朝鮮半島をめぐり、いよいよ風雲急になってきました。
Carrier Vinson and strike group ordered back to Korean waters
WASHINGTON — カール・ヴィンソン空母打撃群はオーストラリア寄港を中止し、朝鮮半島周辺水域への移動命令を受けたと米海軍が4月8日公表。同空母はシンガポール寄港をすませ西太平洋にある。
- 「米太平洋軍はカール・ヴィンソン打撃群に対し万一に備えた即応体制の維持およびプレゼンス維持を命じた」と報道官デイヴ・ベナム中佐の声明文にある。
- 「第3艦隊所属の各艦は西太平洋の米国権益保護にあたっている。だが域内の最大の脅威は北朝鮮であり、無謀無責任かつ不安定をもたらすミサイルテストや核兵器整備を依然として続けている」
- ヴィンソン打撃群はサンディエゴの第三艦隊に所属するが日本に本拠を置く第7艦隊の指揮命令下に入っている。転進は北朝鮮に対処が必要な対象を増やすのが狙いだ。
- 第三艦隊水上艦が西太平洋に展開したことはこれまでもあったが、空母打撃群がまるまる国際日付変更線の西で作戦行動するのは第二次大戦後はじめてだ。第三艦隊は戦時中は伝説の提督ウィリアム・ハルゼーが指揮していた。
- ヴィンソンは1月5日出港し、西太平洋のパトロール任務につくと見られていた。2月には随行艦と南シナ海を遊弋し、日本艦船と3月に演習を行い、直近ではフォールイーグル演習で韓国軍と共同演習に着いていた。その途中で同艦は釜山にも寄港している。
- ヴィンソンは巡洋艦レイク・チャンプレイン、駆逐艦ウェイン・E・メイヤーとシンガポールのチャンギ海軍基地を4月8日に出港した。駆逐艦マイケル・マーフィーはマレーシア沿海にいるが打撃群に合流する。ヴィンソンは第二空母航空隊を搭載している。■
コメント
コメントを投稿
コメントをどうぞ。