Air Force Eyes Next-Gen Electronic Warfare 次世代電子戦機の検討に入った米空軍
EC-130Hコンパスコールが非公表の南西アジア基地でタキシ―中。コンパスコールはISISの通信妨害などに投入されている。 (U.S. Air Force photo/Senior Airman Andrew Park)
米空軍は電子戦で優勢を確保できる作戦構想の検討を始める。空軍将官が11月28日に述べた。
- 「次代の能力協同チームenterprise capability collaboration teamによる作業を開始しており、これをECCTと呼んでいる」と空軍参謀次長スティーブン・ウィルソン大将 Gen. Stephen Wilson が述べた。
- ウィルソン対象によればECCTがまず手掛けたのが航空優勢2030構想で二番目が多面的指揮統制機能だという。
- 「三番目に電子戦に目を向ける」とし、ワシントンDCで開催されたAssociation of Old Crows年次総会で電子戦部隊関係者の拍手を浴びた。
- ECCTチームは物的・非物的両面で解決策を模索し、将来の戦闘における能力不足を理解したうえで解決策を模索すべく技術面を強化する。
- 「この課題は長い間先送りされており、一年から15か月でチームに作業させる」(ウィルソン)
- ウィルソン大将の発表に先立ち航空戦闘軍団司令官マイク・ホームズ大将Gen. Mike HolmesがEWでECCT方式を活用すると先週発言していた。
- 空軍は電子戦能力とともに電子攻撃機材の更新を目指している。
- 今年9月、空軍はL3に現行のコンパスコールEC-130H機材の更新契約を更新している。
- 「社内解析と空軍との協議を経て、L3はガルフストリーム550空中早期警戒機を機材に使うことにした」と空軍広報アン・ステファネックAnn Stefanek は「新コンパスコールはEC-Xと呼んでいます」と述べている。
- EC-XはC-130改造機の後継機となる。L3テクノロジーズ(旧L3コミュニケーションズ)が単独で機体の改造並びに整備を行い、BAEシステムズがミッション装備を搭載する。
- ハードウェアが改良されたとしても新型EC-Xは厳しい空域で残存可能なのだろうか。ウィルソン大将は空軍が将来を見越した広範な検討をしているとしながら詳細は述べなかった。
- 「将来を見越して万全の機能がほしい」と航空優勢が確保できている、できていない双方の環境に言及した。
- 新規装備を迅速に導入して脅威に十分対応するのが空軍の課題だろう。
- 「古くて新しい課題である。よりよく効率的に進める点では変わらない。だが新しい課題は多方面での実効性をもとめることだ」
- ECCTの検討でサイバーが重要になるのかについては「まだ決まっていない」とだけウィルソンは言う。■
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