Stricken Destroyer USS John S. McCain to be Repaired in Japan
衝突事故を起こしたUSSジョン・S・マケイン修理は日本国内で実施へ
誘導ミサイル駆逐艦USSジョン・S・マケイン(DDG-56)がシンガポールのチャンギ海軍基地に停泊している。同艦は民間船 Alnic MCとマラッカ海峡東で衝突した。事故調査は別途進められる。US Navy photo.
October 4, 2017 4:50 PM
THE PENTAGON — 8月21日にシンガポール沖で民間貨物船と衝突したUSSジョン・S・マケイン(DDG-56)の修理は日本で行うことになったと米海軍関係者がUSNI Newsに伝えてきた。
- 修理は横須賀の艦艇補修施設内で行うという。
- 「被害評価は事故直後にシンガポールで実施し工事は日本で完結することがわかり、最小の工費で同艦を現役復帰させられる」と米太平洋艦隊が発表している。「横須賀は前方配備海軍部隊 (FDNF) 用の施設があり乗員および家族にも安定かつそのまま同地に残る機会が生まれる」
- マケインにはタンカーAlnic MCのブルバスバウが突き刺さる形で衝突し艦内浸水と10名の乗員の犠牲が生まれた。深刻な被害だが浸水による艦内電子装備損傷は発生せず被害は一部に集中していた。
- 海軍の費用積算ではマケイン補修に223百万ドルが必要となり工期はほぼ一年だ。「艦修理の一方で乗員は訓練と即応性維持に従事しながら艦の復帰を待つ」と太平洋艦隊は発表した。
- 海軍は同艦をシンガポールから横須賀に移動する準備に入っており、今月末にも大型輸送船で運ぶ。
- 他方で損傷度が大きいUSSフィッツジェラルド(DDG-62)は横須賀からミシシッピ州パスカゴウラにあるインガルス造船施設に今年12月に移動され大規模補修工事に入る。同艦は日本沖合で6月17日に商船と衝突し7名を失っている。
- 両艦は駆逐艦戦隊15に所属し、前方配備空母USSロナルド・レーガン(CVN-76)の護衛部隊として域内弾道ミサイル防衛任務にも従事していた。米同盟国の防衛を主に北朝鮮を想定し展開していた。■
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