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デンマークの次期戦闘機選定始まる

Denmark Kicks Off Fighter Contest By Anthony Osborne tony.osborne@aviationweek.com Source: AWIN First aviationweek.com April 14, 2014 デンマークの次期主力戦闘機選考で4社に情報開示が要請されている。 ボーイングにF/A-18F スーパーホーネット、ユーロファイターにタイフーン、ロッキード・マーティンにはF-35A、サーブにグリペンEの詳細情報を請求中で、現行のF-16ファイティングファルコンの後継機種選定に入る。ダッソーのラファールは情報請求の対象から外れた。 各社の回答は7月の予定で選定は2015年中ごろに性能および耐用期間中の改修可能性、運用・維持費用、およびデンマーク国内産業へ生産面で業務発注の可能性があるかを考慮して絞り込む。 次期機種は2020年から2024年にかけ就役し、その時点でデンマーク空軍のF-16 は機齢45年になっている。 。 デンマークはレベル3の共用打撃戦闘機開発の署名国であるが署名国だからとって同機の購入は義務ではなく、デンマーク産業はF-35関連で国内に回ってきた業務量に失望していると何度も伝えられている。 一方でボーイングはスーパーホーネットをデンマーク王立空軍のエアショー(6月22日カルップKarup)に派遣する予定だ。 コメント  ズバリ大胆予想をすれば、デンマークが選定するのは ユーロファイター だと思います。スウェーデンのサーブは選びたくないのでは。F-35については経済が理由で選定外、F/A-18は将来性を考えると食指が動かないのでは。そうなるとユーロファイターですが、日本に売り込む際には産業協力をもちかけていましたね。どうなりますやら。

黒海の米海軍艦艇にロシア空軍がいやがらせ

クリミア情勢に加えウクライナ東部がきな臭いですが、黒海で任務遂行上の米海軍艦艇にロシア空軍がちょっかいをだしています。これは単に現場パイロットの勝手な行動なのか、計算されたロシアのメッセージなのか、まだ読み取れませんね。 Russian Fighter Buzzes U.S. Destroyer in Black Sea USNI NEWS By: Sam LaGrone Published: April 14, 2014 4:12 PM Updated: April 14, 2014 4:12 PM Arleigh Burke-class guided-missile destroyer USS Donald Cook (DDG-75) transits the Dardanelles en route to the Black Sea. US Navy Photo 黒海に入っている米海軍アーレイ・バーク級駆逐艦にロシア戦闘機が90分にわたり低空で上空通過飛行を繰り返していたことがUSNI Newsに国防関係者から伝えられた。 発生したのは4月12日土曜日でスホイSU-24フェンサー1機がUSSドナルド・クック(DDG-75)から1,000ヤード地点を高度500フィートで飛行したという。 同機は駆逐艦上空を12回通過したが、同艦は同機の接近前に数回無線交信を試みたが反応がなかった。空域にいた2機目のフェンサーは無謀な飛行はしていない。 「挑発的かつプロの資質を疑いたくなるロシア側の行為は国際慣行の上からもこれまでの軍事上の合意事項にも反するもの」とペンタゴンが発表している。「ウクライナにおけるロシア軍の行為は国際通念に違反しており、数か月継続しており、このような挑発行為は当方が求めているウクライナ情勢の鎮静化になんら資するものではない」 A Russian Sukhoi SU-24 Fencer. クックが黒海に入ったのは先週木曜日でクリミアへのロシア侵攻に対し、合衆国の同盟国向けにプレゼンスを示すのが任務だ。 今回のフェンサーの上空通過飛行はロシア外相セルゲイ・ラヴロフRussian Foreign Minister Sergei Lavrovが合衆国が1936年の通称海峡通過に関するモントルー協定に

ジェネラルアトミックスのUCLASS提案

米海軍のUCLASS構想に名乗りを上げる企業にはプレデターシリーズで有名になったジェネラルアトミックスもありますが、肝心のUCLASSの想定運用環境次第ではステルス性等の仕様が大きく変わりますね。やはり空中給油能力の付与も想定されているようですが、どうなりますやら。UCLASSでは四社が競合する形になりそうですね。 General Atomics Shows Off Company’s UCLASS Option USNI NEWS  By: Dave Majumdar Published: April 10, 2014 12:12 PM Updated: April 10, 2014 2:46 PM An artist’s concept of General Atomic’s Sea Avenger UCLASS bid taken from a display monitor. US Naval Institute Photo ジェネラルアトミックス は同社のシーアヴェンジャー Sea Avenger 無人機を原型にした案を米海軍の無人艦載監視攻撃機 Unmanned Carrier Launched Airborne Surveillance and Strike (UCLASS)として提案するとみられる。 4年前に海軍からUCLASS構想が発表となった際には同社のプレデターCを改修したシーアヴェンジャー案を売り込もうとしていた。その後、高性能攻撃機の機能を重視するか、情報収集監視偵察(ISR)機能を重視するかで意見がまとまっていない。 ある程度のISR任務を制空権が確保された空中で実施する能力を重視する向きが主流となってきた観があるが、海軍関係者以外にはUCLASSの仕様が何を求めているのか見えなくなってきている。海軍は情報管理をしているためだ。 もし海軍の要求水準が自由に飛行できる環境でのISRを重視し、高度のステルス性を軽視するのであれば、ジェネラルアトミックスのシーアヴァンジャー案に十分勝算が出てくる。 An artist’s concept of General Atomic’s Sea Avenger UCLASS bid taken from a display monitor. US Naval In

オーストラリアがF-35追加調達へ

Australia Likely To Order More F-35s By Bradley Perrett Source: Aviation Week & Space Technology aviationweek.com April 07, 2014 Credit: Lockheed Martin オーストラリアが ロッキード・マーティン F-35調達を58機追加する見込みがでてきた。実現すれば同国は合計72機のF-35を整備し、EA-18Gグラウラー12機と合わせ空軍力の近代化を図る。 このF-35発注は80億ドル規模で空軍の要求を政府は受け入れる構え。これによりロッキードはF-35の大口海外注文を維持する格好となる。オーストラリアは当初100機の導入を検討していた。 オーストラリア空軍(RAAF)は100機のF-35でF-111とF/A-18A/Bホーネットを退役させる予定だったが、F-35開発の遅延で変更を余儀なくさせられていた上、F-111が2010年に想定より早く舵一線を退いたことで、グラウラー購入に動いたもの。またスーパーホーネット24機がF-111の後任となり、課題は2020年に機体寿命が切れる旧式ホーネット71機の後継機種選択に移っていた。 もともとはF-35導入一本だったが、スーパーホーネット導入で代替策が見えてきた。オーストラリアにはスーパーホーネットを追加購入する選択肢とF-35 納入を待つか、取り消すことでスーパーホーネットのみによる部隊編成の可能性があった。 そこでオーストラリア政府はまず2機のF-35を発注し、追加12機の導入意向を示していたが、この12機は契約に正式に含まれていなかった。政府は今月半ばにも追加購入を承認する見込みだが、意思決定が遅れる可能性もある。 決定に当たり、政府は同機の性能、国内産業の関与、米国との同盟関係を考慮し、追加購入に動くこととした。また、F-35開発が安定化してきたことも考慮し、今後の機材供給が順調に実現すると見込み、初期作戦能力獲得を2020年とみていたが、当面戦闘機部隊の規模縮小は避けられない。 ただしグラウラー12機が2018年に実戦配備されると、実質的な戦力増加が実現する。 F-35追加調達が58機になるとRAAFの第一

次期大統領専用ヘリ選定結果の発表近づく

NAVAIR to Select Presidential Helicopter by End of May USNI NEWS By: Dave Majumdar Published: April 10, 2014 9:54 AM Updated: April 10, 2014 12:11 PM An artist’s rendering of Sikorsky’s bid for the VXX presidential helicopter. Sikorsky Photo 米海軍はVXX次期大統領専用ヘリ(マリーンワン)取得にむけ主契約企業を5月にも選定したい意向だ。 「決済手続きと契約手続きは最終段階にあり、数週間で最終発表できる運びです」とディーン・ピーターズ大佐(海軍航空システムズ本部VXX計画担当) Capt. Dean Peters, Naval Air Systems Command’s VXX program manager が発言しており、選定は「5月中」になるという。 提案企業は シコルスキー 一社で、S-92でVH-3およびVH-60(いずれもシコルスキー製)を代替しようというもの。 2013年7月段階では提案は複数あり、 アグスタウェストランド AW101 大型ヘリが撤回され、 ボーイング もCH-47チヌークとV-22オスプレイ提案を取りやめている。 一社提案でも標準手続きを順守する必要がある。 契約企業を選定すれば、その後は迅速に進むものとみられる。試験用一号機は2016年に納入されるとピーターズ大佐は語る。海軍の調達規模はテスト用2機と別に21機の運用機材となると同大佐は説明。. 大統領専用ヘリ調達は2009年のVXXでいったんロッキード・マーティンとアグスタウェストランド共同提案に決まったが、コスト超過で取り消しになり、2008年の大統領選挙戦で争点となった経緯がある。■

オハイオ級ミサイル原潜の後継艦の仕様が定まる

Navy Has Finalized Specifications for New Ohio-Replacement Boomer USNI News By: Sam LaGrone April 7, 2014 2:06 PM   An undated artist’s rendering of the Ohio Replacement. Naval Sea Systems Command Image 米海軍が次世代の原子力弾道ミサイル潜水艦の諸元を決定したことが明らかになった。 オハイオ級後継艦(ORP, 以前はSSBN(Xとして知られていた) は全長560フィートでオハイオ級と同程度だが、ミサイル発射管は8つ少ない、とデイビッド・ジョンソン少将(海軍海洋システムズ本部 潜水艦計画統括官) Rear Adm. David Johnson Program Executive Officer (PEO) Submarines for Naval Sea Systems Command (NAVSEA) が発言。 . 設計ではミサイル発射管の削減とあいまってステルス性を実現して、建造費用、維持費用の削減を狙い、運用期間は42年間を想定。 排水量は2万トンを超える最大級の潜水艦となる。ただしソ連は45,000トンンのタイフーン級を建造しているが、ロシアの新型ボーレイ級 Borey-class (Project 955A) SSBNs と同程度の大きさになる。 英海軍のサクセッサー級SSBNsと協調し、ORPはミサイル発射管16基にトライデントIIDS潜水艦発射型弾道ミサイル(SLBMs)を搭載する。 同艦の運航費用単価は年間110百万ドルで2号艦から12号艦の建造費用平均は53.6億ドルになるという。すべて2010年ドル価値で計算した。 国防長官官房から提示された目標は一隻当たり49億ドルというもの。 性能諸元が決まってきたことで、海軍は一号艦の設計を担当するジェネラルダイナミックスのエレクトリックボート部門に価格目標の実現のため考えられるすべての節約策を検討するよう求める。 現行のSTART条約下ではSSBN部隊は合衆国の戦略核弾道の7割を搭載しており、空軍の核爆撃機や大陸間弾道弾よりも海軍の役割が大きくなって

次期空母輸送機CODの候補それぞれ

Lockheed Pitching Revamped Viking to Fill Carrier Cargo and Tanking Roles USNI News By: Dave Majumdar Published: April 8, 2014 5:05 PM Updated: April 8, 2014 5:10 PM An artist’s concept of Lockheed Martin’s C-3 concept to replace the Navy’s Carrier Onboard Delivery (COD) aircraft. Lockheed Martin Photo . ロッキード・マーティン が米海軍の現行空母艦載輸送機 carrier onboard delivery (COD) ノースロップ・グラマン C-2グレイハウンドの後継機選定に参入する。 同社提案は現在アリゾナ州で保存中の退役S-3ヴァイキング対潜哨戒機を改装改修し、C-3の呼称とするもの。. 同社からUSNI Newsに対して保存中91機のうち、87機が再使用可能との回答があった。平均で9,000時間の飛行できるという。 ただし、上記数字は主翼の状況から判断したもので実際はこれ以上の飛行が可能な機材もあるという。同機の設計寿命は18,750時間で、COD任務は対潜哨戒飛行より負担が少ない。 S-3改修で同社は機体は完全解体し、胴体部分のみ再利用せず大型の胴体に取り換えCODミッションに対応させる。改修後は22インチ幅が広がり、全長は6フィート、全高は3フィートそれぞれ伸びる。 An artist’s concept of Lockheed Martin’s C-3 concept to replace the Navy’s Carrier Onboard Delivery (COD) aircraft loading a F-135 engine. Lockheed Martin Photo C-3の利点はロッキードF-35の プラット&ホイットニー F135エンジンをそのまま空母へ輸送できることだと同社は説明。 同時にS-3が実施していた空中給油任務も実施可能で、F/A-18を給油任務から解放で

EA-18Gグラウラー電子攻撃機の役割が一層重要になってきました

なにかと話題になっているEA-18Gですが今や唯一の電子戦専用機材として重宝がられる存在になりつつあるようですね。議会がそのコストパフォーマンスを認めて追加調達が実現するかが注目です。なお、EA-18Gがデータを提供する攻撃陣のなかにF-35Cの前はありません。米海軍はJSFに冷めた見方をしているのか、実現しないとみているのか、実現してもセンサー機材として使うなどと想定外の運用を考えているようです。A2D2がA2/ADと言い方に変わっていることにも要注意です。 Navy Preparing for More Aggressive Growler Operations USNI News By: Dave Majumdar Published: April 7, 2014 2:24 PM Updated: April 7, 2014 3:26 PM Conceptual loadouts for EA-18G Growler electronic attack aircraft. Boeing Image 米海軍は空中電子攻撃 airborne electronic attack (AEA) の主眼を敵防空網の積極的な探知および除去に移す。これまでは敵が友軍機を探知捕捉するのを妨害することとしていた。 海軍航空システム本部 Naval Air Systems Command で F/A-18 とEA-18Gを総括するフランシス・モーリー Capt. Francis Morleyは「従来はAEAの役割は敵の攻撃手段を妨害することとされてきた」と発言。「グラウラーにより友軍は接近阻止領域拒否であってもスタンドオフ目標捕捉、追跡、識別が可能となる」 その内容は協調受動位置情報探知を敵の発信源からおこなうことcooperative passive geo-location of enemy emitters でロックウェル・コリンズが開発した戦術目標捕捉ネットワーク技術 Tactical Targeting Network Technology および発信源受信時間差 Emitter Time Distance of Arrival (TDOA)を使いデータを共通運用状況表示 Common Operating Picture

韓国国内に墜落した北朝鮮無人機の詳細について

South Korea Confirms Crashed UAS from North Korea UAS Vision 4/4/2014より South Korean Defence Ministry/AFP/Getty Images 韓国国内で相次いで発見された2機の無人機(UAS)の、製造元は北朝鮮であると確認された。大統領府は今後小型UASの発見捕捉に努めるとし、低空飛行をする小型機を捕捉するレーダー導入もその一環。 国防省、統合参謀本部、首都防衛司令部が合同で対策を講じると大統領府が続けて発表。. 今回の発表は最初の機体が発見されて二日後のこととなった。機体はデジタルカメラ一基が搭載しており、黄海の白ニョン島 Baengnyeong Island で発見されている。同日当地付近で南北が砲撃を相互に行っている。 Crashed UAS at Baengnyeongdo, a South Korean island near the border with North Korea ( Yonhap/Reuters) もう一機はそれより一週間前にキョンギ道パジュ市で発見されており、これもデジタルカメラを搭載していた。同市はソウルから北西で軍事境界線のすぐ南に位置している。 「二機を分析したところ、類似性が確認され、同じ工作方法で製造されていることが判明した」と同国軍事筋は言い、「北朝鮮により製造され、韓国の中心的政府機関や軍事施設の監視が目的であると結論づけた」 同軍事筋は北朝鮮の空中偵察能力は非常にヒンジあくであり、無人機により空中から写真撮影することにしたのではないかと語るが、押収された写真の解像度については安全保障上の理由から言及を避けた。 低解像度だったとの報道もあったが、関係者が中央日報 JoongAng Ilbo に語ったところではパジュ市で発見された無人機には キャノン550Dデジタル一眼カメラ に高性能の18メガピクセルの広角レンズをつけていたとする。それだけの組み合わせだと$946近くになる。 一機目は190枚の写真を撮影していたと当局は話す。パジュ市近くへの侵入は事前にプログラム済みだったようで、大統領官邸を毎秒1枚ずつ撮影している。同機は国道1号線(北朝鮮の侵攻時には主要な道

米空軍X-37Bが軌道飛行記録を更新

スペースシャトル引退後、米国が唯一所有する宇宙往還機はX-37のみとなりましたが、そのミッションは極秘のベールに包まれたままミッションごとに軌道飛行日数記録を更新しています。 Air Force’s X-37B Breaks Orbit Record DEFENSETECH  by MIKE HOFFMAN on APRIL 1, 2014 ボーイングX-37B宇宙機が軌道飛行470日に入り、滞軌道記録を更新中。 米空軍がケイプカナベラルからアトラス5ロケットで軌道実験機3号を打ち上げたのは2012年12月で任務は極秘とされている。X-37Bは米軍向けに情報を収集しているといわれる。同機は無人機であり、運用はシュライバー空軍基地(コロラド州)の第三宇宙実験隊が担当している。 同機は現在も軌道飛行中でヴァンデンバーグ空軍基地(カリフォーニア州)へ帰還する予定だが、期日は未公表だ。 以前の記録はX-37Bが第二回目の飛行で達成した469日。なお、初回のミッションは2010年で225日だった。. X-37Bを統括するのは米空軍迅速戦力化室 the Air Force Rapid Capabilities Officeであり、NASA予算が縮小の中、軍による宇宙活動は拡大しつつある。. X-37Bは全長29フィート、機体重量11,000ポンドで宇宙空間における極秘実験のテスト機として活用されている。■

UCLASSに給油機ミッションまで期待する米海軍の事情とは

UCLASS Could Be Used as Tanker for Carrier Air Wing USNI News  By: Dave Majumdar Published: April 1, 2014 An X-47B Unmanned Combat Air System (UCAS) demonstrator conducts a touch and go landing on the flight deck of the aircraft carrier USS George H.W. Bush (CVN-77). US Navy Photo 米海軍は企画中のUCLASS無人空母運用偵察攻撃機を空中給油機として運用することでボーイング F/A-18E/F スーパーホーネットを給油任務から解放し、攻撃ミッションを増やせないか検討をしている事が複数筋からUSNI Newsがつかんだ。 一日の間に5機のホーネットが空中給油機に充てられており、業界筋によれば空母航空隊のスーパーホーネット発進回数のうち2割が給油機ミッションになっているという。. 更にこの10年間でスーパーホーネット各機の稼働回数はイラク・アフガニスタン戦争により予想よりも高く推移していると海軍は集計している。そのため機体寿命を短くする要因にもなっている。 海軍航空システムコマンド (NAVAIR) によれば給油機ミッションがスーパーホーネット部隊にストレスを与えているのは事実だが、同機にもともと想定されていたミッションであり、機体設計に盛り込み済みだという。 NAVAIRは期待にストレスが発生するのは空母発進時であり、機体の疲労度と飛行時間を各機ごとに把握しているという。 各機への影響を最小限とするために給油機ミッションは順番に交替している。 米海軍はスーパーホーネットの供用期間を2030年ないし2035年まで想定しており、機体の設計寿命は6,000時間という。そこで9,000時間への機体寿命延長が検討されている。これをさらに延長するためには追加作業が必要となる。 業界筋はそれを額面通りには受け止めていない。2020年代末までにUCLASSが十分な機数だけ配備されている可能性は低く、給油機の任務はこなせない一方、スーパーホー

テキサス上空で目撃された謎の機体の正体は何か

Unidentified Aircraft Seen Over Southwest U.S. By Bill Sweetman Source: Aviation Week & Space Technology aviationweek.com March 31, 2014 Credit: Steve Douglass 主翼胴体一体型機のように見える航空機がテキサス州アマリロ上空で3月10日に撮影されているが、正体は不明で、米空軍は一切のコメントを拒否している。 三機で編隊飛行をしているのがアマリロ南西で中部標準時午後4時20分ごろ目撃されており、写真撮影者複数が同地の国際空港の敷地境界線上で撮影している。うち一機はB-2の可能性があるが、最も鮮明なカラー写真と白黒でコントラストを強調した処理を市販ソフトで試みたところ、主翼胴体が一体化されており、後縁はまっすぐだった。(下の写真)  撮影に成功したうちの一人スティーブ・ダグラスによると機体は「戦闘機より大きく」翼端までの大きさは商用機と同じくらいだったという。 この編隊はモードSトランスポンダーを使っていないことが Flightradar24の航空交通追跡サイトで確認でき、無線交信は傍受されコールサインが「シエナ」であったことがわかっている。 ワシントンの米空軍がこの機体の照会、同地同時間帯における飛行の性質について問い合わせたものの回答は「お伝えできることはありません」というもので、極秘計画や飛行業務に対する問い合わせではお馴染みの内容だ。第509爆撃航空団(ミズーリ州ホワイトマン空軍基地)はB-2運用部隊であるが、当日に所属の機体は一機もアマリロ付近を飛行していないと回答している。しかしテスト部隊にもB-2が運用されている。 三機で編隊飛行していたことから運用段階にある航空機あるいは運用段階に近づいている航空機であると思われる。正体不明の同機は ノースロップグラマン のステルス偵察機としてRQ-180として知られる機体だった可能性はない。なぜなら無人機が編隊飛行をすることはまれだからだ。同様に ロッキードマーティン が建造したといわれる長距離攻撃爆撃機の実証機材は一機だけといわれている。 DEAN MUSKET

米太平洋軍司令官、在韓米軍司令官による議会報告内容

Locklear: U.S. ‘Shouldn’t Talk Ourselves Into’ Conflict With China USNI News By: John Grady Published: March 25, 2014 5:44 PM Updated: March 25, 2014 5:44 PM Adm. Samuel J. Locklear, commander of U.S. Pacific Command on Feb. 4, 2014 in Yokosuka, Japan. US Navy Photo 太平洋軍司令官サミュエル・ロックリア海軍大将が上院軍事委員会で3月25日に中国との軍事対決は回避できるとの見解を示している。中国は晋級弾道ミサイル原子力潜水艦を今年中に配備しようとしている。 中国は引き続き軍事力増強路線で予算も12%増やして海軍、サイバー、接近阻止領域拒否関連の技術に重点投資していると同大将は議員に説明。 中国の軍事増強にもかかわらず、同大将は軍事衝突の可能性特に日本との衝突は避けられると考えている。 「近い将来において日中両国が軍事対立に向かっていくとは思えません」と尖閣諸島をめぐる衝突の可能性を否定。両国の対立は「主権問題が中心」で領有権と漁業権がからんでいるが、「今になって発生した問題ではない」という。 中国は「潜水艦隊の近代化を進めており、戦力は整備されてきた」とし、近い将来に人民解放軍海軍(PLAN) は60ないし70隻の規模になるとの見通しを示した。 米海軍の潜水艦戦力の現状維持が重要であるとも付け加えた。「むしろ増強を主張したい」 ケリー・アヨッテ上院議員(共和、ニューハンプシャー)の質問に対して、同大将は潜水艦数増強を求めているが、「全然足りない」状況だと回答。同議員から現在の予測では合衆国の攻撃型潜水艦は2013年の55席が2024年に42隻になるとの発言が出た。 同大将は今月初めの下院軍事委員会での証言で原子力空母を「軍事装備の中心的存在」なのは平和維持と危機対応に能力が発揮でき、持続できるからだとした。 また11隻体制では国家軍事戦略を「ぎりぎりで達成できる」だけとも発言している。揚陸艦は太平洋地区に5隻以上必要と求めているとも発言。