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クウェイト向けF/A-18EE/F売却契約成立で喜ぶボーイング

閑古鳥状態だったスーパーホーネットがここにきて結構な受注を得ており、生産ラインは一気に2030年代まで維持できそうな気配です。日本も派生型EA-18Gを購入するんでしたね。


Boeing Awarded $1.16B Super Hornet Contract for Kuwait Fighter Program ボーイングのクウェイト向けスーパーホーネット契約11.6億ドルが成立


By: Sam LaGrone

April 1, 2018 9:58 PM

Two U.S. Navy F/A-18E Super Hornets on March 9, 2018. US Air Force Photo


ーイングが首を長くして待っていたクウェイト向けF/A-18E/Fスーパーホーネット28機の売却契約11.6億ドルが交付されたことがペンタゴン発表資料で判明した。

内訳は単座E型22機と複座F型6機でクウェイト空軍で供用中のF-18Cホーネット27機と交代する。

公表資料によれば契約ではレーダー警戒装置および兵装類も含む。ボーイングは手付金275百万ドルを受け取り2022年までに作業を完了する。

国務省は議会に対してクウェイトによるスーパーホーネット40機購入の意向を2016年に通告していた。


「戦略的パートナーとしてクウェイトは地域内安定の維持に欠かせない。F/A-18E/Fスーパーホーネット調達で米軍との共同作戦体制が拡充され、訓練のみならず将来の共同運用で域内安全の確保という共通目標の実現に迎うことが可能となる」

クウェイト以外にスーパーホーネットにはフィンランド、インド、スイス、ドイツ向け販売の可能性が生まれており、さらに米海軍にも追加購入の動きがあり、さらに海外向け販売が成約すればミズーリ州の生産ラインは2030年まで維持できそうだ。


契約成立でミズーリ州ヘイゼルウッド(総工程の47.2%)、カリフォーニア州ゴレータ(22.3%)、同州エルセグンド(20.1%)、の他テキサス、ミネソタ、アリゾナ、フロリダ、ニューヨーク、ニュージャージー、オクラホマの各州経済が恩恵を受ける。■

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