うーんこれはどうなんでしょうね。平文で交信したのは意図的で北朝鮮への示威もありますが軍の動向に関心を持つ一部の熱狂的市民通じたデモンストレーション効果もねらったのでは。それにしてもB-1がなぜ「死の白鳥」なのでしょう。どこかで誰かが混同して言い始めたことがいつの間にか定着していますね。B-2が行動を開始しても誰にもわからず、いつの間にか事態を解決することになるのかもしれませんね。今後は各種偽情報が出てきますのでお気をつけください。
Here Are Some Interesting Details About The Way U.S. B-2 Bombers Trained Over The U.S. To Strike North Korea
B-2編隊が米本土で北朝鮮空爆を演習して判明した興味深い側面とは
Oct 30 2017 -
- 異例な動きがミズーリ州上空で数週間前にあった。B-2編隊がDPRK標的を攻撃と無線交信していた。通常訓練なのか平壌へのメッセージなのか。
- 演習は2017年10月18日と19日の夜にCONUS(米大陸部)で展開された。
- B-2、B-52、E-3セントリーAWACS、KC-10、KC-135と多彩な機材が参加した空爆演習はミズーリ州全域で展開された。現地では軍用通信エアバンドでUHF、Mode-S、ADS-B通じ州内で聞くことができ、演習の様子が分かり一部興味深い詳細面が判明した。異例だったのは一機が「DPRK首脳部移動先と思われる場所」について無線交信しており伝えていた緯度経度を調べると場所はジェファーソンシティ空港の格納庫だったことだ。
- 以下は読者投稿。
- 10月17日の夜、妻と屋外でのんびりしていると午後8時ごろB-2三機を目にし、KC-135らしき機体が針路080で高度25千以下を飛んでいた。軍用機の飛行はここ東カンザスでは珍しくない。
- 軍用飛行中の交信を傍受が趣味で数年前にもB-2が上空に向かってくるのがわかり、慌てて外に出たことがある。B-2はコールサイン「BAT」を使っていた。(B-2ではREAPERやDEATHを使うことが多い)
- 30分ほどして別周波数でB-2他の機体が入ってきた。なんらかの戦闘をシミュレートしているようだった。別のコールサインMOJOと交信しGBUを各目標に投下する調整中のようだった。目標の緯度経度を無線で読み上げていた。いそいでGoogle Mapで投下場所を記録していくとジェファーソンシティ空港の格納庫がその場所で着弾後の時間経過を話しているようだった。
- 翌日の夜も演習がまだ続いているのかと受信機を横に置き、記録用ソフトウェアを準備しておいた。ほぼ同じ時刻の午後8時に爆弾投下がはじまり、MOJOとWOLVERINEが交信していた。目標の一つは緯度経度からミズーリ州オセイジビーチ空港の滑走路と判明した。ある時点で友軍機と交信し危険な150メートル爆弾投をやはりジェファーソンシティ空港の同じ格納庫を標的にしていた。
- この地域でここまでの規模の演習は初めてだ。
- 交信は暗号化されておらずアナログAM受信機でも聞こえた。興味を一番惹かれたのは「指揮命令書おそらくDPRK指導部の移動先」と述べていた部分だが、まだ録音の準備ができていなかった。
- ミズーリ州のオザーク地方は北朝鮮に似ているのだろう。だが何かの準備なのか万一に備え実施してるのかは見極められなかった。
- この読者が録音した内容を5分ほどにしたものを聞くことができる。短いが10月18日に何があったのかがわかる。(原文を参照してください)
- 演習は北朝鮮「VIP]への空爆を想定していたのか。
- 答えは多分にYesである。数か月を準備にあててきたのだろう。ミズーリ州上空でB-2を三機編隊で夜間運用するのは今回の演習の数日前に空中給油訓練があったが標準形といってよい。
- 奇妙なのは無線交信でDPRK標的と明瞭に言っていることだ。愛好家数千名が軍事通信チャンネルを傍受して軍事航空の動向を追っているのは公然の事実だ。このため実際の作戦では演習でも厳格な無線使用手順を踏み詳細情報が「敵」に流れないようにするのが通例だし、暗号化や周波数飛ばしがよく使われる。だが今回の演習はすべて暗号化せずに実施されている。これは意図的なのか過誤を防ぐためなのか。また通常は国名も決して口にせず実際の攻撃だと誤解されることのないようにする。一方で同機が3万ポンドのMOP(大型貫通爆弾)を投下する画像が最近公開されたのも潜在意識にしっかり埋め込まれている。
- Mode-Sトランスポンダーを使い演習参加機の一部が飛行経路追跡ウェブサイトで確認できた。ただし、このこと自体は特異とは言えない。ADS-Bを使う軍用機はRC-135、グローバルホーク、他戦略ISR機材と数多い。いずれもウクライナや朝鮮半島など機微な地区上空の飛行でADS-BとMode-Sを友に作動させるので民生既製品や一般公開飛行経路追跡ウェブサイトでその姿がわかるのだ。
Okie 33 was a KC-135 supporting the B-2s during their simulated air strikes.
An E-3 Sentry also supported the Spirit bombers during their simulated air strikes.
Top image: Todd Miller
>それにしてもB-1がなぜ「死の白鳥」なのでしょう。
返信削除今の『核兵器運用能力を失った』黒い機体の「B-1B」しか知らないとそう思うだろうが、米戦略空軍核戦力の要の一つだった「B-1『A』」は原子雲から照射される熱線を反射させる目的で「純白に塗装された」美しい超音速爆撃だった>操縦室がカプセル型脱出装置に
「核爆弾を運ぶ真っ白な機体」という事実と、ちょうどその頃連載されていた漫画『エリア88』のエピソードから広まった
ICBMなどの弾道ミサイル技術の進化や、脱出装置絡みでの死亡事故などもありB-1Aは生産中止され、カプセル型脱出装置を廃止して再設計した今のB-1Bは大量の通常爆弾を飲み込んで超音速で舞う「黒鳥」という事になるかと
うーん、どうなんでしょう。米軍ではB-1を白鳥なんて呼んでないのでは。むしろTu-160こそ白鳥のはずですが、だれかこの点を確認してもらえませんか。メディアでは朝日新聞が「死の白鳥」とB-1と呼んだのがきっかけのようですが、元は韓国の記事かもしれませんが、なんと言っても朝日ですからね。
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