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北朝鮮の最新「極超音速」ミサイルの登場にどう対応すべきか。いつ崩壊してもおかしくない国がこうした尖った兵器を平然と開発し、恐喝しようとしている事実に警戒すべきだ。

北朝鮮は一体何を狙っているのでしょうか。国民はおろか軍の兵士にも十分に食料が行き渡らない中、サイバー犯罪などで手に入れた資金で、さらにロシアや中国の支援も得て、こんな怪物を作ってしまいました。人類の歴史上最大限にゆがんだ統治体制だといってもいいでしょう。こんなヤクザ国家をのさばらせてきたのは長年に及ぶ西側の関心の欠如とともに有効な封じこめ戦略を展開できなかったのが原因なのでしょう。The War Zone記事からご紹介します。 北朝鮮の最新極超音速ミサイル・システムは不吉に映る兵器 北朝鮮は、楔型の極超音速ブーストグライドビークルを搭載した固体燃料の中距離弾道ミサイルの発射実験を行った 北 朝鮮は、固体燃料ロケットブースターを使用した、くさび形の極超音速ブースト滑空体を搭載した新型中距離極超音速兵器と主張する写真とビデオを公開した。ファソンフォHwasongpho火星砲-16Bと呼ばれるこのミサイルの14輪輸送発射装置(TEL)には、発射前に飛翔体を保護するため、前部にクラムシェル・セクションがある。そう、これは不吉に見える。 A picture of the newly unveiled Hwasongpho-16B on its TEL, with the clamshell at the front open. North Korean leader Kim Jong Un, wearing a black leather jacket, is seen to the right. KCNA いつものように、北朝鮮当局は発射の翌日、公式発表とともにファソンフォ16B(Hwasongpho-16Bとも呼ばれている)の画像と動画を公開した。朝鮮半島はすでに4月3日の午後である。 試験発射は、北朝鮮の首都平壌郊外にある、過去にも使用された場所から行われた。同国の指導者である金正恩(キム・ジョンウン)は、他の高官と同様、通例通り出席した。 北朝鮮の公式発表によれば、ミサイルは「朝鮮東海(日本海とも呼ばれる)海域に正確に命中するため、予定通り1000km(621マイル強)を飛行しながら、101.1km(62.8マイル強)の高さで最初のピークに達し、72.3km(45マイル近く)で2回目のピークに達した」という。 韓国当局は昨日、ミサイルの総飛行距離は約372マイル(約

北朝鮮が休戦を破る決断をしているのではとワシントンは本気で心配している。一方日本はそんな事態は起こるはずがないとタカをくくっている....

世界情勢の中で一層の孤立感を感じる北朝鮮は破綻寸前なのでしょうか。その中で金正恩が方針を転換し、南朝鮮にむき出しの敵意を示していること、レトリックの内容から北が手詰まり感から休戦を破ると見る観測がワシントンにある一方、日本国内はそんなことあるわけない、いつもの虚勢だろうと警戒心がないようですね。もちろん、戦闘はあってはならず、自由陣営(最近使わない用語ですが)は抑止力を維持しなければならないのですが、ともかく日本にとってこんな面倒な不良国家がそばにあるだけで非常に迷惑ですね。The National Interestからのご紹介です。 北朝鮮は本当に戦争を決断したのか? 2024年、金正恩がエスカレートする可能性が高いようだ。 深刻な内部問題と、挑発という冷戦時代のアプローチが対外的な目的を達成できなかった。 1 月10日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長は、朝鮮半島の平和的な統一を模索してきた数十年におよぶ政策を放棄した。韓国を"主要な敵"と呼び、"戦争を避けるつもりはない"と述べた。さらに韓国を『消滅』させることにためらいはないだろう、と語った。これでは、金正恩が韓国への大規模な核兵器攻撃を準備しているように聞こえる。  その後、2人の著名な北朝鮮専門家が「金正恩は戦争に踏み切る戦略的決断を下した」と主張する記事を書いた。その後の議論では、そうではないという意見もあった。  では、金正恩は本当に戦争を決断したのだろうか?  この問いにきちんと答えるためには、まず戦争の種類を区別しなければならない。実際、金正恩はすでに戦争に突入している: 金一族は70年もの間、韓国や米国との冷戦を準備し、戦ってきた。このことは、北の対南宣伝活動、米国と韓国を北を侵略しようとする敵対的な敵と見なすこと、ミサイルや核兵器の実験を含む多くの挑発行為、そして扇動的な脅しに見ることができる。  むろん、金正恩は破綻した政権を存続させるためにこうした行動を利用している。金正恩は、政権の多くの失敗から国民の注意をそらし、権力を持ち成功した指導者の姿を見せようとしている。これらの行動はまた、韓米同盟の弱体化を期待し、韓米同盟に圧力をかけることを可能にする。  そして、金正恩は明らかに熱い戦争の準備をしている: どの国の軍隊も戦争に備えている。しかし

北朝鮮が新型巡航ミサイルを試射、中国は米国の台湾海峡通過を非難など日本周辺で気になるニュース(1月25日現在)

  Pulhwasal-3-31 crusie missile KCNA Image 北朝鮮が新型巡航ミサイル試射 北朝鮮国営メディアの報道によると、北朝鮮は水曜日に新型巡航ミサイルの試験発射を行った。一方、中国軍はUSSジョン・フィン(DDG-113)による水曜日の台湾海峡通過を非難し、オーストラリア海軍(RAN)は今年最初の地域派遣でフリゲート艦を派遣した。 国営の朝鮮中央通信は木曜日、北朝鮮ミサイル管理局が開発中の巡航ミサイル「プルファサル 3-31」の初試射を行ったと報じた。「今回の試射は周辺国の安全保障に何ら影響も与えず、地域情勢とも無関係だ」とし、試射は兵器システムの絶え間ない更新プロセスの一環であり、管理局とその防衛科学研究所の定期的かつ義務的な活動であるとも説明した。 内容では、発射されたミサイルの数や発射場所については触れられていないが、水曜、韓国の合同参謀本部(JCS)は、同日午前7時、北朝鮮が黄海に向け巡航ミサイルを数発発射し、米韓の情報機関が詳細を分析中と発表した。 韓国の申元植(シン・ウォンシク)国防相 Defense Minister Shin Won-Sik は今回の発射を非難し、北朝鮮は「『水中核兵器システム実験』と主張する巡航ミサイルを発射した」と韓国を本気で脅していると述べた。申元植は、清州基地を拠点とする韓国空軍(ROKAF)第17戦闘航空団を訪問した際に発言した。彼は同部隊に対し、北朝鮮が戦争を始めた場合、北朝鮮政権に終止符を打つのは自分たちだと語った。「金正恩政権が開戦という最悪の選択をした場合、諸君は最短時間で敵の指導者を排除し、政権の終焉を告げる先兵となるだろう」と語った。 北朝鮮に関する国連決議は、巡航ミサイルを禁止していない。しかし、通常弾頭と核弾頭を搭載できる巡航ミサイルは、韓国とそこで活動する米軍にとって核兵器の脅威となる。 PLAN艦艇の気になる日本周辺での動き 水曜日、中国の東部戦域司令部は、USSジョン・フィンによる水曜日の台湾海峡通過を非難する声明を発表した。「中国PLA東部戦域司令部の部隊は、米軍艦の通過を全行程で追跡・監視し、法律と規則に従って対処した。同司令部のスポークスマンはまた、米軍は最近、地域の平和と安定を悪意を持って損なう挑発的な行為を頻繁に行っていると述べた。「戦域の部隊は常に厳戒態勢を

金正恩は開戦準備に入った----北朝鮮専門家からの警告に耳を傾けよう

北朝鮮のことを忘れていませんか。ここに来て北朝鮮が韓国を敵国と位置づけ、統一を断念する内容の宣言もしており、北朝鮮の情勢もどんどん悪化しているようです。38th Northで平壌に造詣の深い二名の学者が投稿していましたのでご紹介しましょう。 Source: Rodong Sinmun 朝 鮮半島情勢は、1950年6月初旬以来の危険な状態になっている。大げさに聞こえるかもしれないが、1950年の祖父同様に、金正恩は戦争に踏み切る戦略的決断を下したと我々は考えている。金正恩がいつ、どのように引き金を引くつもりなのかはわからないが、平壌の「挑発行為」に対するワシントン、ソウル、東京の日常的な警告をはるかに超える危険性がすでにある。言い換えれば、昨年初めから北朝鮮のメディアに登場する戦争準備のテーマは、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の典型的な威勢の良さとは別のものだ。 「確固とした」証拠がないままで、平壌が軍事的解決に踏み切った、つまり事実上戦争を予告したという不安を煽るのは危険である。典型的には、金正恩はそのようなことをすればワシントンとソウルにより自分の政権が破壊されることを「知っている」ので、あえてそのような手段を取らないはずだ...。これが政策立案者たちの考えだとすれば、金正恩の歴史観を根本的な読み違えていることになり、(金正恩とワシントンの双方が)大惨事を招きかねない想像力の重大な失敗の結果である。 歴史的背景 過去33年間の北朝鮮政策の歴史を理解していないことは、学術的な問題ではない。その歴史を誤ることは、私たちが今直面していることの大きさを把握する上で危険な意味を持つ。1990年から2019年まで、北朝鮮の政策が米国との関係正常化という中心目標を維持した理由、方法を詳細に把握することなしに、それ以降の平壌の考え方に起こった重大な変化を理解することはできない。戦争に備えるという金正恩によるこの根幹をなす政策転換は、他のすべての選択肢が出尽くし、1990年以降の北朝鮮政策を形成してきた従来戦略が取り返しのつかないほどの失敗に終わった判断した後に初めてもたらされるものである。 平壌の意思決定は場当たり的で短絡的に見えることがしばしばあるが、実は北朝鮮は世界を戦略的かつ長期的視野で見ている。1990年の金日成による極めて重要で戦略的な決断に始まり、北朝鮮は中国やロシ

核兵器だけではない。北朝鮮の保有する化学兵器、生物兵器も看過できない。

  アナリストは北朝鮮の核兵器の脅威に注目しているが、平壌の化学兵器や生物兵器も心配の種だ   北 朝鮮のキム・ソン国連大使は米国が2023年を"極めて危険な年"にしていると非難した。 同大使は核衝突に関するソウルとワシントンの "継続的なヒステリー"は無謀であり、朝鮮半島の地政学的対立を引き起こしていると主張した。 平壌は国連会合で大げさな主張をすることがあるが、今回の大使発言は、隠者王国の挑発がエスカレートしている時期と重なっている。 北朝鮮の指導者金正恩(キム・ジョンウン)政権はここ数カ月、日本、韓国、そしてアメリカとの核戦争や武力衝突を予告している。平壌はまた、この地域でのミサイル発射のペースを上げており、敵対国を挑発する意思と能力を示している。 アナリストは北朝鮮の核兵器の脅威に主に注目しているが、平壌が保有する化学兵器や生物兵器も心配の種だ。 北朝鮮の大量破壊兵器についてわかっていること 北朝鮮は第二次世界大戦後、核開発計画のスタートを切るためソ連を頼った。ソ連が寧辺(ヨンビョン)核科学研究センターを建設し、1960年代半ばまでに完成させ、配当は得られた。 北朝鮮は1985年に核兵器不拡散条約に批准したが、2003年に正式に脱退した。それ以来、平壌は核実験を何度も行っている。 北朝鮮は化学兵器禁止条約にも加盟しておらず、攻撃的な生物・化学兵器プログラムを監督していると考えられている。 米軍韓国司令部の元情報分析官である著者のロバート・コリンズによれば、平壌は1960年代に生物兵器の研究を始めた。この頃、国防科学研究所の下に細菌兵器の研究組織が作られ、北朝鮮は炭疽菌、コレラ菌、ペスト菌を手に入れた。The Hillのインタビューでコリンズは、平壌のハッカーたちが韓国の化学工場を危険にさらしていると付け加えた: 「韓国の化学工場がどこにあり、爆発が起きたら現地でどれだけの被害が出るかを把握する目的で、韓国の化学事故対応情報システムにもハッキングしている」。 韓国国防省が発表した2018年白書では、北朝鮮が炭疽菌、天然痘、ペストを保有していることを概説している。アナリストたちは、北朝鮮が将来戦争になれば、ホスゲン、サリン、マスタード、V型化学剤などの備蓄を武器化すると考えている。専門家によれば、少なくとも12箇所の施設が

北朝鮮はハマス・イスラエル戦争から何を学ぼうとしているのか (National Interest)

  ハマスの攻撃は朝鮮半島にどんな影響を与えるか。今回の攻撃から戦術面の教訓を学ぶ軍人が南北双方にいるはずだ 。 10 月7日、ハマスがイスラエルの民間人を標的に凶悪な攻撃を行った。女性や子どもを含む1,000人以上の民間人を拷問し殺害するハマスの戦術は、イスラエルに報復を強要し、パレスチナの民間人を巻き添えにするような方法で報復させるという、彼らの最大の目的を示している。さらに、ハマスが市民多数を誘拐したのは、イスラエルに人質を救出するための地上攻撃作戦を実行させるためであることは明らかだ。そのような地上攻撃は、パレスチナ人にかなりの犠牲者を出すだろう。ハマスとしては、イスラエルを疲弊させ、世界を敵に回したいと考えているのだろう。イスラエルによる攻撃でパレスチナ人多数が犠牲になれば、独立国として承認されるため必要な国際的支持が得られると考えている。 韓国への影響 では、ハマスの攻撃は朝鮮半島にどのような影響を及ぼすのだろうか。この攻撃から戦術的な教訓を学ぶ軍人は南北両方にいるだろう。しかし戦略レベルでは、ハマスと北朝鮮で状況が大きく異なる。北朝鮮の指導者、金正恩は今日、ハマスの戦略を試すことには消極的だろう。金正恩は、もしハマスの作戦を実行し、何百人もの韓国人を殺せば、韓国軍の反撃が正当化され、韓国にとって最大の軍事的標的になることを知っているからだ。そして、韓国とアメリカはある程度居場所を知っている可能性が高く、金正恩にそうするよう迫られた場合、その場所と金正恩を正確に排除できる武器を持っている。  自身の生存が最優先事項であるため、金正恩が生存を著しく危険にさらすような方法で韓国を攻撃する可能性は極めて低い。実際、金正恩は2010年以来、(ミサイル発射のような)低レベルの挑発や、(韓国軍艦「天安」撃沈のような)もっともらしく否定できる限定的な攻撃こそが、韓国や米国の深刻な反応を今のところ避けつつ、自らの力を誇示するのに最適な挑発であることを学んできた。 核兵器は北朝鮮の威圧の鍵である そして、それが金正恩が重要な核兵器戦力を構築しようとしている理由のひとつであるようだ。金正恩が200~300発以上の核兵器を持てば、北朝鮮の攻撃に対する報復が核戦争にエスカレートする恐れがあるため、韓国やアメリカの報復は制限されると感じるだろう。「核の影」と呼ばれるこの状態は、金