中国が建造中の初の国産空母の進捗状況をChina Defense Blogが中国報道を引用する形で紹介しています。一体中国の軍拡はどこまで続くのでしょうか。ハードウェアはできても運用要員等のソフト面がついていけるのでしょうか。なんでもコピーすれば良い、自分で作らなくても買ってこれば良いと言うのが中国流ですが、いつか馬脚を表すでしょう。
2nd carrier almost complete
http://english.chinamil.com.cn/view/2017-02/21/content_7494952.htm
中国空母二号艦が完成に近づいており、2020年就役の見込みと関係者が述べている。
- 中国中央テレビ(CCTV)報道では001A型航空母艦の足ぐみが外され、赤色下塗りが艦喫水線下ではじまったという。建造は大連で行われており、進水式がまもなくだという。
- 「遼寧(001型)との違いは001Aが国産建造で設計、戦闘能力、技術のいずれも進んでいることです」と中国軍事専門家 Song Zhongping が環球時報に述べている。「艦設計は一層『人間に優しい』点も大きく違い、乗組員は快適に仕事ができます」
- ただし「進水から就航までは時間がかかる。通常でも2年だ」と人民解放軍海軍装備研究センターの Yin Zhuo がCCTVに語った。
- 武装や装備すべてを艦に取り付けたあと、空母は搭載航空機とともに公試に臨みやっと就役準備が終わる。
- 「艦体建造は日程通り。建造設計は大部分完了している。レーダーその他装備の取り付けが今後ある」と国防部報道官 Wu Qian が2016年10月の時点で語っていた。
- 進水後に艤装工事が控える。進水は今年中と海軍専門家 Li Jie は述べている。「各装備の機能を調整しながら公試は2019年はじめだろう」
- 中国国防部が001A型の建造を公式を公式発表したのは2015年12月31日のことで、「排水量5万トンでJ-15戦闘機等を搭載する」とし、二号艦の設計、建造には遼寧の経験が生かされていると述べている。
- 国防部発表内容から001Aはスキージャンプ方式で航空機を運用する点で遼寧と同様だとわかる。
- 中国もカタパルト方式の採用を狙っており、002艦で採用される予想だ。同艦は上海で建造中だ。「002は遼寧(001)、001Aと全く違う艦になり、米空母に似た艦容になろう」(Li)
- 最新型空母では電磁カタパルトシステムを採用するが中国はまだ蒸気カタパルトの試験中だ。「電磁カタパルトは柔軟度が増え、スピードも調整可能となりますので、各種機体を一緒に運用できます」(Li)
- 「中国領土と海外権益を守るべく、中国には空母打撃群が二個西太平洋で必要、インド洋にも2つ必要なので空母は少なくとも5隻ないし6隻必要だ」(Yin)■
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