Lockheed Martin Has Delivered 265 F-35s (And the Profits are Pouring In)ロッキード・マーティンオF-35納入累計が265機に(利益は増加中)
ロッキード・マーティンのF-35共用打撃戦闘機の将来は明るい。事業が軌道に乗り大幅拡大への準備ができており、完全生産開始も時間の問題だ。同社によればここ数年は年率18パーセント成長だ。
「当社のF-35事業で昨年は66機を納入し政府とのお約束を守れました」とロッキード・マーティン会長兼社長兼CEOマリリン・ヒューソンは投資家向けに語る。「業績は対前年比40パーセント増で今後も増産に向かいます」
同社は2018年も拡大を期待する。「この勢いのまま今年は90機引き渡しを予定し、35パーセント増にし、完全な量産はあと数年で始めます」「米国と海外向け引き渡し累計は265機を超え、海外でのF-35の評判も高い」
事業拡大でF-35製造の利益もふえつつある。「リスク管理をしっかりして利益率が増えている」と同社執行副社長兼最高財務責任者ブルース・タナーexecutive vice president and chief financial officer Bruce Tannerが投資家向けに説明している。「これも生産が順調なおかげ」
ロッキード・マーティンのF-35利益率は2018年も増えるが、2017年の勢いはないようだ。「2017年実績より若干低くなる。初期のLRIP(定率初期生産)分の機体ロットでリスク低減策をとっており、今年は昨年よりやや高い実施になる。そのため2018年度生産分のリスクは昨年と違ってきます」
ロッキード・マーティンの予測は控えめで同社はこれ以上の実績を期待している。「計画より実績がよくなる機会があり、現時点の計画は低い内容になっています。これによりF-35で各種の効果があらわれますが、TX別名APT(高等パイロット訓練機)の選考結果が今年後半に出てきますので、総合的な利益が低めになる効果が出るかもしれません。利益率も当初はかなり低くなりそうです」
ロッキード・マーティンの航空宇宙事業でF-35の利益率は大きな指標となる。4,000億ドルの同事業が大きな割合を占めるからだ。「現在のF-35の利益率は航空宇宙事業全体の数字とほぼ同じと思ってもらってよい。逆に言えばF-35事業の比重が航空宇宙事業でそれだけ大きいということです」(タナー)■
Dave Majumdar is the defense editor for The National Interest. You can follow him on Twitter: @davemajumdar.
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