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1月5日、カール・ヴィンソン空母打撃群が米本国を出港し西太平洋へ移動中

北朝鮮をにらんだ動きで、1月下旬からの米海軍の朝鮮半島付近での作戦行動に要注意ですね。

Carl Vinson Strike Group Departs for Second ‘3rd Fleet Forward’ WESTPAC Deployment

カール・ヴィンソン打撃群が西太平洋に出港
カール・ヴィンソン空母打撃群のUSSカール・ヴィンソン(CVN-70)が第二空母航空団を搭載し、誘導ミサイル巡洋艦USSレイク・エリー(CG-57)、誘導ミサイル駆逐艦USSウェイン・E・メイヤー(DDG-108)、USSマイケル・マーフィー(DDG-112)がロナルド・レーガン空母打撃群及び海上自衛隊と西太平洋で演習した。US Navy Photo

January 5, 2018 4:29 PM


カール・ヴィンソン空母打撃群(CSG)が6千名超の乗組員が第三艦隊前方配備で米本土西海岸を本日出航し西大平洋での任務に向かった。今回は米第三艦隊所属のまま二回目の西太平洋配備となる。
海軍は第三艦隊所属艦の展開を2016年に開始し、第三艦隊隷下が国際日付変更線を超えた瞬間に第七艦隊指揮下に変わる。この展開のねらいは第七艦隊に日本へ前方配備中の艦船で朝鮮半島付近の運用を続けながら、第三艦隊に協力関係強化の演習や人道救難ミッション他を太平洋各地で行わせることにある。
カール・ヴィンソンCSGは一年前の2017年1月5日に初の第三艦隊前方配備任務に出港した。同CSGの展開は30日程度延長され朝鮮半島沖合へ進路変更しプレゼンスと抑止力を示した。カール・ヴィンソンCSGは日本配備のロナルド・レーガンCSGに加わり、1990年代以来久しぶりとなった空母二隻による演習を朝鮮半島沖合で実施した後本国に戻っていた。
同CSG指揮官ジョン・フラー少将Rear Adm. John Fuller は海軍報道資料で「当打撃群は第三艦隊の進歩し続けるインド太平洋作戦能力を示せると期待しています」「その訓練を受けミッションをいつでも実施できる状態です」と語った
同CSGはUSSカール・ヴィンソン(CVN-70)、第二空母航空団(CVW)、誘導ミサイル巡洋艦USSレイク・チャンプレイン(CG-57)、誘導ミサイル駆逐艦USSウェイン・E・メイヤー(DDG-108)、USSマイケル・マーフィー(DDG-112)で構成する。マイケル・マーフィーは母港のハワイで合流する。

第二空母航空団は機材70機あまりがあり「ブラックナイツ」ヘリコプター洋上戦闘飛行隊(HSC-4)、「ブルーホークス」ヘリコプター洋上打撃飛行隊(HSM-78)、「バウンティハンターズ」打撃戦闘機飛行隊VFA-137、「ゴールデンドラゴンズ」VFA-192、「ブラックイーグルズ」空母搭載空中早期警戒飛行隊(VAW-113)、「ガントレッツ」電子攻撃飛行隊(VAQ-136)、「プロヴァイダーズ」艦隊補給支援飛行隊(VRC-30)で構成する。■

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