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ドイツ海軍潜水艦部隊の現状。AIP推進最新型212型の内部。部隊運営を支える訓練体系など、バルト海を主戦場に捉える現在のUボートの運用状態をお伝えする。

  ThyssenKrupp ドイツ海軍の世界で先端を行く高性能ディーゼル電気潜水艦を独占取材した The War Zoneの寄稿者Matus Smutnyがドイツ海軍の潜水艦基地と最新鋭のハンターキラー潜水艦を訪問するユニークな機会を得た。212A型潜水艦とその運用について深く掘り下げた特集となった。以下は彼のレポートだ: ド イツ北部のエッカーンフェルデにあるドイツ海軍第1潜水艦隊(1.UG)を訪問した ラース・ゲーシング司令官との面談から始まり、ドイツ海軍の潜水艦部隊と技術について驚くべき洞察を得ることができた。 212A型:バルト海のハンターキラー 212A型を詳しく見る前に、同潜水艦の設計要件を認識することが重要だ。 ドイツの歴史的な潜水艦作戦の「本拠地」はバルト海で、推進が浅く狭い海域だ。 西ドイツにとって、冷戦期の主任務は非常に単純で、前方防衛であったため、潜水艦の仕事は西に向かう敵対勢力(主に水陸両用部隊)を攻撃することだった。 そのため、水深25メートル(82フィート)未満の海域を隠密裏に通過し、対潜水艦戦(ASW)部隊や海軍機雷が密集している可能性のある環境で活動可能な、小型だが非常に能力の高いディーゼル電気潜水艦が開発された。冷戦時代、西ドイツ潜水艦の活動はバルト海に限定されていたため、潜水艦はこの特殊環境を想定して設計された。 バルト海の作戦区域。出典:潜水艦訓練センター  バルト海の特殊性は、この作戦環境に対応可能な潜水艦を開発するため広範な研究開発を必要とした。 潜水艦の大きさに制限があったのは、バルト海地域の地理的条件と、最大潜水容積を500トンと規定した戦後の制限の双方によるものだった。このため、極めて効果的なシステムが開発され、ドイツ海軍は、ドイツの防衛産業が潜水艦用に非常に経済的でコンパクトな装備を設計できる事実から、現在も恩恵を受けている。その結果、ドイツが設計した潜水艦は、他国の同性能の潜水艦よりも小型だ。 バルト海地域のその他要件には、優れた深度制御特性がある。つまり、今日でもドイツの潜水艦は、20メートル(66フィート)前後、あるいはそれ以下の非常に浅い海域で活動できる。 212A型潜水艦の開発により、バルト海での作戦が再び検討されるようになったが、この潜水艦も前任艦に比べかなり大きく成長した。この成長の背景には、乗組員の

★★ドイツ海軍:今度は最新鋭フリゲート艦を建造元へ返却

The German Navy Decided To Return Their Bloated New Frigate To The Ship Store This Christmas ドイツ海軍が新型フリゲートをクリスマス前に造船所へ返却する ARGE F125/LERSSEN-DEFENCE   BY TYLER ROGOWAY DECEMBER 23, 2017 http://www.thedrive.com/the-war-zone/17185/the-german-navy-has-decided-to-return-their-new-frigate-to-the-ship-store-this-christmas ドイツの バーデン=ヴュルテンベルク級125型(F125)フリゲートについては先にお伝えしている。同艦の奇妙な任務想定と設計上の特徴以外に、引き渡し後にも面倒な問題が発生している。右舷へ傾く傾向や重量過重のため性能が出せず、運航経費が上がり、さらに深刻なのは兵装をわずかしか搭載していない同艦で将来の改修をドイツ海軍が行えないことだ。 そこでドイツ海軍は同艦の編入を断念し建造元 ブローム+フォス (ハンブルグ)へ返品することとした。この決定の背景には「ソフトウェア、ハードウェア上の瑕疵」があるとドイツ報道は伝えている。特にソフトウェア問題は深刻で艦体の大きさは駆逐艦並みの同艦はわずか120名程度とブレーメン級フリゲートの半分で運行する前提のため、同級4隻では信頼性が最重要な要素で、ドイツをいったん出港後最大2年間もそのまま運用する構想のためだ。 Navaltoday.com  によればドイツ海軍が引き渡し後の艦艇を建造元に返却するのはこれが初めてだという。 バーデン=ヴュルテンベルクでは試運転でも工期を遅れた実績がある。 問題を複雑にしているのが最終四番艦のラインラント=プファルツの命名式が終わっていることだ。建造、試験調達を並行して進める方式としたため各艦が同じ欠陥を有していることになる。 この問題とは別にドイツ海軍には作戦運用可能な潜水艦が一隻もないなど困った状況があり苦難の連続である。 F125フリゲートでは事態が展開の都度お知らせすることとする。 Contact the aut

★★ドイツだけではなかった。英海軍も深刻な低稼働率に直面

心配になるニュースで、英独両国が負担すべき努力を怠ったためこうなったのか、産業構造に問題があるのか、政治家が悪いのかわかりませんが昨日今日始まった問題ではないようです。NATOが海軍力で欠陥を抱えたままだと米海軍の負担が増えて太平洋のバランスにも影響が出かねません。解決策としてNATOへの日本の加盟、あるいはNATOを拡大した「有志連合」として太平洋、大西洋をカバーする超同盟の樹立はいかがでしょう。 Almost All of the UK's Surface Combatants Are in Port While Germany Has No Working Subs 英水上艦ほぼ全隻が出動不能状態、ドイツには稼働潜水艦皆無 These already worrying developments reflect poor readiness overall and other larger issues within both of these NATO navies. 心配になる事態は両国海軍の即応態勢以外にもっと大きな問題がある証拠 CROWN COPYRIGHT BY JOSEPH TREVITHICK DECEMBER 20, 2017 http://www.thedrive.com/the-war-zone/17140/almost-all-of-the-uks-surface-combatants-are-in-port-while-germany-has-no-working-subs 英独両国の海軍部隊の即応態勢がともにかつてない低さになっており、英海軍では駆逐艦フリゲート艦のほぼ全数が港内にとどまり、ドイツ潜水艦部隊では一隻も出動できない状態だ。両国で現状ではヨーロッパ内外の危険に対応できないとの主張に勢いがついている。 2017年12月20日現在で英海軍23型フリゲート13隻で稼働可能艦は一隻だけで、45型駆逐艦6隻は全て港内に留まっている。2か月前にはドイツ海軍のU-35潜水艦が事故で損傷し、212A型潜水艦6隻全部が港内で修理を待つ状況にある。 英海軍は「世界規模で作戦投入されクリスマス、新年関係なく国益を防護する」状態を保っていると報道官がテレグラフ紙に語っている。「水上艦潜水