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速報 SM-3ブロックIIA迎撃実験に失敗 

失敗をあざ笑うような報道が出かねませんが、実験は実験です。ただ、SM-3ミサイルが日米共同開発であること、発射したのがイージスアショアであることなど背景をちゃんと報道しているのでしょうか。素人には難しすぎると判断しているとすれば嘆かわしいことです。 Breaking News Another US Navy ballistic missile intercept reportedly fails in Hawaii 米海軍弾道ミサイル迎撃実験に再び失敗、ハワイで   By: David B. Larter     https://www.defensenews.com/breaking-news/2018/01/31/second-navy-sm-3-block-iia-ballistic-missile-intercept-hawaii-report/ WASHINGTON — ハワイのイージスアショア施設から発射したSM-3ブロックIIAは弾道ミサイル迎撃に失敗したとCNNが報道した。  事実 ならレイセオン製ミサイルで二回目の失敗となる。北朝鮮が核ミサイルでの米本土攻撃能力を着々と整備する中、対応が停滞する。  ミサイル防衛庁広報官マーク・ライトはコメントを拒んでいる。  「ミサイル防衛庁及び米海軍がイージスアショアミサイル防衛テスト施設(AAMDTC)から実弾発射テストをスタンダード-ミサイル(SM-3ブロックIIAをハワイ・カウアイの太平洋ミサイル発射施設から31日午前に行った」とだけライトは述べた。  実験失敗を最初に伝えたのはCNNだった。北朝鮮情勢を考慮して詳しく口外しないよう当局が決めたという。 Will Ripley ✔@willripleyCNN Officials: US missile defense test failed in Hawaii early Weds. Pentagon not publicly acknowledging key ballistic missile defense test failure & officials tell @barbarastarrcnn there is a decision to not talk ab

MDAが目指すICBM打ち上げ初期段階でのレーザー攻撃

MDA awards contracts for a drone-based laser design MDAが無人機搭載レーザーの設計を各社に発注 An MQ-9 Reaper sits on the flight line Nov. 16, 2016, at Creech Air Force Base, Nev. The MQ-9 provides persistent attack and reconnaissance capabilities. (Airman 1st Class James Thompson/U.S. Air Force) By: Jen Judson    1 day ago https://www.defensenews.com/land/2017/12/11/mda-awards-three-contracts-to-design-uav-based-laser/ 米ミサイル防衛庁(MDA)がUAV搭載の数キロワット級レーザーと光線安定装置試作を三社に契約交付した。 ロッキード・マーティン 、 ジェネラルアトミックス 、 ボーイング の各社でそれぞれ9百万ドル程度だ。 これまでMDAは指向性エネルギー技術の段階的増加を目指し、「実験室レベルから規模拡大し精密照準を無人機から行い数キロワット級レーザーを機体搭載する可能性を模索する」としてきた。MDA局長サミュエル・グリーヴァス中将 Lt. Gen. Samuel Greaves の声明を Defense News は入手した。 MDAは2015年に低出力レーザー実証事業を開始し概念設計をボーイング、ジェネラルアトミックス、ロッキード・マーティン、 ノースロップグラマン 、 レイセオン の各社に求めてきた。 概念設計ではMDAの要求内容に合致し、実現可能性の評価や日程管理、費用面も検討したとグリーヴァス中将は述べている。 この結果をもとに飛行テストの仕様をMDAは固めた。 実証機は追尾レーザー、防御レーザー、光線制御装置で構成し、高高度無人機に搭載する。 選定企業は実証機開発で機材選定やレーザー、光線制御装置の初期設計を自社責任であたるとグリーヴァス中将が説明。「有人機でもいいが、レーザーや光線制御部分は地上操作としUAVへの移行リス

米MDAが地上配備型ミサイルで弾道弾迎撃に成功

U.S. Missile Defense Intercept Test Succeeds aviationweek.com Jun 22, 2014 Michael Fabey | AWIN First 米ミサイル防衛庁(MDA)が地上配備型中間コースミサイル防衛Ground-based Midcourse Defense (GMD) による迎撃実験に成功した。GMDの迎撃成功は2008年以来はじめて。 6月22日の演習では 長距離地上配備迎撃ミサイルがヴァンデンバーグ空軍基地(カリフォーニア州)から発射され、マーシャル諸島共和国ノクェジェリン環礁にある米陸軍レーガンテスト施設から発射された中距離弾道ミサイルの迎撃に成功した。 今回のテストで米本土防衛に供する各種弾道ミサイル防衛手段の評価に必要なデータが入手できた。 テストには米空軍第30宇宙部隊U.S. Air Force 30th Space Wing、合同部隊本部Joint Functional Component Command,、統合ミサイル防衛部隊Integrated Missile Defense、米北方方面司令部U.S. Northern Command 、米海軍も参加している。 標的になった中距離弾道ミサイルは海軍のDDG-70ホッパー(イージス艦)のAN/SPY-1レーダーで探知、追尾され、GDM発射管制室に指揮・統制・戦闘管理・通信システムCommand, Control, Battle Management and Communication (C2BMC) によりデータを送った。海上のXバンドレーダーも追尾し、GMD発射管制システムにデータを送ってきた。 標的ミサイル発射からおよそ6分後に地上配備迎撃ミサイルがヴァンデンバーグ空軍基地から発射され、三段式ブースターロケットが大気圏外迎撃体 Capability Enhancement II Exoatmospheric Kill Vehicle (EKV) を標的の予想宇宙軌道に運んだ。迎撃体は標的に位置修正され、識別ののち、目標の弾頭部分に衝突破壊した。これはEKVの第二世代機による初の迎撃となった。 なお、迎撃ミサイルは米陸軍第100ミサイル防衛旅団(コロラド州シュリーヴァー空軍基地内)が

MDA予算増額で地上配備迎撃態勢の整備をすすめるねらいは北朝鮮とイラン

MDA Budget Request To Boost GMD, Add Radar By Amy Butler abutler@aviationweek.com Source: AWIN First aviationweek.com February 12, 2014 昨年のテストが失敗して日が浅い中、チャック・ヘイゲル国防長官は地上配備中間コースミサイル迎撃システム Ground-Based Midcourse Defense (GMD) の開発予算を増額しミサイル防衛庁(MDA)に2015年度から19年度にかけ45億ドルを追加する。 これまでペンタゴンは1,570億ドルを各種ミサイル防衛手段に投入しており、GMDもその一部。 ペンタゴンの予算要求案は来月に議会に提出予定で、ヘイゲル長官はGMDの予算確保を重視している模様だ。その狙いはテスト自体が目的化している現状を打破し技術の進歩を促進し、今春の迎撃テストで結果を出すことらしい。 さらに最低でも15億ドルで新型レーダーを開発し、北朝鮮が発射したミサイルの探知をめざす。また大型浮遊式宇宙配備Xバンドシステムを東海岸に移動させ、イランからの攻撃を監視させる可能性もある。 MDA予算はそもそも70億ドル台へ減額されるはずが、かつての90億ドル台近くまで回復される。その背景にはGMDが不当な扱いを受けているとのヘイゲル長官の懸念がある。 北朝鮮あるいはイランのICBM攻撃に対する唯一の国土防衛手段として、GMD開発が失敗すれば国家の一大事だ。GMDの契約企業はボーイングで 2013年7月5日のテストでは難易度が低いはずの内容が実施できなかった。しかも5年前には成功していたのと同じ内容だった。ヘイゲル長官は北朝鮮の挑発的発言を意識し昨年3月にテスト実施を命じ合衆国領土を防御する有効策を示す狙いだった。 それが反対にシステム有効性に疑念を持たせることになった。GMD迎撃部隊はアラスカ州フォート・グリーリー基地とカリフォーニア州ヴァンデンバーグ空軍基地に合計30基が配置されている。 失敗に終わったテストでは実弾ミサイルを警戒態勢に置き、常時発射できるようにし、世界各国に対しその有効性を示そうとしていた。実際にはレイセオン製大気圏外攻撃飛翔体 Exoatmosphe