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C-2でスタンドオフミサイルを発射する構想は米空軍のラピッドドラゴンとの共通点が多い。日米の共通戦力整備につながるのではないか。

  航空自衛隊 日本が輸送機で巡航ミサイル発射を実現しようとしており、新しいトレンドが始まりそうだ 日 本は長距離攻撃の選択肢を広げるべく、川崎C-2輸送機に空中発射スタンドオフ・ミサイルの搭載を検討している。実行に移せば、既存の輸送機隊にスタンドオフ攻撃オプションを追加する実験中の米軍に加わることになる。 アメリカの構想は ラピッド・ドラゴン として知ら、戦闘機、特に爆撃機を新規に獲得・配備せず、同じ能力を迅速かつコスト効率よく高めるのがねらいだ。 昨日のジャパンタイムズによると、防衛省はC-2に「長距離ミサイル」を搭載する可能性を検討しており、それは「反撃作戦でミサイル発射場などの敵基地を攻撃する」ために使われるとある。 ジャパンタイムズによれば、C-2が将来発射するミサイルの種類は明らかにされていないが、同じ情報筋は、ミサイルがエンジンがパワーアップする前に、まず飛行中に投下される発射プロセスを説明したという。この記事はまた、日本が検討しているコンセプトは 「航空機に大きな改造を必要としない」もので、「アメリカは関連技術を開発している」と説明している。 これらは、米国が開発したラピッド・ドラゴンの空中発射パレット式弾薬のコンセプトか、それによく似たものを日本が検討していることを示唆している。ラピッド・ドラゴンは、モジュール式のフレームに複数の弾薬を搭載し、大きな後部タラップを持つ貨物機にパレット状に積み込む。 ラピッド・ドラゴンはまた、コンピュータ化された照準システムも搭載しており、機外からの情報をミサイルに送り込む。このコンセプトは、拡張可能でプラットフォームにとらわれない設計で、米空軍は現在、C-17グローブマスターIIIとC-130ハーキュリーズを使用して複数回テストを行っている。 2023年度予算の一部として、防衛省はこのコンセプトを検討するために2500万ドル強を確保しており、2024年度まで技術研究を続ける。成功すれば、本格開発が行われる。 ジャパンタイムズは、C-2が搭載できるミサイルは既製品で、有力候補に米国製のAGM-158統合空対地スタンドオフ・ミサイル(JASSM)巡航ミサイル・ファミリーがあると指摘している。日本はすでにF-15イーグル戦闘機用にJASSMを調達しており、同様にスタンドオフ精密攻撃能力の導入を含むアップグレードが行われて

輸送機をミサイル攻撃機に変身させる米空軍のラピッドドラゴン構想に注目。

  ラピッドドラゴンのビデオからの画面キャプチャー 長 距離攻撃ミサイルの空中発射でB-52はじめ古参機材に新たな意義が生まれたが、米空軍の「ラピッド・ドラゴン」プログラムは、このコンセプトを次のレベルへ引き上げる。「ラピッド・ドラゴン」は、重爆撃機や攻撃戦闘機だけに頼らず、輸送機もミサイル搭載機として戦いに参加できるようにする。太平洋で紛争が起これば、貨物機が強力な艦艇ハンターに変身する。 C-130ハーキュリーズやC-17グローブマスターのようなレーダー反射が大きい機体を、戦闘空域近くで飛ばし軍需品を搭載させるのは直感に反するように思えるかもしれないが、ラピッドドラゴンは大型機を戦闘投入する前提ではない。代わりに、AGM-158 JASSM(Joint Air-to-Surface Standoff Missile)のような射程1000マイル超のスタンドオフ兵器をパレット上で活用し、敵防空網が届かない地点から輸送機で展開する。空軍によると、これにより比較的低コストかつ低リスクで、大量の低観測性巡航ミサイルで敵空域に飽和攻撃させる道が開かれる。 ラピッド・ドラゴンの名称は、紀元950年頃の古代中国にあった "Ji Long Che"(直訳すると "快速龍車")という攻城兵器へのオマージュだ。この武器は弩級カタパルトで、一人が引き金を引くと、12本もの矢を遠距離に同時発射できた。   空軍研究本部はこう述べている。 「Rapid Dragonコンセプトは、米空軍の兵器運搬システムとして、ゲームを変える。パレット化した弾薬は、遠方の敵に強力な一斉射撃を約束する」。 皮肉なことに、ラピッド・ドラゴン兵器システムは、名前の由来となった国との紛争で最も価値を発揮しそうだ。JASSM巡航ミサイルのような低視認性・長距離弾薬により、貨物機は敵空域をミサイルで飽和させたり、敵艦隊を全滅させたり、広大な海域に機雷を敷設するのが可能となり、しかも中国の航空防衛システムの射程内に入らない。 Air Mobile Feasibility Demonstrationプログラムでは、空中のC-5ギャラクシーからミニットマンI ICBMを発射する想定だった。 (U.S. Air Force photo) ミサイルを輸送機に搭載するのは新しいコンセプトで

日本が開発中の超音速対艦攻撃ミサイルに注目

Two XASM-3 missiles fitted on a Japan Air Self-Defense Force F-2 Fighter during recent tests (May 2017). Picture via twitter user @MR2AW11SP Supersonic Strike: Japan Has Some Big Plans to Sink China's Navy In a War 超音速攻撃で中国艦を撃破する日本の遠大な計画 by Michael Peck March 23, 2019   Topic: Security   Region: Asia   Blog Brand: The Buzz   Tags: Japan China Supersonic Weapons Anti-ship Missiles PLAN https://nationalinterest.org/blog/buzz/supersonic-strike-japan-has-some-big-plans-sink-chinas-navy-war-48697 日 本が空中発射式長距離対艦巡航ミサイルの開発を進めている。中国が長距離空対空ミサイルミサイルを開発中のため日本側機材は対艦兵器を遠距離地点で発射しないと撃墜されるリスクが増すためだ。 岩屋毅防衛大臣は「一部諸国」の艦船で長距離防御力 が整備されていると発言したが大臣の真意が特定国であるのは疑う余地がない。 毎日新聞は「超音速ASM-3空対艦ミサイルの射程を現在の200キロ未満から400キロ超にし、南西島しょ部の防衛力を増強する案」を伝えている。 「F-2が2030年代に退役となるが岩屋防衛相は後継機に射程距離を伸ばしたミサイルを搭載すると述べた」(毎日新聞)。日本は国産ステルス戦闘機F-3の開発中だ。 ここで興味を惹かれるのは日本はASM-3開発を昨年完了したばかりで新ミサイルを開発することだ。ASM-3はF-2からの発射想定で低高度で標的艦船に直進する、または低空で発射し標的直前で「ポップアップ」して突入することが可能だ。 A “concept of use” infographic published by Japan

米B-52編隊で中国広東省へののスタンドオフ攻撃演習をした米国の狙い

US B-52 bombers fly close to Guangdong coast B-52爆撃機編隊が広東省付近を飛行した模様 Rarely had US strategic bombers been seen above waters so close to the Chinese shore 米戦略爆撃機が中国本土付近まで進出するのはまれなこと By ASIA TIMES STAFF APRIL 26, 2018 4:01 PM (UTC+8) http://www.atimes.com/article/us-b-52-bombers-fly-close-to-guangdong-coast/ 今週火曜日午後、米空軍B-52ストラトフォートレス戦略爆撃機二機が広東省沿岸から250キロ以内をに飛行したとの台湾報道があり、USAF機材の動向を追うツイッターグループAircraft Spotsも同様に伝えている。 登録番号57-1454と60-0360の二機がコールサインHERO01、HERO02で台湾とフィリピンの間のバシー海峡上空で確認されており、グアムを発進したと見られる。 両機は南シナ海北部を西に向かい台湾が占拠する東沙諸島(香港から南東340キロ)上空を通過し、ジグザグコースをとり嘉手納航空基地に帰投した。この様子をAircraft Spotsが示している。また二機が沖縄付近で空中給油を行ったことが判明している。 Aircraft Spotsに出たB-52二機編隊の飛行経路 Photo: Twitter 台湾の自由時報Liberty Timesは米戦略爆撃機が中国本土付近を飛行するのは珍しいと指摘。一方でH-6Kはじめ人民解放軍の爆撃機やスパイ機がひんばんに同空域を飛行しており、台湾外周を一周飛行することも多いという。 同紙によれば今回の飛行経路から爆撃機編隊がトマホーク巡航ミサイルで広東省沿岸部を標的にした模擬攻撃を行ったのがわかるという。 トマホーク巡航ミサイル最大射程は2,500キロあり、東沙諸島付近から発射すればPLAの軍事施設多数の攻撃が可能だ。 B-52が今回投入されたのは中国が台湾領空をないがしろにすれば米国としても対応の用意があると示す狙いがあったためと見られる。 中国がいわ

ISISを1,000キロ地点から巡航ミサイル攻撃<ロシアも長距離精密誘導攻撃能力を手に入れた模様

技術は水の流れのようなもので堰を作って止めた気になっても結局流れを止めることができません。米技術の優位性が揺らいでいます。21世紀に入りアフガニスタン、イラク等の技術格差が大きい相手に有利な戦いを展開してきた米国ですが、その間にロシア、中国さらにイラン等が着実に技術力を引き上げて、今や互角の技術を有する相手との戦いを想定せざるを得なくなっているのは皮肉な歴史の進展です。ただ米国も黙って状況を見ているわけではなく、さらに先を行く技術を実用化していくはずです。 One of Russia's Most Deadly Bombers Now Has a Scary New Capability ロシア最強の爆撃機に恐るべき新能力が付与されている   Dave Majumdar July 5, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/one-russias-most-deadly-bombers-now-has-scary-new-capability-21435 ツボレフTu-95MSベア戦略爆撃機に機内で目標再設定できる新型巡航ミサイルの導入が始まっている。飛翔中に目標変更も可能でロシア軍に新しい形の戦力が生まれる。 ロシア国防省は本日の発表ではTu-95MS爆撃機隊が最新X-101巡航ミサイルでシリア国内のISISを攻撃したとし、同ミサイルの射程は4,500キロだという。 「7月5日戦略ミサイル母機Tu-95MSはロシア連邦内エンゲルス飛行場を離陸し、空中給油を受けたあと(シリアアラブ共和国の)ハマおよびホムスのISIS拠点を最新巡航ミサイルH-101で攻撃した」とロシア国防省がフェイスブックで伝えた。 「この攻撃でアケルバット近郊の武器弾薬庫三棟および指揮命令拠点が破壊された。攻撃は高精度H-101でおよそ1,000キロ地点から実施された」 Tu-95MSはSVPシステムを装備し乗員が飛翔中のミサイルの標的を再設定できるようになる。同装備はまだ広く導入されておらず、何機に搭載したか不明だ。 「新装備の爆撃機導入が進んでいます」とワシリー・カシン(モスクワ高等経済学研究所内欧州国際総合研究センター主任研究員)がNational Interestに