韓国のことなのでと放置しておけません。東京五輪は3年後のことで、同じ問題は日本で発生するのです。(北朝鮮がまだ存続しているとして)国連制裁決議との兼ね合いで韓国は自国民(韓国は北も自国としていますよね)なのでと強弁すると思われますがいかなる便宜供与も違反事項になるのではないでしょうか。そうなると国際オリンピック委も同様ですね。これも日本はよく見ておく必要がありますね。
North Korea is sending a huge delegation to the Winter Olympics — but getting them there will be tricky 北朝鮮が大規模代表団を冬季五輪に送り込むが実施方法はやっかいだ
South Koreans perform on stage during the Pyeongchang 2018 Winter Olympic Games torch relay on November 4, 2017 in Busan, South Korea. Photo by Chung Sung-Jun/Getty Images
- 北朝鮮は平昌オリンピック大会に代表団を送ると表明
- 北朝鮮代表団の渡航などロジは複雑になりそうだ。両国は交戦中の扱いのため
- 北朝鮮代表団の韓国入国方法、宿泊先、安全の各方法など検討課題が浮上
南北朝鮮が2年ぶりの直接会談で1月9日大きく踏み出した。
北朝鮮は平昌冬季五輪に参加すると発表し、北朝鮮は競技選手、芸術団、応援団、テコンドー実演チーム、報道団を送る。
北朝鮮でオリンピック出場資格があったのはフィギュアスケート選手男女ぺア(Ryom Tae-ok、Kim Ju-sik)のみだが昨年10月の登録締切期日に手続きしていなかった。国際オリンピック委員会は1月8日に北朝鮮向けに手続き延長を発表し参加に道が開けた。
問題は選手団等を韓国へどうやって連れて行くかだ。
一部のみ陸路、残りは海路で入国か
A North Korean ferry carrying 368 North Korean supporters sail into the port of Dadaepo September 28, 2002 in Busan, South Korea. Chung Sung-Jun/Getty Images
北朝鮮関係者を五輪会場に移動させるのはハードルが高い。北朝鮮五輪組織委員会会長のLee Hee-beomは選手は非武装地帯を横断して南入りすると述べている。
その通りなら北朝鮮運動選手が陸路で韓国にやってくる初の事例となる。だがこの扱いは選手以外の訪問団には提示されていない。
「韓国は北朝鮮訪問団を歓迎し選手のみ韓国政府が陸路での移動を許し、残りは船で移動する」とLeeはロイターに語っている。
2002年に北朝鮮は代表団606名を韓国釜山でのアジア競技大会にクルーズ船で送り込んだ。
翌年の夏のユニバーシアード大会(大邱)に528名代表団が航空機で北京経由で移動した。
選手団は韓国と一緒に会場行進する
South Korean women wave unification flags at departing athletes at Gimhae Airport October 11, 2002 in Pusan, South Korea. Photo by Chung Sung-Jun/Getty Images
韓国統一部副大臣Chun Hae-sungは記者団に韓国から南北合同行進を開会式で行い統一旗の下で行いたいとの構想を提案していると述べたが確認はは出ていない。
朝鮮戦争が休戦となった1953年以後南北は敵対しているが両国はスポーツで統一されることもあり、サッカーや卓球で競合したこともある。
南北が合同で行進入場したのはシドニーオリンピック(2000年)が初で2002年のアジア競技大会でもこれを繰り返した。ただし、政治動向の変化で合同行進は中国開催のアジア競技大会(2007年)が最後になった。
北朝鮮派遣団は会期中、停泊中のクルーズ船に宿泊
The North Korean team parading at the opening ceremony of the Winter Olympics at the Nagano Olympic Stadium, Nagano, Japan, 7th February 1998. Photo by Shaun Botterill/Getty Images
聯合通信によればクルーズ船が北朝鮮に提供され、390室があり1,000名まで収容できるという。同船がおそらく代表団の宿泊場所になるのだろう。釜山でも同様の措置があった。
以前のオリンピック大会で北朝鮮代表団はオリンピック村利用を提示された。だが2008年の北京オリンピックで選手団は練習以外にオリンピック施設の利用を許されなかった。このため韓国が独創的な方法で北朝鮮の宿舎問題を解決した。
2003年ユニバーシアード大会で北朝鮮選手団は地元銀行の訓練施設に寝泊まりし選手村には入らなかった。
費用は誰が負担するのか
South Koreans wave unification flags to departing North Korean athletes at Gimhae Airport October 11, 2002 in Pusan, South Korea. Chung Sung-Jun/Getty Images
だが北朝鮮参加で発生する移動、宿泊、練習の経費を誰が負担するのかはっきりしない。
これまでは韓国が北朝鮮関係者の韓国内発生費用を負担することが多かった。
だが2014年アジア競技大会に先立ち韓国は国際規範にしたがい、参加国が事故負担することとした。北朝鮮関係者は打合せ会合で「席を蹴って飛び出した」という。
だが韓国は昨年、IOCが費用一部を負担すると述べている。
「IOCが北朝鮮の練習他の経費を負担する用意があり、その他大会参加関連経費も負担する」と韓国スポーツ大臣Do Jong-hwanが述べている。IOCは北朝鮮に訓練器具も昨年供与している。
こうした便宜供与が国連制裁措置に違反するのかで専門家の意見も分かれている。
北朝鮮代表団の参加で五輪は安全に開催できそうだ
South Korean special police participate in an anti-terror drill at the Olympic Stadium, venue of the Opening and Closing ceremony, on December 12, 2017 in Pyeongchang, South Korea. Chung Sung-Jun/Getty Images
専門家は五輪大会が北朝鮮代表団の参加で安全になると見る点で一致しており、襲撃を受ける可能性が減るとする。
それでも韓国が保安体制を強化する。ロイターは韓国国防相が五輪会場に5千名の武装兵士を配備するとしており、サイバーセキュリティ体制も北のハッキングを想定して強化するという。■
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