2017年1月31日火曜日

ヘッドラインニュース1月31日(火)


1月31日のヘッドラインニュース:T2

注目記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがありますのでご了承ください。

世界初の原子力空母エンタープライズ除籍へ
USSエンタープライズは2月3日海軍から除籍される。除籍式典は同艦が建造されたニューポート・ニューズで行われるが一般公開はしないが米海軍はフェイスブックで伝える。

Tu-22編隊がロシアから飛びシリアを爆撃
ロシア空軍のツボレフTu-22M3(NATOコード「バックファイヤーC」)がシリアを1月24日空爆していたことが判明した。ロシアのモズデクを離陸し、イラン、イラク領空を通過しシリア国内のISISの司令部、武器集積地を攻撃したとロシア国防省は発表。公表された画像から見る限り投下したのは非誘導方式の通常爆弾のようだ。バックファイヤーの生産は1993年に終了しているが、今回の機材はその後改修を受けた中で最新型のようだ。

イエメンでオスプレイ一機喪失
イエメン中央部でのアルカイダ掃討作戦で、米特殊部隊隊員一名が戦死し、V-22が撤収に向かったが着陸に失敗し機体を損傷した。その後機体は意図的に破壊され残骸を残さないようにした。特殊部隊は携帯電話やノートPC等の貴重な情報源を押収した。
http://www.latimes.com/politics/washington/la-na-trailguide-updates-trump-raid-1485698239-htmlstory.html

台湾がPAC-3を東海岸に配備
台湾は台東県にPAC-3を配備したことをあえて公表した。
https://udn.com/news/story/6656/2257125

2017年1月30日月曜日

もし戦わば⑨ ロシア巡洋戦艦キーロフ対米最新鋭駆逐艦ズムワルト


もし戦わばシリーズです。⑨回目になりました。しかし、これはどうなんでしょう。あくまでも単艦での一騎打ちということなのですが、キーロフの重装備攻撃手段の方がどう見ても有利な気がしますが、望むらくは実戦で両艦の性能を実証する機会が訪れないことを祈りますがどうなるかわかりませんね。


The National Interest


Russia's Super Battlecruiser Kirov vs. America's Stealth Destroyer Zumwalt: Who Wins?

January 27, 2017

ここに来てロシアと西側の関係悪化で水上艦同士の戦闘が再び真剣に想定されている。中東や中央アジアの地上戦の支援に十年以上も回っていた米海軍が敵艦を沈めるという本来の任務に注力しつつある。米海軍は新型誘導ミサイル駆逐艦USSズムワルトも導入しているが、同艦の主任務な地上砲撃の想定だ。
  1. 一方のロシアはキーロフ級巡洋戦艦を今も供用中だ。艦齢ほぼ30年の巨大艦で老朽化も目立つが今でも強力な武装を誇り、主任務たる敵大型艦の撃沈、特に航空母艦を狙う存在だ。
  2. ではこの二艦が直接対決したらどうなるだろうか。
  3. ズムワルト級は米海軍の最新誘導ミサイル駆逐艦で三隻の陣容となる。アドミラル・エルモ・ズムワルト、マイケル・マンソー、リンドン・B・ジョンソンで艦砲射撃に最適化している。海軍で初の「ステルス」艦で独特の艦形はレーダー反射を抑えるための工夫だ。
  4. ズムワルト級は排水量14千トンで米海軍最大の駆逐艦だ。艦の大きさと重量はステルス性と関連があり、ほぼすべての搭載装備を艦内に収容している。全長610フィートのズムワルトはレーダー上では小漁船にしか映らず、最高速度は30ノットだ。
  5. 重量増の原因には搭載兵装とセンサーがある。AN/SPY-3隊機能レーダーで中高度の探索能力が以前より向上しており、スタンダードSM-2対空ミサイルを運用する。垂直発射サイロが80基あり、SM-2や発展型シースパローミサイル、トマホーク対地攻撃ミサイル、ASROC対潜ロケットを発射できる。
  6. ズムワルト単艦では広面積の対空防御はできない(そのためSM-2搭載も決まったようだが)が、個艦防御は十分可能だ。海軍はSM-2AURミサイルを追加発注しており、射程は短いが発展型シースパローミサイル(ESSM)も各サイロに4発搭載し理論上はESSMが320発まで搭載できる。
  7. 米海軍の対艦攻撃能力が減衰していること、21世紀初頭では地上戦が中心になっていることを考えると、ズムワルトが対艦攻撃能力に劣ることは驚くべきことではない。ハープーン対艦ミサイルはサイロに入らないため搭載しておらず、どうしても搭載するなら主甲板上に斜め発射管をつけるしかない。
  8. 155ミリ高性能艦砲二門は最大射程83マイルで一分間10発の射撃が可能で、対空戦にも投入できる他、水上艦を相手に相当の損傷を与えられるはずだ。
  9. ズムワルトの対戦相手は巡洋戦艦キーロフで過去の遺物といってよい。建造は1980年代末で米空母への攻撃を主眼に攻撃力重視の設計だ。同時に相当の対空能力も有している。
  10. キーロフ級は空母以外では戦後最大級の水上艦である。全長826フィートというのは第二次大戦時の戦艦ビスマルクやアイオワに匹敵するが排水量は24千トンしかない。その理由に原子力推進を採用し、ボイラー含む補機を省いたことがある。最高速度は32ノットだ。
  11. 別の理由もある。アイオワ級戦艦の16インチ砲塔は1,075トンだったがキーロフはミサイルを代わりに搭載している。攻撃手段としてキーロフはP-700グラニット対艦ミサイル20発を搭載する。グラニットは全長33フィートで15千ポンドの無人機の格好をしている。
  12. グラニットの射程は300マイルで速度マッハ2.5で1,653ポンドの弾頭を運ぶ。初期目標情報はキーロフ自体、キーロフの艦載ヘリあるいは地上運用のTu-95ベア含む偵察機から入手する。レジェンダ衛星も活用し、標的情報をキーロフ経由でグラニットに入力する。
  13. キーロフは防空能力も考慮し十分な数の対空ミサイルを搭載し、グラニット攻撃ミサイルを打ち尽くすまで艦を防御できる。S-300F長距離対空ミサイルは96発が外側の防御にあたり、3K95短距離ミサイルと4K33短距離ミサイルがそれぞれ192発、40発で内側防御網を形成する.さらに最後の手段としてAK-630近接防御装備が30ミリガトリング砲で待機する。
  14. ではこの2艦が対峙する想定でどちらが勝つだろうか。公海を両艦が航行中で対艦ミサイルの最大射程としてキーロフのグラニットミサイルの300マイル離れた地点にあると想定しよう。これまでのシナリオとは異なり、それぞれ相手の位置は把握していない想定で始めその後に把握するとする。キーロフはレジェンダ衛星を活用できるが、これはレーダー衛星だ。ズムワルトはステルス駆逐艦で小漁船ほどのレーダー反射しかない。
  15. 両艦は必死になって相手を探知しようとし、ヘリコプターで水平線の向こうを探知させる。この状況でステルスのズムワルトは非ステルスながら堂々たる威容を誇るキーロフ巡洋戦艦より大きく有利だ。ズムワルトのヘリコプターがキーロフを先ず発見し、データ送信してくる。キーロフはこのヘリコプターを発見するがズムワルトの正確な位置はわからない。
  16. ズムワルトのステルス性がそのままなら理論上は同艦はキーロフの対艦攻撃射程内に侵入できる。一方でロシア巡洋戦艦は長距離からズムワルトを一掃したいはずだ。キーロフの搭載システムすべてが衛星目標捕捉からミサイル誘導までレーダー誘導方式であることが悲劇だ。キーロフはズムワルトの推定位置にミサイルを発射するが、グラニットのアクティブホーミングレーダーは米艦の小さなレーダー反射を捉える必要があるのだ。
  17. 仮にグラニットがズムワルトを捕捉してもズムワルトの対空装備は十分対抗できる。SM-2中距離対空ミサイルが少なくとも18発あり、それ以外にも高性能シースパロー短距離ミサイルがあり、ズムワルトはおそらくグラニットの大部分は迎撃できるだろう。
  18. ズムワルトが砲撃をする可能性はあるだろうか。状況次第としかいいようがない。最大射程の83マイルから長距離陸上攻撃弾を高性能主砲システム(AGS)から発射すると161.89秒で目標に到達する。ズムワルトがキーロフの正確な位置を把握していても移動する砲弾が移動する巡洋戦艦に到達するのに時間がかかりすぎる。AGSはGPS誘導能力があるが大して役に立たない。キーロフの移動速度が均一で正確な方位がわかっていれば砲弾の微調整は可能だが初弾のみに有効だ。一旦キーロフがジグザグ航行をはじめれば照準を合わせるのは不可能になる。
  19. シナリオの結末はこうだ。互角に終わる。ともに正確な照準を得られない。ズムワルトは目標に接近できず、キーロフはレーダー誘導兵装を運用できず、ともに決着を別の機会につけることになる。将来、新型長距離対艦ミサイルが導入されればズムワルトが有利になる。また155ミリ砲弾へ最終誘導を無人機が与えるのも有益だろう。
This first appeared in August 2016 and is being reposted due to reader interest.

★歴史に残らなかった機体⑤ 不幸なYB-49は早く生まれすぎた機体だがB-2として復活




The National Interest

A Bomber Way Ahead of Its Time (That Looks Just Like the B-2 Spirit): The YB-49 Flying Wing

January 28, 2017

第2次大戦が一歩ずつ近づく中で米国には多くの画期的な機体設計をする余裕があり、予算も十分にあった。戦闘機、戦術攻撃機、長距離爆撃機にそれぞれ割り当てられたが、後者から米航空誌上でも最も興味を引く失敗作が生まれた。ノースロップYB-49「全翼機」爆撃機である。
全翼機
  1. 航空工学では初期段階から「全翼機」設計の可能性に着目していた。胴体を最小化し、尾部を省くことで空力上の制約と決別し、抗力を減らせるからだ。ただし代償として機体の安定性が通常形式の機体より劣る。このことで操縦は難しくなり、とくにフライバイワイヤー技術が実用化していない当時には深刻だった。全翼機は機内に乗員、ペイロード、防御装備の確保も大変で、せっかくの空力特性も台無しになった。
  2. それでも技術者(ドイツとソ連)は大戦間になんとか全翼機を実用化しようと必死になり、輸送機、軍用機を想定していた。この結果、貴重なデータが入手できた。第二次大戦の終結が近づくとドイツはジェット戦闘機で全翼機の開発に成功したが大量生産できなかった。
XB-35からYB-49へ
  1. 第二次大戦の初期に米戦略思想家は米本土からドイツを空爆する必要に迫られる状況を想定した。英国が敗北する可能性があったためだ。米陸軍航空隊の要請によりコンヴェアはB-36を、ノースロップはXB-35をそれぞれ提案した。B-36は比較的通常の設計の機体で当時の大型爆撃機をさらに拡大した外観だったがそれなりに革新的な機構もあった。反面にXB-35は米航空史上初の全翼機でB-36より小さいものの性能面ではほぼ同等になるはずだった。
  2. だが1944年になるとXB-35はB-36よりも遅れが(両機種ともに技術問題が浮上していたが)目立ってくる。また大陸間爆撃機の必要性も消えた。空軍はB-36、XB-35ともに時代遅れとしつつ、後者をキャンセルし、前者を採用した。B-36の問題解決のほうが容易だと評価したためであった。しかし米空軍は全翼機構想への関心を捨てず、XB-35をジェット化する再設計を提案し、ノースロップが未完成のXB-35の機体にジェットエンジンを搭載した。
  3. ジェットエンジンで最高速度は時速493マイルになり、20%の高速化に成功した。実用高度も増えたことはソ連の迎撃機対策に有効と評価された。ただし大量の燃料を消費し、YB-49となった機体は中距離飛行の性能となり長距離用のB-36と差が広がった。速度面ではYB-49はB-36を上回ったもののボーイングの新型B-47ストラトジェット中距離爆撃機より劣った。
サボタージュがあったのか?
  1. YB-49には普通ではありえない不運がついてまわった。試作機の一機は1948年6月に乗員6名を乗せたまま飛行中に機体が分解し墜落している。もう一機はタキシー中に機首車輪が折れて損失している。この直後に空軍は1950年5月にYB-49をキャンセルした。残る試作機は偵察機型で1951年まで飛行し、1953年にスクラップされた。
  2. YB-49支持派は長年に渡り、空軍が意図的に同機開発を妨害し、B-36はじめその後に登場した爆撃機を優遇したのではないかと疑っている。同社を創設したジャック・ノースロップは空軍がYB-49をキャンセルしたのは同社をコンベアに合併させる案に本人が同意しなかったためと信じていた。さらに試作機が相次いで事故にあったのは単なる偶然ではなく、サボタージュの結果だとの黒い噂が業界に流れた。結局裏付けになる証拠はでてこなった。
B-2への影響
  1. ノースロップにとって全翼機の実現はその数十年待つことになった。B-2スピリットは画期的な新技術を採用しながらはるか前にあらわれた機体に著しく似ている。実は両機種は全く同じ翼幅なのだ。ノースロップは全翼機設計をB-2に採用したのは、低レーダー断面積効果が得られるためだった。またフライバイワイヤー技術でB-2の操縦はYB-49よりはるかに容易になっている。今わかっている情報からノースロップ・グラマンのB-21ステルス爆撃機も同様の機体形状と判明しており、西安H-20戦略爆撃機やツポレフのPAK DAも同様だ。
  2. YB-49は結局量産されなかったが、得られた知見が今日の戦略爆撃機の設計で国際的に主流と認められているのは実に興味深いことである。■
Robert Farley, a frequent contributor to TNI, is author of The Battleship Book. He serves as a Senior Lecturer at the Patterson School of Diplomacy and International Commerce at the University of Kentucky. His work includes military doctrine, national security, and maritime affairs. He blogs at Lawyers, Guns and Money and Information Dissemination and The Diplomat.
Image: Northrop YB-49 Flying wing. Wikimedia Commons/Public domain



2017年1月29日日曜日

最新のMiG-35に見るロシアの新軍事思想と海外販売の可能性


なるほどスホイが大型高性能化を進む一方でミグは小型かつ経済価格で新しい思想で設計しているのですね。ロシア空軍での採用よりも資金が潤沢でない各国を取り込む狙いがあるようです。

New MiG-35 “Fulcrum Foxtrot” Demonstrated For Putin and Foreign Market

Jan 27 2017
By Tom Demerly

鳴り物入りのイベントでロシア政府向けに1月28日発表されたのはミコヤン・グレヴィッチ設計局(MiG)の新型MiG-35戦闘機だ。輸出を意識した飛行展示が前日に行われていた。

  1. ウラジミール・プーチン大統領は飛行の様子を悪天候のため現地中継で見ていたと言われる。
  2. 新型MiG-35にはNATO名称「フルクラム・フォックストロット」がついており、原型のMiG-29から大幅に改良されている。主な内容にフライバイワイヤーの全面採用による飛行制御、コックピットの大幅改良、エイビオニクスの改良の他、機体設計思想で以前の機種よりも大幅に自由度が高まっている。また精密誘導用の照準能力で対地攻撃が可能となっているのも以前のロシア機と大きく異る。
MiG-35は2017年1月27日に公表された。

  1. エンジンは大きく性能向上されており、クリモフRD-33OVT双発でスラストヴェクトル変更ノズルをに方向式で装着し、Su-35や米F-22が単軸の垂直方向推力ヴェクトル変更方式を採用するのと異なる。
  2. これでソ連時代を引きずる以前の機体と決別しながらロシア好みの低価格は引き継ぎ、数の優勢で勝敗を決する傾向はロシアの軍事思想に根深く残っている。
  3. ロシアでは個々の機体性能よりも数の優位が重要と考えれてきた。興味を引くのはこの考え方が数と質の組み合わせにやや傾いてきていたことで国内仕様輸出向け双方でも最適解を模索していることだ。新型MiG-35はこの流れの好例だ。
  4. ロシア新鋭機ではセンサーと機体性能が大きく引き上げられているが、とくに輸出向け機材でこの傾向が強い。さらに伝えられるところでは国内向けのMiG-35生産はわずか37機で、ロシアとしてはごく小規模の調達だ。だが輸出向けはもっと多くなる予想でまずエジプトが50機程度の発注をするようだ。
  5. エジプト向け機材には新型高性能標的昇順ポッドPPKが装着され、MiG-35単独で目標へ精密誘導する能力が実現すると米F-15Eストライクイーグル並になるとの報道がある。これまでのロシアの考え方は地上誘導による攻撃に固執していた。
  6. さらに国内仕様のMiG-35にはNPK-SPP OLS-K電子光学方式標的照準装置が搭載される。右エンジンナセル下の機体上に搭載されるが取り外し式のポッドではない。OLS-Kセンサーは移動目標を20キロ先から探知し、海上なら40キロの有効範囲を有する。統合式レーザー測距機は20キロ先までの標的を攻撃する兵装の計算を担当する。またレーザー照準で誘導兵器の運用能力も含む。
OLS-K照準偵察装置がエンジンナセルにつく。

  1. MiG-35によりロシアは海外顧客に精密攻撃能力を安価に提供できることになる。MiG-35はより大型でそれだけ高価なスホイとは対照的な機材だ。仕向国の対地攻撃能力要求が短距離性能で十分ならMiG-35はちょうどよいサイズと価格の選択肢となる。
  2. 中東やアフリカで精密攻撃で付随被害を抑える必要が増えていることを考えれば、ロシアにとっては有望な輸出商品となり、防衛産業の顧客にも歓迎されるだろう。
Image credit: Mikoyan-Gurevich Design Bureau

★★J-20の狙いは何か---米国の思考とは異なる中国のアプローチは要注意



たしかにJ-20は全く違う設計思想の機体で、長距離性能で大型兵装を搭載する意図が見えてきますが、高機動の目標を攻撃するよりも固定目標の攻撃に特化しているようにも見えます。H-6では速度が足りないのでおそらく切り込み隊として先生ク攻撃を加える意図があるのでしょう。その目標に日本の基地が入っているのは確実ですね。
The real purpose behind China’s mysterious J-20 combat jet
By Alex Lockie, Business Insider
Jan 24, 2017 12:20:58 pm
米海兵隊はF-35の日本配備で「F-35Bの到着は日本ならびに太平洋地域の安全保障へのコミットメントの現れ」と堂々と発表している。
  1. 米国、米同盟国と中国の間の緊張はこの数年間で着実に増しており、原因の一つに中国が人工島を建設し、レーダー、ミサイル発射装置を南シナ海に持ち込んだことがある。総額5兆ドルの貿易が毎年行き来する通商路にである。
  2. その米中が間接的にしのぎを削るのが戦闘機の分野だ。
China’s Chengdu J-20. | CDD
  1. 中国は成都J-20をF-22に匹敵すると評しているが、専門家にはJ-20はそもそも戦闘機でもドッグファイト用機材でもなくステルス性もなく、F-22やF-35と全く異なる機種と解説する向きがある。
  2. オーストラリア戦略政策研究所のマルコム・ディビス博士はBusiness Insider誌に「J-20はF-35と根本的に違う機体」と述べている。ディビスがいうのはJ-20は「高速、長距離でもなく中国がステルスを重視していないのは明らか」とし、米軍機との空対空戦は想定していないと断言する。
  3. 反対に「AWACSや給油機を標的にすることを中国は狙い、米軍の機能を奪おうとしているのです。給油機が前方に配置できなければ、F-35他の機材は目標に到達できなくなります」
給油機がなければF-35のような機材は飛行距離が大幅に制限されてしまう。 | US Marine Corps photo by Cpl. Brian Burdett
  1. 退役米空軍中将デイヴィッド・デプチュラも同様にDefense & Aerospace Report誌上で評価を昨年11月にしている。
  2. 「J-20はF-22とは成り立ちが違う機体だ。前面は低視認性になっているが機体全体は異なる。ドッグファイトも想定していない。一番気になるのは長距離兵器を搭載していることだ」
  3. J-20ではステルスとドッグファイト性能を放棄したかわりに防御の弱い標的の攻撃に照準をあわせている。米国が高度ステルス機に注力する一方で中国は全方位ステルス機の知見を確立していない。
  4. デプチュラはJ-20コンセプトを「これまでの延長線で設計するというよりも全く新しい次元に一気に入ろうとしている」と評している。
  5. F-35とF-22双方を操縦した経験があるディヴィッド・バーク中佐も中国の技術開発について疑問を隠そうとしない。Business Insider誌に「第五世代機で本当に有効な性能を持つ機体を開発するのは至難の業」と評している。
  6. バーク中佐はJ-20の脅威を感じるよりも米国の潜在敵国がF-35に代表される米国の新型機に懸命に対抗しようとしているのが現状と見る。
  7. 「もしこちらのF-35やF-22の効果がないのなら、あちらが対抗すべく懸命になっていなかったはずだ」というのだ。■


2017年1月28日土曜日

ヘッドラインニュース 1月27日(土)


1月27日のヘッドラインニュース:T2

注目記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがありますのでご了承ください。

KC-46A開発でコスト超過発生中
ボーイングKC-46Aのコストが23億ドルに膨れ上がっていることが同社の営業報告から判明した。米空軍は2011年に同社に対し固定費用制度で490億ドルで同機開発を発注している。同社は費用超過分を機内配線など判明済み問題の解決が原因と説明。このままだと同機の配備は2019年にずれこみそうだ。

マティス長官:F-35、次期大統領専用機の見直しを省内指示
ジェイムズ・マティス国防長官はF-35、次期エアフォースワンについてそれぞれ別個の検討を命じ、費用削減をめざす。ワーク副長官がF-35CとF/A-18E/Fの作戦能力比較、スーパーホーネットの性能がどこまで引き上げられるかの検討を取り仕切ると発表。大統領専用機では費用削減につながる性能諸元の把握をめざす。F-35Cは260機のうち26機が引き渡し済みだ。ボーイング、ロッキード・マーティンともにトップが仕様見直し、価格引き下げデトランプ大統領に前向きな姿勢を示している。

UAVを運用するISIS
ISISは24日に発表した映像で、民生無人機を運用している状況を初めて公表した。映像では戦闘員が固定翼式スカイウォーカーX7/8 UAVの主翼左右下即席爆発装置IEDを搭載して飛行中に投下する様子が見られる。続けて19回のUAVによるIED攻撃を見せ、イラク保安部隊が標的になっている。攻撃の状況は上空を飛行する別のUAVが撮影している。ISISは50キロ範囲で有効な空からの攻撃手段を運用していることが判明した。モスルを死守するISISがUAVを攻撃偵察に使っていることは連合軍も確認している。


MiG-35登場:ロシア航空機産業の最新状況とF-35と異なる設計思想
26日合同航空機企業傘下のMiGが新型MiG-35をロシア政府に公開した。当日は悪天候のためプーチン大統領は同機の飛行状況をビデオで視察した。MiG-35にはNATOコード「フルクラム・フォックストロット」がついており、MiG-29の改良版の位置づけだが、フライバイワイヤ、コックピットの大幅改良、精密対地攻撃手段の運用など相当の性能向上が実現している模様。
(本稿は別途ご紹介します)



★州軍航空隊C-130がスパイ機になり世界を飛び回っている


C-130のような汎用機でもしっかりISR任務で成果をあげられるという事例ですね。

War Is Boring

These U.S. National Guard Spy Planes Have Flown All Over the World

Senior Scout turned C-130 cargo planes into part-time spooks

by JOSEPH TREVITHICK
2004年6月8日のこと、米スパイ機がカルシ・ハナバ航空基地(別名K2)のあるウズベキスタンを離陸しアフガニスタンを目ざした。機材は冷戦時代の象徴たるU-2ドラゴンレイディでなくRC-135V/Wリヴェットジョイントでもなく、ユタおよびネヴァダの州軍所属の特殊改装C-130貨物機だった。
  1. 搭載する貨物は情報収集用装備でシニアスカウトの愛称だった。輸送機は臨時スパイ機となり、地上通信傍受が役割だった。
  2. 「その日、乗員は第22海兵派遣部隊の支援任務についたのだった」と州軍航空隊の公式記録にある。「シニアスカウトで海兵隊部隊との連絡を確立し、120名もの反乱分子が同隊を包囲していることがわかった」
  3. 増援部隊が現地に向かう一方で情報分析が上空で進み、反乱分子の無線交信にタグをつけて追跡できた。乗員は情報を米軍地上部隊に逐次伝えた。
  4. 「シニアスカウトの乗員の支援が死活的だったのかとの質問があったが」と海兵隊は回想する。「答えは、その通り!」と海兵隊史はまとめている。
  5. シニアスカウトの初投入は1990年のことで、その陰には大型で知名度の高いスパイ機の存在がある。War Is Boringはこのたび情報公開法を活用し、9/11テロ攻撃以降に州軍所属の空のスパイが戦闘員、麻薬密輸業者、その他敵対勢力を世界中で狩りたてていたことを知った。
  6. シニアスカウトは情報収集装備そのものをさすが、空軍はC-130Eに搭載できるように設計し、H型J型でも同様で48時間以内に搭載が完了する。
ウェストヴァージニア州軍がシニアスカウトコンテナーをC-130に搭載している。 Air Force photo
  1. 制御ステーション及びその他をコンテナー内部に収め、ハーキュリーズの貨物室に搭載できるようにした。着陸装置扉、貨物室扉に特殊アンテナを装着する。
  2. このアンテナが特殊装備搭載のハーキュリーズを外観から判別する数少ない目安になる。ペンタゴンはシニアスカウト搭載機体をEC-130あるいはRC-130と呼ぶことがあるがこれらの名称は非公式のものである。
  3. 1989年に空軍は旧式化してきた州軍C-130機材の更新作業を開始した。2001年までにユタ州軍の第169情報飛行隊が三基の「シェルター」と関連装備を運用していた。
  4. 同隊は装備二組を常時展開する体制を保ち、残る一基は故障時の予備だった。初回の湾岸戦争で中東に飛んでいるがシニアスカウトの主な任務は麻薬密輸業者をラテンアメリカで追跡することだった。
  5. 第169飛行隊は海外任務でシニアスカウト装備を運用し、その他の正規空軍部隊や州軍航空隊がC-130機材を提供する。
  6. さらに「ホスト国同乗員」と呼ばれる情報活動の舞台となる国の関係者を乗せることがある。現地当局と米軍の連絡要員だ。乗員は集めた情報はこの同乗者を通じて迅速に「パートナー国の活動用に」提供すると関係筋は説明。。
  7. これまで20年近くシニアスカウトを搭載したC-130が各国の基地から飛んでいる。エクアドル、エルサルバドル、パナパ、コロンビアと言った国で、米軍や法執行機関、民間事業者と協力している。2011年には改装C-130が海軍のE-2レーダー機と空軍のRQ-4グローバルホークと連携してコロンビアで運用されていたことが年誌からわかる。
  8. 機密解除となった空軍の資料から一回の任務が10時間に及んでいたことがわかる。
  9. だがアメリカの対テロ戦争が世界規模に拡大する中でペンタゴンに情報活動の要請が急増し、スパイ機は引っ張りだことなる。シニアスカウトも例外ではなく、前に紹介した2004年のアフガニスタン上空のミッションは一例にすぎない。
  10. 2009年になるとシニアスカウトはラテンアメリカ、アフガニスタン、アフリカ(国名非公開)で活動しており、おそらく「アフリカの角」でソマリアの対テロ作戦に従事していたのだろう。アフガニスタンだけでも空軍は専用にミッションセット二基を活用していた。
基地開放デーでシニアスカウトの「シェルター」内部を見る貴重な体験をする来訪者。 Air Force photo
  1. ミッション増加でシニアスカウト運用チームに負担が増えてきた。また州軍のC-130でも同様で、状況を重視して空軍も新規部隊創設を検討したほどだ。各種情報収集装備とC-130部隊を統合する司令部機能が必要と考える向きが出て保守整備と補給活動が容易になるとの期待があった。
  2. 「過去にはこれは問題にはならなかった」と2008年編纂の空軍公式記録は記述している。だが対テロ戦が世界規模になり、ラテンアメリカでも作戦が「C-130各機を限界まで酷使するまでになった」のだ。
  3. さらにペンタゴンはシニアスカウトを他の貨物機に搭載して即席スパイ機として太平洋で運用する構想に関心を示した。大型のRC-135V/Wスパイ機がフィリピンでテロリスト捜索に投入されており、北朝鮮の動きを見守り、南シナ海のパトロール他にも従事していた。
  4. だが空軍上層部は構想に同意せず、代わりに空軍のワシントン司令部が各チームを統合し、課題に取り組むことになったと2008年の年誌が述べている。
  5. 2010年までに「RC-130航空団」構想は消え去った観があった。だがシニアスカウトは太平洋にも進出した。
  6. その翌年に空軍は装備の性能向上を図り、情報は基地と地上部隊双方に送れるようになった。リヴェットジョイントで運用中のデータリンクソフトウェアが小型のシニアスカウトに転用されたと公式記録にある。
  7. 20年以上に渡り供用されてきたが2013年度には第169飛行隊は「シニアスカウトを投入する主任務が不確定になりシニアスカウト投入回数が一時停止」になったとユタ州軍がまとめている。同隊は情報要員を他のミッションの応援に派遣した。
  8. 各員はシニアスカウト装備の運用技量を維持し、必要なら即派遣できる体制にあった。2014年8月には公式マニュアルで同隊の乗員は空軍ジェローム・オマリー大将賞(航空偵察)の受賞資格があると記載されている。
  9. だが中東、アフリカ等で武力衝突が続いており、ペンタゴンは特殊装備をすぐには廃棄しないだろう。■


2017年1月26日木曜日

1月27日(金)のヘッドラインニュース


1月27日のヘッドラインニュース:T2

注目記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがありますのでご了承ください。

米海軍が150KW級レーザーを艦載装備に採用か
米海軍のレーザー兵器開発が仮想してきた模様。1年以内に150kW級レーザーの運用をめざす。2014年のAN/SEQ-3(XN-1) が30kW出力だったので進展は早い。海軍は駆逐艦、空母に大型レーザーを搭載し巡航ミサイルの迎撃を目指す。


インドが潜水艦発射弾道ミサイルの試射を1月31日に実施へ
K-4潜水艦発射弾道ミサイルSLBMを水深20メートルほどの発射台から発射する準備をインド海軍が進めてている。発射は1月31日に予定されている。インド初の国産原子力ミサイル潜水艦アリハントはすでに艦隊に編入されている。K-4はペイロード2トンだが開発中のSLBM,K-5は射程5千キロを狙う。


台湾のF-16改修作業
台湾国営企業漢翔航空工業はF-16の回収作業を台中で開始した。対象は台湾が運用する144機だが年間24機の作業が可能。だがソフトウェア検査が米国で遅れている影響が出ている。改修内容にはAESAレーダー搭載、ミッションコンピュータ交換、 ALQ-213(V)電子戦装備等が含まれる。台湾のF-16はA型B型だが引き渡しが1990年代のため比較的機齢が低く実戦能力は高い。FMS制度を活用し米側主契約者はロッキード・マーティン。



T-X競作でレイセオンがレオナルドとの共同作業を解消
レオナルドは単独で米空軍向け次期練習機の採用を目指すことになる。レイセオンは1月25日、両社で合意が形成できないと判明したと短い声明を発表。レオナルドが提唱するT-100の原型M-346はイタリア、ポーランド、シンガポールが採用しており、同社は単独でも米国での採用を目指す。T-Xではロッキード・マーティン、ボーイング、ノースロップ、シエラネヴァダの4社が別に350機の採用を狙っている。

2017年1月25日水曜日

何が起こっても不思議はないトランプ政権の国防政策をあえて予測すると


大統領選挙というルールあるゲームでの勝者を認めない、というのがよくわかりません。自分が選んだ候補じゃないから認めたくないというのでは話になりません。移行期間が終わり、すでに新政権が始まっていますが、初めての21世紀型大統領に期待できることと失望させられることが混じり合うのではないでしょうか。ひょっとするとレーガン時代が再来するのかもしれません。ここに掲載したのは大西洋協議会という超エリートの観点ですが、現実を受け入れてよく見ようとしていますね。さすがです。

Aviation Week & Space Technology

Opinion: Under ‘High-Beta’ Trump Presidency, Anything Could Happen

Jan 20, 2017Steven Grundman | Aviation Week & Space Technology

ドナルド・トランプ政権が国防政策でどんな前兆を見せてくるだろうか。国防予算は増額されるのか。軍の規模、構造、性質を変えるのか。重要な調達事業を取り消すのだろうか。今のところは「そうなるかも」としか言えない。トランプの選挙運動では国防については注意深く政策を検討した効果が出ており、政権移行中も予測のブレを示す兆候はほとんど皆無だった。
新政権から出てくる可能性はきわめて幅広く、予測を試みるのは無謀と言わざるをえない。よくトランプのペンタゴン変革の方向性を聞かれるが、著者は毎回ため息をついて「何が起こっても不思議はない」と答えている。あるいは機関投資家から「トランプの行っていることは『ハイ・ベータ』(ベータとは株式の変動を示す用語で分子生物学や高血圧症でも使う言い得て妙の表現だ)」との発言も耳に入ってくる。
ここまで不確実性がある中で著者は予測を断念し、変化の兆しとなる現象を直視することとした。以下は新政権の方向性を図る意味で著者が今後フォローする指標というべきものである。
国防支出: トランプ政権の提言は総額方式(基本国防予算に『海外緊急作戦(OCO)予算を加える)でオバマ政権と比較するとどうなるのか。2017年分としてオバマ政権は総額5,890億ドル(基本5,240億ドル+OCO650億ドル)を要求した。2018年は基本5,570億ドルと見られ、ここに著者は620億ドルがOCOとなると試算して総額は6,190億ドルに膨れ上がると見ている。新政権は国防支出案を公表すると前政権が残した総額1.208兆ドルの2017年度から2018年度にかけての合計予算が変わるはずでその中で新政権の国防支出の方向性が反映されるだろう。
国防体制: アフガニスタンの米軍部隊はどうなるだろうか。昨夏にオバマ大統領はアフガニスタン駐留部隊を8,400名に再設定した。これは同年で二回目のペンタゴンによるホワイトハウスへの要請でアフガニスタン撤兵のペースを落とすことになったものであり、当初官邸側は「大使館警備」程度の規模にしたいと希望していた。自由の前哨作戦はそれでも依然として米軍の海外展開で最大規模の緊急作戦である。トランプ政権がアフがニスタンにどこまで介入する意図があるかで展開部隊の規模も変わってくる。アフガニスタンでは米軍は約6千名のNATO部隊と共同作戦を展開していることもトランプのアフガニスタンでの決定に影響するだろう。
調達事業: F-35Aで機体単価が低率初期生産ロット10(2018年から90機生産)の交渉でどうなるのだろうか。トランプはツィッターでボーイングとロッキード・マーティンを非難したことが調達方針よりは国防支出を巡る戦いに影響を及ぼしそうだ。トランプは価格を真正面から取り上げ調達事業の変化の争点にした。F-35事業推進室長のクリストファー・ボグデン中将は昨年12月に「ロット10では6%ないし7%は機体価格が下がるのではないか」と発言しロット9と比較していた。つまりロット10では一機95百万ドルを下回る(あるいは上回る)ことになり、そうなれば新大統領の姿勢でペンタゴンの調達事業も本当に変わるきっかけになるかもしれない。
その他まだわからないこともある。ドナルド・トランプは政治駆け引きの才能があるが、公共政策分野は帰納法思考では対処出来ないほど広範囲に及ぶのであり、国防政策の内側にどれだけ近づけるかで生計を立てる筆者含むわれわれとしては風評と事実を区別するためにも意味のある道標がほしいところだ。
Steven Grundman is the principal of Grundman Advisory and Lund Fellow at the Atlantic Council. His views are not necessarily those of Aviation Week.

2017年1月24日火曜日

ヘッドラインニュース1月25日(水)


1月25日のヘッドラインニュース:T2


注目記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがありますのでご了承ください。

 中国北方艦隊に新型052D型駆逐艦が配備
中国海軍が旅洋級052D型駆逐艦Xining西宁を北方艦隊に配備した。同型艦は他に4隻あり、全て南方艦隊所属だ。排水量7,500トンで垂直発射システムが二基あり、HHQ-9A対空ミサイルを運用する。対潜用には可変深度曳航ソナーも備え相当の威力を有しているようだ。


  ロシアとシリアが地中海海軍基地拡充で合意
ロシア唯一の海外基地であるシリアの海軍基地を恒久施設とし11隻を収容できるよう拡充することで両国が合意した。タルトゥース港にロシアは技術者を送り、シリア艦船の修理もあたる。ロシアは同港に補給処くぃ1970年代から確保しており、シリア作戦の拠点になっている。

新空軍長官
トランプの選んだヘザー・ウィルソン下院議員は事実を把握した上で政策を論じる能力のある女性で下院情報小委員会の委員長だった。議員になる前は国家安全保障会議のスタッフでもあった。空軍長官として宇宙関係でブラック(極秘)とホワイト(公表)の事業を仕切りながら空軍のビッグスリー課題、F-35、KC-46A、B-21開発をまとめる重責が待っている。

サウジアラビアが導入のF-15SAを一般公開
2月1日にキング・ファイサル航空士官学校の開校50周年を2月1日に向かえるのに合わせ、先月米国から到着したばかりのF-15SAが一般公開される。

英トライデント・ミサイル試射の失敗を米側が認める
昨年6月に行われたフロリダ沖からの英ミサイル試射が失敗したことを事情を知る米国某関係者が認めた。英政府は失敗の事実を認めず、実験の翌月に英議会は400億ポンドのトライデントミサイル更新案を可決していた。