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アラスカのF-16アグレッサー飛行隊が防空部隊になったユニークな理由(F-22、ロシア)

  The War Zoneの記事です。この記事の読み方としてアラスカ方面でのロシアなど潜在的国の動きが像介していること、ラプターが肝心なときに役立たないこと、アグレッサー部隊専任にしたままにする余裕がなくなっていることなど米空軍を取り巻く動きが色々読み込めます。 U.S. Air Force F-16 Fighting Falcons from Eielson Air Force Base, fly in formation over the Joint Pacific Alaska Range Complex on July 18, 2019. The JPARC is a 67,000 plus square mile area, providing a realistic training environment commanders leverage for full spectrum engagements, ranging from individual skills to complex, large-scale joint engagements. (U.S. Air Force photo by Staff Sgt. James Richardson) 第18アグレッサー飛行隊は第18戦闘機迎撃飛行隊になった ア ラスカ州フェアバンクス近郊のアイルソン基地を拠点とする第18アグレッサー飛行隊(AGRS)が、第18戦闘機迎撃飛行隊(FIS)に名称変更した。これは大きな変更であり、冷戦終結直後以来、米空軍飛行隊にFISの呼称がついたは初めてのことである。この変更は、北極圏と太平洋の両方で変容する安全保障状況と、この地域における米空軍の優先順位を強調している。 同飛行隊と関連する整備飛行隊での変更に関する空軍のリリースには、次のようにある: 「第354戦闘航空団は、2024年2月2日、アラスカ州アイルソン空軍基地において、第18攻撃飛行隊を第18戦闘機迎撃飛行隊に、第354航空機整備飛行隊を第18戦闘機生成飛行隊(FGS)に再指定した。 この再指定で、第18FISと第18FGSは、アラスカ作戦地域における国土防衛任務のため航空宇宙管制を提供する主要な戦闘任務のため組織、訓練、装備を整えることができる」。 防空に特化した部隊名のFISの名称は、アンカレッ

速報 アラスカ沖で「気球」撃墜。F-22が一週間でいきなりキルを2つに増やした。

  USAF アラスカ沖の米国領空内で新たな高高度事件が発生した 詳 細はまだ不明だが、米空軍のF-22ラプターがアラスカ沖の米領海上空を比較的高く飛行する「物体」を撃墜した。これが一体何なのか、誰のものなのかは不明だが、米国とカナダの領空を何日も通過していた中国の監視気球をF-22が撃墜して1週間もたたないうちに、今回の事態になった。 国家安全保障会議のジョン・カービー報道官は、本日の記者会見で、東部標準時午後1時45分頃に発生した新たな撃墜事件を初めて明らかにした。ペンタゴン報道官のパトリック・ライダー米空軍准将は、その後の記者会見で追加情報を提供した。いずれも物体の具体的な詳細の説明はなかったが、高度約40,000フィートを飛行し、民間機航行に危険を及ぼす可能性があったと述べた。慎重を期して墜落させたという。 北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は2月9日にこの物体を最初に探知し、地上レーダーで追跡していた。その後、戦闘機が現場に向かい、正体を確認しようとした。NSCのカービー報道官は、物体が比較的小さく、速度が遅いこと、最初の迎撃が暗闇で行われたことで、情報が限られていると述べた。 物体がどこで撃墜され、残骸がどこに落下したかは、まだ明らかになっていない。カービーによると、事件はカナダ国境に近いアラスカ北東部で起こったという。残骸は海氷の上に乗っており、現在、分析のため回収作業が行われている。 また、この物体は容易に操縦できるものではなく、大型積載量があるようにも見えないという。ライダーは、その物体は「小型車くらいの大きさ」であると言った。これは、2月4日にサウスカロライナ州沖で撃墜された中国のスパイ気球について、これまでに判明した詳細と全く対照的だ。前回の気球は、小型旅客機の大きさと数千ポンドの重さの積載物を持ち、操縦能力を持ち、高度6万から7万フィートで飛行していたと言われる。 中国の監視用気球とその下に渡された太陽電池式ペイロードの様子。Tyler Schlitt Photography / LiveStormChasers.com 今回の物体が、長年にわたり世界各地で行われてきたとされる中国の高高度気球監視プログラム関連の気球なのかは、まだ不明である。同時に、これまでほぼ無視されてきた物体に、新たに注目が集まっている。 先週、米国政府が中国の監視用気

地球温暖化でアラスカの地政学的意義に注目

ア ラスカがニュースに出る頻度が増えている。ほぼ毎日のように北米空域に向かうロシア爆撃機に米空軍戦闘機がスクランブル出撃している。太平洋地区で初のF-35共用打撃戦闘機飛行隊はアラスカのイールソン空軍基地で今春運用開始した。サウスダコタからB-1Bランサーがベーリング海ヘ飛びカムチャツカ半島をかすめる経路をとり、日本領空まで超長距離飛行した。その他事例もあり、実ににぎやかな状態だ。 空軍は一連の動きをペンタゴンの目指す「動的戦力展開」“ dynamic force employment ” モデルの一環とし、通常は本国近くにある部隊を予想を超えた頻度で遠隔地に派遣する構想で、米軍が大規模戦力を遠隔地点へ展開する能力を有するのを敵想定国に示す意味がある。平時の戦略競合は他のドメインでも展開している。情報、サイバー、経済の各分野だ。 戦略競合関係とは軍事力で相対的な強み弱みを会話するようなものだ。双方が戦略的に優位だと示し、有事には勝てないと他方に信じ込ませようとする。パンデミックが一段落し競合が復活する中、戦略競合は相手を動揺させる言葉の応酬に似ている。 アラスカは太平洋と北極海の交わる一等地であり、超大国間の言葉の応酬の舞台となっている。その手段が空軍力と海軍力である。そのためこの地区の重要性が増している。 地政学者ニコラス・スピクマンが指摘するのは地政学上の地域区分が地理上の区分けと異なることだ。地理はほぼ固定しているが地政学では時に応じ変化し、競合国の衰亡に左右される。北極海方面では物理面政治面で同時進行で変化している点で他と異なる。地球物理上で文字通り姿を変えつつある。米海軍の海洋学予測では温暖化で毎年数週間だけ新しい海上航路が生まれその後再び氷結すると見ていた。北方水路はロシア沿岸に2025年まで毎年6週間にわたり通航可能となるというのが海軍の予測だ。北西通路がカナダ北方からアラスカ沿岸に伸び、通行可能となるのは間欠的だ。驚くべき変化は年間二三週間だけだが北極点を通る北極横断通路があらわれることだ。 海上交通で新しい可能性が生まれると経済面軍事面で意味がある。気温上昇の経済効果はすぐ現れる。北極海を経由すれば東アジアと西欧で所要日数が4割短くなる。海上移動の費用が減ればサプライチェーン全体に朗報だ。ロシアにとって

ロシア機のアラスカ接近で初めて戦闘機エスコートを確認

ロシアの動きが気になるところです。日本にも東京急行のパターンで防空体制を探るような動きをしていますね。ベアがどこまで補修を受けているかわかりませんが、機体寿命が長くないのではと思います。それでも日米の動きを探るけん制の効果があるとクレムリンは判断しているのでしょうか。 ツポレフTu-95MSベア戦略爆撃機、モスクワの戦勝70周年記念での飛行中。Host photo agency / RIA Novosti U.S. intercepts Russian bombers, fighter jets near Alaska アラスカ沖で迎撃したロシア爆撃機には戦闘機エスコートが付いていた By STEFAN BECKET CBS NEWS May 4, 2017, 11:21 AM http://www.cbsnews.com/news/u-s-air-force-intercepts-russian-bombers-fighter-jets-near-alaska/ WASHINGTON -- 米戦闘機編隊がロシア軍用機複数をアラスカ沖の米領空そばで迎撃した5月3日の事件は米ロ両国の航空機遭遇で最新の出来事になった。 米政府関係者がCBSニュース安全保障担当記者デイヴィッド・マーティンに事件を確認し、遭遇はあくまでも安全かつ規律の取れた形で発生したと述べた。ロシア機による米領空侵犯はなかったとも述べた。 該当のロシア機はTu-95ベア爆撃機二機で4月からアラスカ近辺まで飛行を繰り返している機種だ。今回は初めてSu-35戦闘機二機が随行しているとマーティンが伝えている。米関係者は該当機は前日にシベリアの前線基地に居るのが確認されていると語った。 フォックスニュースは迎撃したのは米空軍F-22ステルス戦闘機二基で水曜日午後9時ごろの出来事と伝えている。 4月には4日にわたりロシア爆撃機、偵察機が米領空付近まで飛行しており、連続したのは2014年以来初めてだ。 ロシアがパトロール飛行を再開した理由を関係者はいろいろな理由があると解説している。ひとつは飛行再開はトランプ政権によるシリア空軍基地攻撃が4月にあったことへの対応という。ロシアはシリアの盟友として攻撃を強く非難していた。 もう一つの説明としてロ