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★ドバイ航空ショーでC-2が国際デビュー!



いつも思うのですが、防衛装備品の販売営業になぜ有能なエージェントを使わないのでしょうか。防衛省はそんなに営業の知見を蓄積したいのでしょうか。そんなことないですよね。餅は餅屋で営業は営業に任せた方がいいのでは。いかに優れた性能があるといっても日本の装備は価格面で訴求力がなく、実績もないため買いたくても手が出ないのが普通では。それを打開できるのは民間のつわものしかないはずですが....皆さんはどう思いますか。


Japan's C-2 airlifter makes its international debut

C-2の国際デビュー

川崎C-2輸送機がドバイ航空ショー国際展示エリアで初公開されている。Nov. 12, 2017. (Jeff Martin/Staff)

By: Valerie Insinna
DUBAI — 日本の川崎重工C-2輸送機がドバイ国際ショーでお披露目されている。
  • 航空ショーは11月12日から16日までの開催で、C-2へ海外の関心を集める好機となる。ドバイ航空ショーは民間機に重点をおくため、C-2の国際デビューは脚光を浴びている。
  • 「C-2はインターネットなどで知ることはできますが実機展示は今回が初です」と航空自衛隊大峰一佐がDefense Newsに11月12日に語ってくれた。「機体理解で一番いいのは実機を見ることですから今回の出展でより多くの方にC-2をご理解いただきたいです」
  • CF6-80CK1Fターボファン双発の同機はロッキード・マーティンC-130ハーキュリーズより性能が高い。C-130は航空自衛隊も運用中だが日本の空輸要求に合致していないと大峰一佐は述べた。
  • 防衛省は2600億円(23億ドル)を同機開発に投入し、現契約では11機調達だが大峰一佐によれば20機に増えるのは確実だという。川崎重工はこれまで3機を航空自衛隊に納入しており、今月は四号機を引き渡す。
  • C-2導入では数か国に期待があるが大峰一佐は具体的な国名を挙げることを拒んだ。防衛省と川崎重工はC-2の競争相手をロッキード・マーティンC-130とエアバスA400Mと見ており、ニュージーランドとアラブ首長国連邦が同機に関心を示しているとのうわさだ。
  • 航空自衛隊の一機当たり調達価格は200億円(176百万ドル)だが海外販売価格は仕様と購入規模により価格が異なると大峰一佐は語った。
  • C-2は日本航空産業が製造した機体として最大の大きさを誇り、防衛省によれば最大貨物搭載量36トンを搭載し4,500キロの航続距離を最高速度マッハ0.82で飛ぶ。
  • 大峰一佐は運用段階での飛行時間や用途について口を閉ざしたが、航空自衛隊は同機に不満は感じていないと述べてくれた。■

コメント

  1. ここまで来ると政府の方針も一枚岩ではないと言う事でしょうか。防衛省と官邸の意思がどれ程繋がっているのか今一掴みかねます。
    ですが防衛省からの動きを見ると輸出は本命ではないのかもしれませんね。

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  2. C-2輸送機のエンジンは実績のあるCF6でありおそらくアビオニクスも海外製を多く使っている
    奇を狙った設計ではなく整備が楽な機体であるがA-400Mと同等以上の性能で200億は高くはない
    海外が関心を寄せるのは当然である、だが政府は兵器輸出で稼ぐつもりは無いだろう

    返信削除

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