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新鋭英空母が米海兵隊F-35Bを搭載。英米両国は新しい安全保障協力の時代に入った。

  英 海軍空母HMSクイーン・エリザベスが英米両国のF-35Bを搭載した新しい運用段階に入った。英海軍、英空軍、米海兵隊が共同で新運用体制を準備してきた。 英空軍617飛行隊「ダムバスターズ」と米海兵隊戦闘攻撃飛行隊VMFA211「ウェイクアイランド・アヴェンジャーズ」の合計15機が同空母に搭載された。これと別に英海軍航空隊所属のマーリンヘリコプター8機もある。 各機は同艦に2020年9月22日から順次合流した。英国保有のF-35Bで作戦投入可能な機材は15機で、RAFマーハム基地に展開する。別に3機がエドワーズ空軍基地(カリフォーニア)でテスト評価作業に従事している。 F-35Bで最大の運用事例はUSSアメリカが太平洋を航行中の13機だった。海兵隊の「ライトニング空母」構想では強襲揚陸艦にF-35Bを16機から20機搭載する。 海兵隊は F-35Bの作戦能力獲得を2015年に宣言し、2018年から揚陸艦に搭載している。同年に海兵隊のF-35Bがアフガニスタンで初のF-35B実戦投入となった。 UK MINISTRY OF DEFENCE/CROWN COPYRIGHT UK MINISTRY OF DEFENCE/CROWN COPYRIGHT   実戦飛行隊二個から15機を集め空母に搭載するのは英国海軍航空部隊の戦力整備で大きな一歩だ。2010年に英戦略防衛安全保障検討で英海軍最後の固定翼機運用空母HMSアークロイヤルをハリヤージャンプジェット機と合わせ廃止したことからこの構想は生まれた。 UK MINISTRY OF DEFENCE/CROWN COPYRIGHT   2隻建造される新型空母の一号艦HMSクイーン・エリザベスは2017年6月に初の外洋航海を実施し、スコットランド沖合で公試に入った。ライトニングの初運用は2018年9月の米東海岸沖合で、パタクセントリバー海軍航空基地の統合試験部隊の米海兵隊F-35Bだった。英軍機材の運用開始は2019年10月で同じく米東海岸沖合でのことだった。 UK MINISTRY OF DEFENCE/CROWN COPYRIGHT   英国防省によればHMSクイーンエリザベス艦上の航空部隊は1983年のHMSハーミーズ以来で最大規模という。 排水量65千トンのHMSクイーンエリザベスはポーツマス軍港を2020年9月21日

新型英空母クイーン・エリザベスの就航は12月7日に

Queen Elizabeth to formally join fleet クイーン・エリザベスの就役近づく    Source: Crown Copyright Tim Ripley - IHS Jane's Defence Weekly 17 November 2017 http://www.janes.com/article/75777/queen-elizabeth-to-formally-join-fleet 英海軍クイーン・エリザベス級空母一号艦が建造業者による海上試験をこの度終了し、12月7日に艦隊編入される。 国防相ギャビン・ウィリアムソン Gavin Williamson が11月16日にイングランド南西海上で公試中の同艦を訪れ発表した。 就役式典にはエリザベス女王が参列しポーツマス海軍基地で行う。同艦の建造は エアクラフトアライアンス が行った。式典後に正式HMSクイーン・エリザベスとなる。 同艦は10月30日出港し建造者公試験第二段階を開始している。狙いは通信機能、レーダー等のセンサー機能だ。オープンソースAISトランスポンダー追跡によれば同艦はランズエンド周辺からコーンウォール北海岸を航行していたのがわかる。■