技術は水の流れのように止めることはできないのですが、それにしても中国の技術進歩は
想像以上に早い。現在の中国はまだ質より量重視ですが、
質量ともに強力になった中国が出現したとき、あるいは米国はじめ西側の相対力が低下した
とき恐ろしい力のバランスの変化につながりかねません。日本も戦略的に技術開発を進めていく
必要がありますね。
想像以上に早い。現在の中国はまだ質より量重視ですが、
質量ともに強力になった中国が出現したとき、あるいは米国はじめ西側の相対力が低下した
とき恐ろしい力のバランスの変化につながりかねません。日本も戦略的に技術開発を進めていく
必要がありますね。
Is This Chinese Navy Ship Equipped With An Experimental Electromagnetic
Railgun? この中国艦は試作電磁レイルガンを搭載しているのか
A functioning railgun fitted to a ship would signify a massive accomplishment for China
and it would be a source of major concern at the Pentagon.
作動レイルガンの搭載に成功すれば中国には大きな一歩となり、
ペンタゴンには懸念材料となる
BY JOSEPH TREVITHICKJANUARY 31, 2018
ソーシャルメディアに現れた写真で中国の上陸用舟艇がレイルガンを搭載しているように見える。事実なら電磁砲装備で初の艦載事例となり、試験用とはいえ中国軍が戦闘の様相を一変する可能性も秘める。
オンライン上で流布している画像では人民解放軍海軍(PLAN)の072III型上陸艦海陽山 Haiyang Shan(艦番号936)が湖北省武昌の造船所で大型新型砲塔を艦首に搭載しているのがわかる。砲塔は完全密閉型のようで大口径砲身が見える。同級の他艦はもっと小さい37mm砲二門を装着する。
VIA @XINFENGCAO
A low quality close up of the Haiyang Shan's new turret.
舶用コンテナ多数がみられ、おそらく電磁砲用の大型電源だろう。一つは空調で発電機他電子装備の冷却用だ。また管制用のコンテナで発射時のデータを集めるのだろう。
What the hell is this? pic.twitter.com/sQDAsHd7A3
Type 072Ⅲ landing ship Haiyangshan at Wuchang shipyard, this place used to install twin 37mm gun. pic.twitter.com/b91lP2tsOF
Type 072Ⅲ landing ship Haiyangshan at Wuchang shipyard, this place used to install twin 37mm gun. pic.twitter.com/b91lP2tsOF
Don't need to worry about the power supply, note the three containers on deck, which could be the power station. pic.twitter.com/gTk4AgdvXT
砲の大きさと形状からみて米海軍のレイルガン試作品と似る。米国はまだ海上公試していないが、陸上設置の試験装備の実射風景映像が公開されている。
ただし海陽山の艦上装置は作戦用ではないようだ。072III型の輸送能力は500トンで実験艦としては理想的だ。
PLA海軍の072型揚陸艦が試験艦に改修され、新型艦砲(レールガン)を搭載した pic.twitter.com/ZcVVD4FqiD
中国ネットユーザーが作成した部品名称図 pic.twitter.com/3zgxfxKUfO
米海軍ではスピエアヘッド級遠征高速輸送艦を使ったレイルガン試作品の海上公試提案がある。同艦は双胴船で大型ヘリパッドに試作品を搭載できる。
米海軍の公表内容では既存砲をはるかに上回る射程を実現するとあり、各艦が従来より迅速に攻撃に入り、陸上海上並びに空中の標的を打破できるとある。また同装備の導入で艦船の脆弱性が減る。砲弾は爆発性火薬を使わないため補給面での負担が軽減できるからだ。また運用経費も下がり、各艦の砲弾搭載量を増やす効果もある。
このためレイルガンは海上戦、楊陸作戦と各種用途で有益性を発揮するはずで、中国を意識すると重要な要素だ。中国が広大な領土領海を主張しているためだ。
中国軍もレイルガン開発を進めており、関連技術として電磁カタパルトを空母用に開発中だ。中国の電磁技術応用軍事装備の開発は1980年代までさかのぼるが、ここにきて急速に進展している。2017年10月にPLAN技術大学(武漢)でこの分野を任されているMa Weiming少将から研究で突破口が開いたとの報告があった。
A sharper one, is that a typical railgun barrel?
海陽山の搭載砲は単なる大型通常砲塔の可能性があるし、ハイブリッド方式でレイルガンの不活性超高速発射弾を通常の砲身で運用するのかもしれない。米陸軍、海軍はともに後者の実用化を目指しており、近い将来に実戦に試験導入する。
米海軍の試験砲はマッハ6で砲弾を発射する。理論上、通常方式の火砲で同じ砲弾を発射してもマッハ3が上限といわれる。ただし、これでも既存砲弾より相当速い。
ただし米海軍は10年以上の研究開発にもかかわらず実戦テストが要求にこたえられない電磁兵器へ関心を失い始めたと伝えられる。確かめようと海軍研究局に問い合わせたがまだ答えはない。
武昌造船所はこれまでも055型駆逐艦や空母等の搭載装備テストを担当している。
PLAN艦艇が電磁砲あるいはハイブリッド装備を搭載すれば兵力投射能力が大幅向上し同国の領土主張の一助となるのは言うまでもない。米国はじめ関係各国には重大な事態となる。ハイテク分野で中国が急速に米国と肩を並べるようになってきていることが重要であり、ペンタゴンには暗い懸念が広がっている。■
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