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次期大統領専用ヘリ選定結果の発表近づく

NAVAIR to Select Presidential Helicopter by End of May USNI NEWS By: Dave Majumdar Published: April 10, 2014 9:54 AM Updated: April 10, 2014 12:11 PM An artist’s rendering of Sikorsky’s bid for the VXX presidential helicopter. Sikorsky Photo 米海軍はVXX次期大統領専用ヘリ(マリーンワン)取得にむけ主契約企業を5月にも選定したい意向だ。 「決済手続きと契約手続きは最終段階にあり、数週間で最終発表できる運びです」とディーン・ピーターズ大佐(海軍航空システムズ本部VXX計画担当) Capt. Dean Peters, Naval Air Systems Command’s VXX program manager が発言しており、選定は「5月中」になるという。 提案企業は シコルスキー 一社で、S-92でVH-3およびVH-60(いずれもシコルスキー製)を代替しようというもの。 2013年7月段階では提案は複数あり、 アグスタウェストランド AW101 大型ヘリが撤回され、 ボーイング もCH-47チヌークとV-22オスプレイ提案を取りやめている。 一社提案でも標準手続きを順守する必要がある。 契約企業を選定すれば、その後は迅速に進むものとみられる。試験用一号機は2016年に納入されるとピーターズ大佐は語る。海軍の調達規模はテスト用2機と別に21機の運用機材となると同大佐は説明。. 大統領専用ヘリ調達は2009年のVXXでいったんロッキード・マーティンとアグスタウェストランド共同提案に決まったが、コスト超過で取り消しになり、2008年の大統領選挙戦で争点となった経緯がある。■

オハイオ級ミサイル原潜の後継艦の仕様が定まる

Navy Has Finalized Specifications for New Ohio-Replacement Boomer USNI News By: Sam LaGrone April 7, 2014 2:06 PM   An undated artist’s rendering of the Ohio Replacement. Naval Sea Systems Command Image 米海軍が次世代の原子力弾道ミサイル潜水艦の諸元を決定したことが明らかになった。 オハイオ級後継艦(ORP, 以前はSSBN(Xとして知られていた) は全長560フィートでオハイオ級と同程度だが、ミサイル発射管は8つ少ない、とデイビッド・ジョンソン少将(海軍海洋システムズ本部 潜水艦計画統括官) Rear Adm. David Johnson Program Executive Officer (PEO) Submarines for Naval Sea Systems Command (NAVSEA) が発言。 . 設計ではミサイル発射管の削減とあいまってステルス性を実現して、建造費用、維持費用の削減を狙い、運用期間は42年間を想定。 排水量は2万トンを超える最大級の潜水艦となる。ただしソ連は45,000トンンのタイフーン級を建造しているが、ロシアの新型ボーレイ級 Borey-class (Project 955A) SSBNs と同程度の大きさになる。 英海軍のサクセッサー級SSBNsと協調し、ORPはミサイル発射管16基にトライデントIIDS潜水艦発射型弾道ミサイル(SLBMs)を搭載する。 同艦の運航費用単価は年間110百万ドルで2号艦から12号艦の建造費用平均は53.6億ドルになるという。すべて2010年ドル価値で計算した。 国防長官官房から提示された目標は一隻当たり49億ドルというもの。 性能諸元が決まってきたことで、海軍は一号艦の設計を担当するジェネラルダイナミックスのエレクトリックボート部門に価格目標の実現のため考えられるすべての節約策を検討するよう求める。 現行のSTART条約下ではSSBN部隊は合衆国の戦略核弾道の7割を搭載しており、空軍の核爆撃機や大陸間弾道弾よりも海軍の役割が大きくなって

次期空母輸送機CODの候補それぞれ

Lockheed Pitching Revamped Viking to Fill Carrier Cargo and Tanking Roles USNI News By: Dave Majumdar Published: April 8, 2014 5:05 PM Updated: April 8, 2014 5:10 PM An artist’s concept of Lockheed Martin’s C-3 concept to replace the Navy’s Carrier Onboard Delivery (COD) aircraft. Lockheed Martin Photo . ロッキード・マーティン が米海軍の現行空母艦載輸送機 carrier onboard delivery (COD) ノースロップ・グラマン C-2グレイハウンドの後継機選定に参入する。 同社提案は現在アリゾナ州で保存中の退役S-3ヴァイキング対潜哨戒機を改装改修し、C-3の呼称とするもの。. 同社からUSNI Newsに対して保存中91機のうち、87機が再使用可能との回答があった。平均で9,000時間の飛行できるという。 ただし、上記数字は主翼の状況から判断したもので実際はこれ以上の飛行が可能な機材もあるという。同機の設計寿命は18,750時間で、COD任務は対潜哨戒飛行より負担が少ない。 S-3改修で同社は機体は完全解体し、胴体部分のみ再利用せず大型の胴体に取り換えCODミッションに対応させる。改修後は22インチ幅が広がり、全長は6フィート、全高は3フィートそれぞれ伸びる。 An artist’s concept of Lockheed Martin’s C-3 concept to replace the Navy’s Carrier Onboard Delivery (COD) aircraft loading a F-135 engine. Lockheed Martin Photo C-3の利点はロッキードF-35の プラット&ホイットニー F135エンジンをそのまま空母へ輸送できることだと同社は説明。 同時にS-3が実施していた空中給油任務も実施可能で、F/A-18を給油任務から解放で

EA-18Gグラウラー電子攻撃機の役割が一層重要になってきました

なにかと話題になっているEA-18Gですが今や唯一の電子戦専用機材として重宝がられる存在になりつつあるようですね。議会がそのコストパフォーマンスを認めて追加調達が実現するかが注目です。なお、EA-18Gがデータを提供する攻撃陣のなかにF-35Cの前はありません。米海軍はJSFに冷めた見方をしているのか、実現しないとみているのか、実現してもセンサー機材として使うなどと想定外の運用を考えているようです。A2D2がA2/ADと言い方に変わっていることにも要注意です。 Navy Preparing for More Aggressive Growler Operations USNI News By: Dave Majumdar Published: April 7, 2014 2:24 PM Updated: April 7, 2014 3:26 PM Conceptual loadouts for EA-18G Growler electronic attack aircraft. Boeing Image 米海軍は空中電子攻撃 airborne electronic attack (AEA) の主眼を敵防空網の積極的な探知および除去に移す。これまでは敵が友軍機を探知捕捉するのを妨害することとしていた。 海軍航空システム本部 Naval Air Systems Command で F/A-18 とEA-18Gを総括するフランシス・モーリー Capt. Francis Morleyは「従来はAEAの役割は敵の攻撃手段を妨害することとされてきた」と発言。「グラウラーにより友軍は接近阻止領域拒否であってもスタンドオフ目標捕捉、追跡、識別が可能となる」 その内容は協調受動位置情報探知を敵の発信源からおこなうことcooperative passive geo-location of enemy emitters でロックウェル・コリンズが開発した戦術目標捕捉ネットワーク技術 Tactical Targeting Network Technology および発信源受信時間差 Emitter Time Distance of Arrival (TDOA)を使いデータを共通運用状況表示 Common Operating Picture

韓国国内に墜落した北朝鮮無人機の詳細について

South Korea Confirms Crashed UAS from North Korea UAS Vision 4/4/2014より South Korean Defence Ministry/AFP/Getty Images 韓国国内で相次いで発見された2機の無人機(UAS)の、製造元は北朝鮮であると確認された。大統領府は今後小型UASの発見捕捉に努めるとし、低空飛行をする小型機を捕捉するレーダー導入もその一環。 国防省、統合参謀本部、首都防衛司令部が合同で対策を講じると大統領府が続けて発表。. 今回の発表は最初の機体が発見されて二日後のこととなった。機体はデジタルカメラ一基が搭載しており、黄海の白ニョン島 Baengnyeong Island で発見されている。同日当地付近で南北が砲撃を相互に行っている。 Crashed UAS at Baengnyeongdo, a South Korean island near the border with North Korea ( Yonhap/Reuters) もう一機はそれより一週間前にキョンギ道パジュ市で発見されており、これもデジタルカメラを搭載していた。同市はソウルから北西で軍事境界線のすぐ南に位置している。 「二機を分析したところ、類似性が確認され、同じ工作方法で製造されていることが判明した」と同国軍事筋は言い、「北朝鮮により製造され、韓国の中心的政府機関や軍事施設の監視が目的であると結論づけた」 同軍事筋は北朝鮮の空中偵察能力は非常にヒンジあくであり、無人機により空中から写真撮影することにしたのではないかと語るが、押収された写真の解像度については安全保障上の理由から言及を避けた。 低解像度だったとの報道もあったが、関係者が中央日報 JoongAng Ilbo に語ったところではパジュ市で発見された無人機には キャノン550Dデジタル一眼カメラ に高性能の18メガピクセルの広角レンズをつけていたとする。それだけの組み合わせだと$946近くになる。 一機目は190枚の写真を撮影していたと当局は話す。パジュ市近くへの侵入は事前にプログラム済みだったようで、大統領官邸を毎秒1枚ずつ撮影している。同機は国道1号線(北朝鮮の侵攻時には主要な道

米空軍X-37Bが軌道飛行記録を更新

スペースシャトル引退後、米国が唯一所有する宇宙往還機はX-37のみとなりましたが、そのミッションは極秘のベールに包まれたままミッションごとに軌道飛行日数記録を更新しています。 Air Force’s X-37B Breaks Orbit Record DEFENSETECH  by MIKE HOFFMAN on APRIL 1, 2014 ボーイングX-37B宇宙機が軌道飛行470日に入り、滞軌道記録を更新中。 米空軍がケイプカナベラルからアトラス5ロケットで軌道実験機3号を打ち上げたのは2012年12月で任務は極秘とされている。X-37Bは米軍向けに情報を収集しているといわれる。同機は無人機であり、運用はシュライバー空軍基地(コロラド州)の第三宇宙実験隊が担当している。 同機は現在も軌道飛行中でヴァンデンバーグ空軍基地(カリフォーニア州)へ帰還する予定だが、期日は未公表だ。 以前の記録はX-37Bが第二回目の飛行で達成した469日。なお、初回のミッションは2010年で225日だった。. X-37Bを統括するのは米空軍迅速戦力化室 the Air Force Rapid Capabilities Officeであり、NASA予算が縮小の中、軍による宇宙活動は拡大しつつある。. X-37Bは全長29フィート、機体重量11,000ポンドで宇宙空間における極秘実験のテスト機として活用されている。■

UCLASSに給油機ミッションまで期待する米海軍の事情とは

UCLASS Could Be Used as Tanker for Carrier Air Wing USNI News  By: Dave Majumdar Published: April 1, 2014 An X-47B Unmanned Combat Air System (UCAS) demonstrator conducts a touch and go landing on the flight deck of the aircraft carrier USS George H.W. Bush (CVN-77). US Navy Photo 米海軍は企画中のUCLASS無人空母運用偵察攻撃機を空中給油機として運用することでボーイング F/A-18E/F スーパーホーネットを給油任務から解放し、攻撃ミッションを増やせないか検討をしている事が複数筋からUSNI Newsがつかんだ。 一日の間に5機のホーネットが空中給油機に充てられており、業界筋によれば空母航空隊のスーパーホーネット発進回数のうち2割が給油機ミッションになっているという。. 更にこの10年間でスーパーホーネット各機の稼働回数はイラク・アフガニスタン戦争により予想よりも高く推移していると海軍は集計している。そのため機体寿命を短くする要因にもなっている。 海軍航空システムコマンド (NAVAIR) によれば給油機ミッションがスーパーホーネット部隊にストレスを与えているのは事実だが、同機にもともと想定されていたミッションであり、機体設計に盛り込み済みだという。 NAVAIRは期待にストレスが発生するのは空母発進時であり、機体の疲労度と飛行時間を各機ごとに把握しているという。 各機への影響を最小限とするために給油機ミッションは順番に交替している。 米海軍はスーパーホーネットの供用期間を2030年ないし2035年まで想定しており、機体の設計寿命は6,000時間という。そこで9,000時間への機体寿命延長が検討されている。これをさらに延長するためには追加作業が必要となる。 業界筋はそれを額面通りには受け止めていない。2020年代末までにUCLASSが十分な機数だけ配備されている可能性は低く、給油機の任務はこなせない一方、スーパーホー