSなど革新的な無人機構想をことごとく廃案にしてきたのは海軍航空士官をトップとする組織内圧力団体であると判明しました。今回の記事の情報源はそのヒエラルキーに煮え湯を飲まされている向きなので多少割り引く必要がありますが、海軍の次期主力戦闘機がスーパーホーネットの焼き直しとなっては意味がありません。米海軍からステルス性重視はもうしないとの姿勢が示されていた背景にはこんな考えもあったのですね。そうなるとF-35Cを継子扱いするのもうなづけるところです。米空軍との共同開発など全く可能性がありません。 THE BUZZ US Navy's Sixth-Generation F/A-XX Fighter: Just a 'Super' Super Hornet? Dave Majumdar July 26, 2016 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/us-navys-sixth-generation-f-xx-fighter-just-super-super-17128 米海軍には2030年代以降の脅威環境の中で空母搭載戦闘機を運用構想で一貫した考えが欠乏しているようだ。National Interestが各種筋に聞いたところ海軍のF/A-XXでは接近阻止領域拒否A2/ADや新世代の敵側軍用機がいる中では対応できないことが判明した。その一方で海軍はF-35Cの効果には懐疑的なままだが、同機が時代の要求内容のほとんどに応える唯一の機体となる。 「将来の空に高性能地対空ミサイルのS-300やS-400が登場する予想の中で海軍航空兵力でこれまでの流れに固まった思考の先へ進む必要があるでしょう」と新アメリカ安全保障センターの国防戦略評価事業をまとめるジェリー・ヘンドリックスは述べている。 脅威は確かにあるが米海軍はロッキード・マーティンF-35C共用打撃戦闘機の空母配備は少数に留めて2030年代を迎える。海軍に近い筋の話では単発の同機の性能には海軍はもはや不安を感じていないが、ペンタゴンのN98航空戦部は海軍航空システムズ本部(NAVAIR)とともに同機の価格に高い懸念を示しているという。「あまりにも短絡的な見方だと思いますよ。価格水準が期待通り

もし戦わば① 駆逐艦ズムワルト 対 巡洋戦艦キーロフ

キーロフ級は排水量24千トン、ズムワルトは15千トンです。 Navy Zumwalt Destroyer vs Russian Battleship - Could the US Navy and Russian Wind Up in Combat on the High Seas? KYLE MIZOKAMI 3:49 AM http://www.scout.com/military/warrior/story/1691031-navy-zumwalt-destroyer-vs-russian-battleship ズムワルト級新型駆逐艦とロシアの巡洋戦艦が戦闘したらどちらが勝つか。両艦が公海上で対決する仮定で、それぞれの対艦ミサイルのうち最大射程の300マイルの距離があるとしよう。キーロフ搭載グラニットミサイルの有効射程だ。両艦とも相手の位置は把握していない想定で、その後突き止めるとする。キーロフにはレジェンダ・レーダー衛星システムがあり、ズムワルトはステルスでレーダー上ではちっぽけな漁船のように映る。 まず両艦とも必死に相手を探るだろう。ヘリコプターで水平線の先を探索させる。この状況ではステルスのズムワルトに圧倒的な優位性があり、ズムワルトのヘリコプターがキーロフをまず発見すし、位置データを母艦に送る。キーロフも米ヘリコプターを探知するがズムワルトの位置はつかめない。 ズムワルトがステルス性を保てれば、理論上は主砲射程まで接近できるはずだ。一方、ロシア巡洋戦艦は接近せず長距離からズムワルトを攻撃したがるはずだ。ロシアには不幸ながらキーロフの搭載するシステムは全てレーダー誘導方式である。キーロフはミサイルをズムワルトの推定位置に発射する。グラニットミサイルのホーミングレーダーはズムワルトの僅かなレーダー反射を捉えルノに苦労するだろう。 グラニットがズムワルトを補足しても、ズムワルトの防空装備が相手となる。SM-2中距離対空ミサイルが少なくとも18発あり、さらに改良型シースパロウ短距離防空ミサイルがある。ズムワルトはグラニットの殆どを撃墜する。 ズムワルトが主砲を使う可能性はあるだろうか。状況次第だ。最大射程の83マイル(134キロ)で高性能主砲システム(AGS)が長距離陸上攻撃弾を発射すると161.89