VFAは日本初の成立になります。いっぽう、いずもで海兵隊F-35Bを運用するというのは英海軍の新空母と同じ話ですね。運用が実際に始まる前から日米英の密接な準備態勢が動くということでしょうか。楽しみです。最近は動きが速いですね。フォローするのが大変になってきました。
Australia and Japan Expected to Finalize Visiting Forces Agreement Next Month
オーストラリアと日本間の訪問部隊協定の成立は来月に近づく
オーストラリア海軍アデレード級誘導ミサイルフリゲートHMASメルボルン(FFG 05)が定期巡回寄港として2017年10月9日に佐世保基地に到着した。 US Navy photo.
December 26, 2017 5:02 PM
日本とオーストラリアが軍部隊の相互訪問協定にまもなく調印すると円滑な合同軍事作戦に道が開く。
オーストラリア首相マルコム・ターンブルは1月に訪日を控えており、安倍晋三首相と協定成立を発表する見込みだとシドニー・モーニングヘラルド紙が伝えている。両国はVFA協定を2014年から協議してきた。
訪問部隊協定により一時的に軍事活動に参加する外国軍の法的立場が定義される。合同演習や救難活動が例で軍事装備の税関手続き免除やその他作戦に必要な装備も同じ扱いとなり、弾薬類の搬送も許可される。
オーストラリアはすでにVFAを米国含む数か国と締結しているが、日本には初となる。在日米軍はこの枠組みとは別の地位協定で活動を第二次大戦後から展開している。なお、日本は英国ともVFAを模索しているとシドニー・モーニングヘラルドは伝えている。
両国が協議開始した三年前は日本がそれまでの防衛のみの軍事活動を脱し各種軍事演習に参加する道を模索し始めた時であった。
オーストラリアと日本の協定は両国やその他太平洋の各国との取り決めの最新事例になり、北朝鮮の敵意ある態度や中国、ロシアが今までになく軍事力を誇示する傾向が強まる傾向の中でこうした取り決めが増えている。
例として一年前に日本とオーストラリアから両国の揚陸作戦能力や沿岸防護能力の増強を図る案が発表されれている。米国の揚陸部隊が太平洋、中東その他に出動して投入できない場合を想定して日本やオーストラリアに揚陸能力強化が期待されている。
北朝鮮が日本上空を通過するミサイルを発射した事例ではターンブルは安倍に電話し支援と密接な協力を与えると伝えている。
両国は米国製高性能装備を採用しており、米国交えた相互運用体制を強めている。日豪両国にはイージスシステム駆逐艦があり、日本は一週間前にイージスアショアの調達を閣議決定し、オーストラリアはレイセオンによる協調交戦能力 Cooperative Engagement Capability システムの国際パートナーになっており、米海軍が進める海軍統合火器管制対空(NIFC-CA)体制の中核機能に関与する。
その他でも相互運用体制は強化されており、日本は海上自衛隊のヘリコプター空母JSいずも(DDH-183)を改修して米海兵隊のF-35B共用打撃戦闘機を搭載する。日本は通常型のF-35Aを発注中だが、海兵隊F-35Bは日本国外での運用を2018年から開始する。■
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