2016年4月30日土曜日

北朝鮮の最新SLBMから変更点を読み解く




North Korea announces third SLBM launch

Richard D Fisher Jr, Washington DC - IHS Jane's Defence Weekly
29 April 2016
2015年5月8日(左)と4月23日(右)の比較では固体燃料エンジンと液体燃料エンジンの相違に由来する噴煙の違いが明白だ。Source: KCNA
北朝鮮が4月24日に公表した写真では二番目の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)は固形燃料方式でガス圧縮発射技術を使っていることをうかがわせる。これとは別に北極星1号ミサイルが液体燃料方式であると判明している。
朝鮮中央通信(KNCA)は4月24日に今回のSLBM実験は「高出力固体燃料方式エンジン」で「朝鮮方式による水中発射システムの信頼性を確認強化し主体思想による水中攻撃作戦の技術要求をすべて満たした」と報じていた。
国防総省はSLBMの発射は4月23日に行われたと確認しているが、韓国聯合通信は韓国統合参謀本部が北朝鮮ミサイルは30キロ飛翔したと述べたと報道していた。またミサイルを発射したのは排水量2千トンのSinpo級潜水艦だったと見られるとも伝えている。
画像から2015年5月8日の北極星1号SLBMは液体燃料エンジンであったと推測された。噴煙が広がっておらず透明度が高いためだ。北極星1号を米国はKN-11の名称で識別し、ソ連のR-27ジブ(SS-N-6サーブ)液体燃料式SLBMが原型と見られている。
An image showing the SLBM emerging from its cold-launch tube. The launch may have taken place on a stationary platform rather as the walls of the submarine's fin cannot be seen. (Rodong Sinmun)圧縮ガス発射管からSLBMが飛び出す瞬間をとらえた画像から発射は水中固定発射台から行われたのがわかる。潜水艦の潜航舵が見えないため。(Rodong Sinmun)

4月24日の公式発表に合わせて公表された画像では北極星の名前が書かれた類似ミサイルが水中発射される様子が移っているが、ミサイルに番号がついているか判明しない。ただしこのミサイルの噴煙はもっと広がって透明度が下がっており、固形燃料ロケットの特徴と符合する。またミサイルに飛行制御用の噴射弁が4つあることもわかる。
3月23日には直径1.25メートルの固体燃料ロケットエンジンを製作可能と発表している。北朝鮮がイランから固体燃料ロケット技術を導入した可能性はある。イランには二段式固体燃料ミサイル「セジリ」があり、直径が1.25メートルで飛行制御用の噴射弁がついている。■


★ISIS戦闘員は月給50ドル! 空爆で財政ピンチだがまだ崩壊の兆しなし




ISIS internal docs show struggle to retain fighters, cut costs

By Ryan Browne, CNN
Updated 1340 GMT (2040 HKT) April 27, 2016


ISISは資金、人員両面で不足に直面中と有志連合軍副司令官が26日明らかにした。
その裏付けが新たに入手したISIS内部文書だ。資金面では一部を性奴隷に使い、戦闘員には電力消費を節約し、公用車を私的に使わないよう求めている。人員面では士気が低下して、医師診断書で第一線勤務を回避する動きがある。
ピーター・E・ガーステン中将は記者会見でISISの財政と人員を狙う作戦で外国人戦闘員の数は一年前の毎月1,500名から2,000名入隊が今は毎月200名に低下したと明らかにした。
「戦闘員の消耗率が上がる一方、士気が低下しているのがわかります。給与支払いが難しくなっています。デーシュを抜ける動きが見られます」とISISの別名を口にした。
昨年10月から米国主導の有志連合軍はISISの石油施設や現金保管場所を集中的に攻撃し、ISISの財務力を低下させ3億ドルから8億ドルが消え、今後もさらにISISの財務力を標的にするとガーステン中将は述べた。
アイメン・アルタミミはワシントンに本部を置く中東フォーラムでジハード情報戦の研究員でISIS内部文書をこのたび入手した。「内部資料から圧力がじわじわと効いてきて内部の軍事、財政、行政機能が影響を受けていることがわかる」と記している。
アルタタミは各種文書をイスラム国の占拠地にいた元住民や活動家、ジャーナリストから入手した。文書の一部はISISから奪回した場所で発見された。
ISISの公式記録はテロ集団の組織面での最新状況を見せてくれる。

キャッシュフロー問題

ISIS戦闘員への給与支給方法が詳しくわかる。戦闘員に配偶者、子供、性奴隷がいる場合は別途手当が支給されている。
平均すると戦闘員は「毎月50ドルに加え、妻一人あたり50ドル、子供一人35ドル、性奴隷一人50ドルが支払われている。さらに配偶者の両親は50ドルずつ、その他親族には35ドルが支給されている」と文書からわかる。
アルタミミによればこの金額はシリアでISISとつながる戦闘員から確認を受けたという。
内部通達でISIS戦闘員は電力消費を抑え、公用車を私的に使わないよう求めているのは組織が資金難に直面している表れだとアルタミミは見ている。
別の文書ではISISの首都とされるシリアのラッカに駐留する関係者は最高50%の手当減額を受けたとしている。

人員不足

だがISISに深刻なのは最前線に戦闘員を十分に確保することだ。
アルタミミによれば内部資料でシリア北東部アルシャダディでの敗戦後に戦闘員の追加投入に失敗したことがわかるという。またISISは昨10月に「脱走者への恩赦を発表」した。
人員不足の背景には偽の診断書で戦闘から抜けるISIS戦闘員が後を絶たないためだと一部文書が示している。
ただ診断書入手は困難になっているとアルタミミは指摘する。イスラム国の占領下で医師の処遇がひどく、多数の医師が逃走しているためだ。
それでもISISへの反乱が発生するとはアルタミミはじめ専門家は見ていない。「イスラム国の統治下で住民は劣悪な生活環境にならされて、長年の内戦状態が深刻でさらに生活水準低下を覚悟せざるを得ず、反乱を起こして無情に弾圧されるよりましと見ている」とアルタミミは分析している。
ガーステン中将は「有志連合軍はこのがん細胞と毎日戦っているが、この戦いには忍耐と時間が必要だと理解してほしい」と述べた。

なお、ISISの収入源は以下の通り。

  • 銀行差押え 5億ドルから10億ドル
  • 石油 年間4.8億ドル
  • 文化財転売 1億ドル
  • 税徴収 毎月48百万ドル
  • セメント 不明
  • 身代金 年間2千万ドル
出典:米財務省、RAND研究所、CNN取材



2016年4月29日金曜日

中国の南シナ海進出>スカボロー環礁での基地設営を阻止すべき 日本も参加を期待される可能性



Pentagon Warns of Conflict Over Chinese Buildup on Disputed Island

Beijing asserts Scarborough Shoal is Chinese territory
April 29, 2016 5:00 am
SouthChinaSea_Map_042716
フィリピン付近で紛糾中の島しょ部分に中国が軍事施設を造成しようとしており、完成すれは域内対立をあおりかねないとアシュ・カーター国防長官が28日議会で発言した。
  1. カーター長官発言は中国がスカボロー環礁に軍事施設を追加すれば、米艦艇が拠点とするスービックベイ軍港から120マイル地点で中国ミサイルの射程に入るとの指摘に答えたもの。
  2. 長官はスカボローは「紛糾中の地点の一つであり、軍事衝突に発展する可能性はある」とし「フィリピンに近いことを憂慮している」とカーター長官は上院軍事委員会公聴会で述べた。
  3. 長官に質問したのはダン・サリバン上院議員(共、アラスカ)で同議員は公聴会でスカーボロがフィリピンの中心ルソン島を脅かす軍事三角形の頂点の一つになると述べている。地図は中国が軍事拠点化を進めるパラセル諸島のウッデイ島、スプラトリー諸島の三個の島を示した。
  4. 「中国はすでに三角形の二辺を整備した。スカボロー環礁から戦闘機やレーダーの行動半径が地図でわかる」(サリヴァン議員)
  5. カーター長官はこの地図は「全く正しい」とし、中国のめざす軍事三角形の姿を認めた。
  6. その後サリヴァン議員はWashington Free Beaconに対して中国がスカボローでミサイル装備や軍用機の運用をするとの報道に「非常に憂慮している」と述べている。
  7. 「この環礁はもともとフィリピンが領有を主張していたが、占拠の上施設建設で軍事拠点化が完成すればPRCはフィリピン北部のすべての離発着をレーダー監視でき、巡航ミサイルを沿岸防衛用に持ち込めば、米軍部隊は釘付けになりフィリピンでの作戦行動が危険になる」と議員は述べ、中華人民共和国の略号を発言で使った。
  8. その前にトム・コットン上院議員(共、アーカンソー)から中国軍がスカボローにレーダーとミサイルを展開すればフィリピン北部の航空機の動きが筒抜けとなり、スービックベイ、ルソン海峡、マニラ湾がミサイルの脅威にさらされると発言していた。
  9. カーター長官はだからこそフィリピンとの防衛関係が強化されていると発言。「フィリピンは条約上の同盟国であり、真剣に受け止めている。そのため作戦用の新施設を構築中であり、現地での装備展開も進めている」
  10. ペンタゴンは高度防衛合意によりフィリピンへ艦船、航空機を派遣している。
  11. 問題海域では中国の軍事活動で緊張が高まっているが法律対決が数週間以内に迫り、国際法廷でフィリピンに有利な裁定が出て南シナ海での中国の過剰な主張が退けられることになりそうだ。
  12. 北京では中国国防省の報道官が島しょ建設工事に反対する米国にいら立ちを隠せず、緊張を高めているのは米国の側だと発言。
  13. 報道官は人工島建設を「メディアの妄言」と片付け、スカボローは「中国固有の領土であり、中国には各種の脅威に対抗し、主権と安全を維持する権利がある」と述べたが同地に軍部隊が派遣されているのかとの質問の回答は避けた。
  14. 米太平洋空軍は4月19日、21日、26日にA-10三機をスカボロー付近まで飛行させた。各機はフィリピンのクラーク航空基地から発進した。
  15. カーター長官はジョン・マケイン委員長(共、アリゾナ)から厳しい発言を浴びた。長官が飛行の詳細は秘密と述べたためだ。
  16. 「これは二回目ですよ、長官、報道で広く知られているのに確認を拒んだのは。本委員会に対してその姿勢はいかがなものか。問題の島しょ付近で飛行したのは報道済みですよ」「わが艦船、航空機を国際水域に送っている事実を秘密扱いしているのは米国が国際法を尊重し遵守していることは世界で周知の中、誤解を与え当惑を呼ぶ行為です」
  17. 「なぜ事実を秘匿扱いにするのか。世界各国が当然すべきことを我が国がしているだけではないですか。なぜこれを秘密にしておくのか」
  18. 公聴会の前半でカーター長官は米海軍による「航行の自由」作戦を話題にすることを拒否したが、マケイン委員長から艦船通航の事実を確認するよう求められた。
  19. カーター長官は南シナ海での海軍、空軍の活動内容が秘密扱いになっている理由を精査したいと述べ、論評しないことで秘匿扱いルールを「尊重」しているとした。
  20. だが長官はハワイに本拠を置く太平洋空軍が先週の報道発表でスカボロー付近をA-10四機とHH-60ヘリコプター2機が飛行したと公表していたことは知らなかったようだ。
  21. カーター長官は域内各国は周辺地域の各国も含め皆中国の軍事活動に憂慮の念を表明しており、「だからこそ再バランスを進めている」と米軍のアジア展開に言及している。
  22. 長官は中国の活動により同盟各国との関係は強化されており、ヴィエトナムやインドのように新しい協力関係が生まれていると発言。中国の軍事拠点化は「再優秀な装備をアジア太平洋に展開している理由であり、今後も増強する理由だ」と述べている。
  23. コットン議員は米軍機の上空飛行三回では環礁から12カイリ以内は飛行しておらず、中国の領有権主張に真っ向から対抗しなかったとの報道を紹介。
  24. ジム・ファネル退役海軍大佐は以前太平洋艦隊の情報士官をつとめ、中国がスカボロー環礁の増強を図る目的はルソン海峡の制圧が狙いのようだと指摘する。「スプラトリー諸島の七個の島と組み合わせて北部に海軍基地を新設すればPRCには南シナ海の航行の自由を効果的に制御する能力が生まれる」
  25. そこで中国の動きに対抗するためにファネルは米太平洋艦隊はスカボローにも軍艦のパトロールを開始すべきだという。
  26. 「この『スカボロー哨戒任務』でPRCが人工島を造成するのを防ぎ、現場指揮官には柔軟な交戦規則を許し、物理的にPRCの建設工事を阻止すべきです」と述べ、日本、オーストラリア、インドも参加させるとべきという。
  27. 「何も行動をしないと南シナ海全部が中国のものになり、中国式の「航行の自由」が社会主義の観点で実現して今います。事は急を要し、大統領選挙の年ですが今から行動をはじめるべきです」■

★トランプが国防政策で考えていること≪考えていないこと



トランプの勢いはとどまるところを知らず、大統領選はトランプ対ヒラリーの様相に落ち着いてきました。毒舌は相変わらずですが、閉塞感のある中職業政治家にはうんざりしている層が熱烈に支持しているのでしょう。国防政策で具体的な内容がまだ見えてきませんが、どれだけ有力な顧問がつくのかもう少し時間が必要なようです。ヒラリーがどんな国防観を持っているのかも注目ですね。米国の有権者が外交安全保障を上位の重要事項と考えているのは健全なしるしでしょう。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------

Trump promises to rebuild the military, make allies pay more

Leo Shane III, Military Times 4:32 p.m. EDT April 27, 2016

US-VOTE-REPUBLICANS-TRUMP(Photo: Brendan Smialowski/AFP via Getty Images)
共和党大統領候補でトップを走るドナルド・トランプが「アメリカ第一」の外交政策の基本方針を27日発表し、米軍を拡充する一方、同盟各国へ防衛支出増を求めている。
  1. 「冷戦終結後の米外交政策は大きく進路を誤っている」とワシントンDCで演説し、「時間の経過とともに我が国の外交政策はずれを大きくしている。論理の代わりに愚かで傲慢な態度が表に出ており、次々と失態が生まれている。外交政策は全くの失敗だ。構想力がない。目的意識がない。方向性がない。戦略がない」
  2. トランプは国際関係や安全保障で自らの考え方をちりばめた総論を述べたが財政支出や外交では各論を避けている。選挙戦で詳細を避ける傾向が批判の的となっているが、今のところ有権者に悪影響は出ていない。
  3. 例外として詳細に踏み込んだのはオバマ大統領の軍事支出戦略方針で、トランプは民主党でトップを行くヒラリー・クリントン候補に関連付けようとした。
  4. 「我が国の常備軍は1991年の二百万人が今や130万人にまで減っている。海軍は500隻が272隻へ同時期に縮小した。空軍は1991年の三分の一規模だ。B-52が戦闘任務に投入されているが、聴衆の皆さんよりも古い機体だ」
  5. 解決策は軍に「十分な予算を与える」ことだが同時に「節約すべきところは節約して予算を賢く使う」ことだとし、国防総省だけでなく「貿易、移民、経済政策すべてで米経済を再び強力にする」のだという。
  6. トランプはNATO同盟各国は自国防衛に十分支出していないと強い調子で批判し、各国に公平な負担と責任をさせると約束した。
  7. 「こちらが守ってやっている各国は相応の自国防衛の費用負担をすべきであり、従わなければ米国は各国に自分で防衛させる。選択の余地はない」
  8. またオバマ大統領とクリントン候補は外交政策への国民の信頼を損なったと批判した。イラン核合意は安全保障に悪影響を与え国の尊厳を傷つけ、中東各国で米国の信用が下がったと述べた。
  9. トランプは最高司令官になればNATOやアジアの同盟各国を集めたサミットを開催し、「財政負担の仕切り直し」を討議し、「共通する課題の数々に新しい戦略をどう活かすかを新しい視点で見る」という。
  10. 課題のひとつがイスラム国で、トランプはそのせん滅を確約している。「イスラム国へのメッセージは簡単明瞭だ。彼らに残さされた時間は少ない」とし、「その方法や攻撃対象を伝えるつもりはないが、彼らは消え去る運命だ」
  11. ここでもトランプは戦略方針の内容を伝えず、軍の動向や戦略案は教えるつもりはないとだけ述べた。
  12. 「動きを察知されないようにする。すべて伝える。軍を派遣する。そのほかも送る。報道会見は行う。だが手の内を読まれないようにする。予測不可能にすることは今から始める」
  13. CNBCの世論調査が今月初めにあり、「外交とテロ対策」は有権者の考える二番目に重要な争点と判明している。最上位は「経済と失業問題」だった。■


★★F-117Aナイトホークの全機廃棄処分を米議会が認める方向へ



F-117Aはまだ保存していたのですね。技術が進んで同機は陳腐化してしまったとはいえ、廃棄するのはもったいないと議会が保存させていたのですが、さすがに保存の意味がなくなったと認めざるを得なくなったのでしょう。歴史に残る機体ですから数機は保存してもらいたいものです。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

Congress appears ready to let the Lockheed F-117A Nighthawk go

27 APRIL, 2016
BY: JAMES DREW
WASHINGTON DC
下院軍事委員会が米空軍にロッキード。マーティンF-117Aナイトホークの廃棄処分を許す措置を検討していることが分かった。
  1. 同機は公式に空軍から2008年4月をもって退役しているのだが、議会の要求で全機モスボール保存されており、現在も「将来必要となった場合に復帰できる」状態を維持している。
  2. 各機はネリス空軍基地(ネヴァダ)のトノパ射爆場(別名エリア51)で特別に空調された格納庫内に保存されている。2008年以降も同型機が飛行している姿を目撃されており、空中給油もしていたという。
Asset ImageUS Air Force
  1. 米軍ステルス機の出発点となった同機は「絶望のダイヤモンド」の形状が特徴的で、1981年初飛行だが1988年までその存在は秘密にされてきた。
  2. ロッキードのスカンクワークスが1990年までに計59機を製造したが、ステルス技術とともに敵のレーダー装備も急速に進歩し、低視認性で進歩したロッキードF-22、ノースロップグラマンB-2、さらにF-35やB-21が登場している。
  3. F-117A保存条項が成立して10年が経過し、米議会も同期をアリゾナの航空宇宙機材保守再生施設への移動を認めるようだ。施設内で各機は分解されるが、貴重な一部部品がリサイクルされる可能性は低い。
Asset ImageUS Air Force
  1. F-117では砂漠の嵐作戦の記憶が一番鮮明だろう。このとき初めてステルス機を本格的に投入した。同作戦ではF-117は合計1,299ソーティーをこなし、作戦成功率は80%で機体喪失あるいは大きな被害は一件もなかった。ジェネラルエレクトリックF404双発で亜音速飛行するF-117の主要兵装は機体内部に搭載したレーザー誘導ペイヴウェイ爆弾で1991年のイラクでは9,300発以上が投下されている。■
Asset ImageF-117As of the 37th Tactical Fighter Wing, Tonopah Test Range, Nevada US Air Force


2016年4月28日木曜日

★中国が武装ロボットを公開



今回はまだ電気ショック程度の警備用で遠隔操作ですが、AIとネットワーク技術を投入し重武装する段階に進む可能性もありますね。なんといっても中国では何でもありの世界ですからコピーだろうと使えればいいわけです。また「フランケンシュタイン」からはじまるロボットアレルギーもありませんから導入普及に何も障害はありません。あ、これは日本も同じですか。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

At Tech Fair, China Unveils Armed Robot

POSTED BY: BRYANT JORDAN APRIL 27, 2016


China's National Defense University has designed a security robot that wields a Taser or cattle prod that may be fired remotely by a human controller. Otherwise the system can operate as a surveillance and patrol -bot. It also has a system that citizens may use to summon police.
中国国防大学が制作した警備ロボットはテイザーまたは家畜突き棒を遠隔操作で使用する。監視警備用に投入可能。また警察への通報用にも使える。

シリコンヴァレー企業の地上パトロールロボット構想に中国がとびつき、二年後に次の段階へ進んだ。武装を施したのだ。
  1. K-5の名前でナイトスコープ社(カリフォーニア)が販売するロボットは円柱形の胴体に円錐状頭部がつきTVのドクターフーに登場したダレクに似ているが監視とデータ送信機能がついているだけだ。
  2. これに対し中国人民解放軍国防大学のアンボット Anbot はほぼ同じ胴体だがこちらの方がダレクに似ている。Popular Scienceがテイザーまたは伸縮式家畜突き棒を搭載すると報じており深せん市で開かれたハイテク展示会でデモがあったという。
  3. ナイトスコープ社もアンボットを見た。武装を除けば同社製品のコピーだと副社長ステイシー・ディーン・スティーブンスが憤慨している。
  4. 国防大学側によれば通常警備以外に暴動対策にも導入できる。いずれにせよデレク、いやアンボットは有人制御で武器を使用すると同大学は説明している。
  5. アンボットの写真動画が広まるとスターウォーズのR2D2からロボコップに登場したED-209に至る多様な映画テレビのロボット像と比較する動きが現れ、当然本家のダレクへの言及も目立った。ダレクは1963年に登場し宇宙全体で「駆除活動」を続けている。
  6. 全米で最も有名な内部告発者エドワード・スノウデンはモスクワからアンボットについて「これは破壊能力が高そうだ」とトゥイッターでコメントしている。■


USAF>次期空軍参謀総長の指名を受けたゴールドフェイン大将はこんな人


空軍参謀総長に指名受けたゴールドフェイン大将は今年57歳、戦闘機でキャリアを築いた人のようです。空軍が今後の世界にどう対応するのか、特に無人機、AI、宇宙装備、サイバー、ISRと多様なミッションを抱える組織として組織内価値観も変動する中でどういうリーダーシップを発揮するのかお手並み拝見ですね。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

Battle-tested general tapped to be next Air Force chief of staff

Stephen Losey and Phillip Swarts, Air Force Times 5:29 p.m. EDT April 26, 2016
Gen. David Goldfein(Photo: Air Force)
デイヴィッド・ゴールドフェイン空軍大将は戦場で鍛えられた戦闘機パイロットで湾岸戦争、アフガニスタン、コソボ紛争で戦闘ミッションをこなしてきた。同大将が空軍の次期参謀総長に指名されたとペンタゴンが26日発表した。
  1. 議会承認を受ければ、ゴールドフェインは7月1日にマーク・ウェルシュ大将の後任となる。ゴールドフェインは2015年8月から空軍参謀次長の職責にあった。
  2. 「空軍第二十一代参謀総長の指名を受け恐縮の至り」とゴールドフェインは語っている。「承認受ければ空軍隊員、その家族にしっかりと仕え、空軍の伝統と団結の遺産を守ることを誓いたい」
  3. 空軍長官デボラ・リー・ジェイムズはウェルシュ大将とこの人選を称賛している。
  4. 「ゴールドフェイン大将には経験と構想力が備わり、揺れ動く世界での課題の中で増大する軍事力への期待にこたえる必要な資質がある。大将は重要な協力関係の構築と維持の仕方がわかっており、戦闘経験もあり、空軍の人員と資源のバランスの中で必要かつ的確な判断を下し、明日の空軍づくりに貢献できる。空軍力の優位性を次世紀へつなぐためにこれ以上優れた人物はいない」(ジェイムズ長官)
  5. 「ゴールドフェインは空軍兵士として戦場でのリーダーの模範であり、だからこそ空軍に必要な人物だ。空軍隊員と深く結ばれており、家族もともに応援することをためらわず、正しく空軍の任務の重要性を理解している。だがなんといっても本人は妻のドーンとともに国に尽くす大きな名誉の意味を理解している」(ウェルシュ大将)
  6. ゴールドフェインは飛行時間4,200時間超でF-16ファイティング・ファルコンのC型D型、F-117Aナイトホーク、無人機MQ-9リーパーを飛行させており、そのほかにT-37、T-38、MC-12Wの操縦経験がある。
  7. セルビア上空を飛行中の1999年には乗機F-16に地対空ミサイルが命中し撃墜されている。
  8. ゴールドフェインは機外脱出し、農地を横断し敵のパトロール部隊から逃れ救難ヘリコプターを待った。だがヘリの救難隊員が地上に降りゴールドフェインを機内に収容するところで発砲を受けている。機体に5発の銃弾が帰還後に見つかった。
  9. 2007年にエルパソタイムズ紙に当時の救難隊員には毎年スコッチウィスキー瓶を送り敬意を表していると語っている。「シングルモルトの極上品」だという。
  10. 今回の人選は国防長官アシュ・カーターが戦闘機での従軍体験がある人物に参謀総長の職を希望した事で実現した。イスラム国過激派に集中的な空爆作戦を実施中だからこその人選だろう。
  11. 2月にMilitary Timesの取材でゴールドフェインは空軍の中核任務は技術が進歩して世界情勢の変化があっても不変だと語っている。
  12. 「1947年の国家安全保障法で与えられたミッションは五つ。それぞれ時間がたったが大きく変わっていない。形は変わっても意味を改めてよく考えていく必要があるが、空と宇宙で優位性を確保するのが空軍の中核的な任務でありそれにより国に仕えるのだ」
  13. またゴールドフェイン人事でA-10ウォートホグにはISIS戦で耐用年数を伸ばすことになりそうだ。
  14. 「A-10全機退役の決定時はISIL出現の前でした。イラクから撤退し、アフガニスタンで大幅な兵力削減に取り掛かっていた時点です。ロシアが力を盛り返す前で、A-10退役を話題にしていたのですが、前提が変わり、素早い状況対応を迫られています」とゴールドフェインはMilitary Timesに語っている。
  15. ゴールドフェインが最初に直面するのはジョン・マケイン上院議員だろう。強力な上院軍事委員会の委員長のマケインは空軍上層部とは空軍上層部とはぎくしゃくした関係で知られており、先月もA-10退役案で空軍を叱責していた。
  16. だがゴールドフェインもマケイン議員も戦闘中に撃墜された経験で共通し友好的な関係が生まれるもしれない。
  17. 上院軍事委員会はゴールドフェイン指名の公聴会日程を決めていないが、マケイン議員は大きな問題や遅延は発生しないだろうと述べている。「本人の経歴には非の打ち所がないし、評判もすこぶるよい。耳にした派内ではきわめてすごい経歴の持ち主のようだ」
  18. ゴールドフェインは空軍士官学校を1983年に卒業し、パイロット養成課程をシェパード空軍基地(テキサス)で受けている。順調に昇進し第555戦闘機隊の指揮官をアヴィアノ航空基地(イタリア)で、第366作戦集団の指揮をマウンテンホーム空軍基地(アイダホ)で、第52戦闘機団司令をスパンダレム基地(ドイツ)、さらに第49戦闘機団をホローマン空軍基地(ニューメキシコ)の司令を務めた。
  19. 戦闘航空軍団の作戦立案責任者をラングレー・ユースティス共用基地(ヴァージニア)で2009年に、空軍中央軍の指揮を南西アジアで2011年から2013年にかけて、さらにこの二年間はペンタゴンの統合参謀本部で統括官を務めてきた。
  20. 昨夏に大将に昇進し空軍ナンバー2となった。国防功労章、勲功章、殊勲飛行十字章他を受けている。
  21. ゴールドフェインは軍人の家系で父は空軍、兄も空軍中将で退役している。娘が一人おり、現在は空軍勤務中。妻ドーンは学校教師で世界各地の空軍基地でで将校配偶者クラブの運営に携わった。
  22. 2001年には著書"Sharing Success, Owning Failure: Preparing to Command in the 21st Century Air Force."「成功を共有し、失敗を受け入れる。21世紀の空軍の指揮に備える」(空軍大学出版会)を刊行している。■

2016年4月27日水曜日

★★X-2テストフライトは50回程度で一年を想定、初飛行写真をお楽しみください



とても一年でテストが完了するとは思えませんので、防衛装備庁も予算構造を意識した説明に終始しているのでしょう。今後は航空自衛隊岐阜基地が同機のホームグランドですね。着実なデータ収集に期待しましょう。写真はすべて航空自衛隊撮影のものです。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

PICTURES: Tokyo plans 50 X-2 flights in coming year

26 APRIL, 2016
BY: GREG WALDRON
SINGAPORE
日本は三菱重工X-2技術実証機のテストに一年間合計50回程度のフライトを想定している。
  1. 同機の初飛行は4月22日に約25分間行われ高度12,000ftまで到達し最高速度は200ktだったと防衛装備庁(ALTA)が明らかにしている。
  2. 天候によるが二回目の飛行が今週実施されそうだ。次回は降着装置を引き込ませ高速度へ加速する。
Asset ImageJapan Air Self-Defense Force
  1. 予定通り一年間のテスト期間となれば防衛装備庁はステルス性、推力偏向、データリンク他の高性能技術のデータ収集が可能となる。テスト期間は必要により延長もありうる。
  2. 同機では斜めにとりつけた尾翼や空気取り入れ口の工夫などで低視認性を目指しているが、機体表面にステルス塗装は施されていない。ただしキャノピー表面のみに特殊ステルス加工がしてあると防衛装備庁は述べている。
Asset ImageJapan Air Self-Defense Force
  1. X-2は旧称ATD-Xとして1990年代から日本が進めてきた第五世代あるいは第六世代戦闘機に必要な技術を確立する事業の一部分である。合計15の案件あるうちでX-2が一番目立つ存在だ。その他には兵装庫の形状、データリンクなど高性能戦闘機に求められる要素に関連する技術の研究がある。
  2. 最終目標は得られた成果をF-3(仮称)新型戦闘機につなげることだ。新型機の製造決定は2018年に予定され、国産開発あるいは国際共同開発にするかの分かれ道となる。
Asset ImageJapan Air Self-Defense Force
  1. 日本がF-3を外国と共同開発すると決めた場合、共同開発国はX-2で集めたデータやほかの研究成果を共有できる。単独開発、国際開発と関係なく、F-3は相当高額な機体になりそうだが、それだけの価値はあると防衛装備庁担当官はみている。
  2. 日本はロッキード・マーティンF-35の導入を決めており、三菱重工業がライセンス生産するが、最も重要な戦闘機技術そのものは移転されない。このため国内開発により技術力の向上、製造技術の進展を図ろうとしている。■


無人水中機を巡り中国の技術スパイ事件が摘発されました 


中国関連のスパイ事件がまた摘発されました。今回は中国の国立大学が意外なところで米海軍とつながっていたという皮肉な話になっています。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------

Details Emerge in Secretive Chinese Drone Case

Wendell Minnick, Defense News1:25 p.m. EDT April 26, 2016

A US and a Chinese flag wave outside a c(Photo: Th Eng Koon/AFP via Getty Images)
TAIPEI — フロリダ州在住の中国国籍女性が非合法活動計18件の嫌疑で起訴された。マネーロンダリングや無人水中機(UUV)の技術を中国に非合法に持ち出したためだ。起訴内容は4月21日にフロリダの連邦検察局が公表している。
それによるとアミン・「エイミー」・ユーはフロリダに本社を置くIFour International Inc.で2009年から2014年にかけて、オハイオにあるAmin Internationalで2002年から2009年に勤務し人民解放軍海軍(PLAN)および哈爾浜工程大学(HEU)のため装備品・システムを入手した。
ユーは米国に来る前にHEUの海洋制御装置システム研究部で部門長だった。
起訴状ではユーに協力者5名があり多くはHEUに勤務していた。ユーはカナダ、ヨーロッパ、米国内の企業から各種装置を入手し、輸出した装置はHEUよびPLANでUUVに使われているほか、遠隔操作水中機(ROV)や自律運用水中機(AUV)にも取り付けられた。
起訴状によれば共犯「A」がHEUとの窓口で、本人はHEU自動化研究学部の教授だ。「A」はHEUの海洋装備研究部長、海洋制御装置システム研究所長も務め、2002年に「A」はUUV開発研究国家プロジェクトの主任技術者に任命されている。
HEUのホームページを見ると同校は「基礎応用両面で艦船研究関連で科学技術の中心的存在で、PLANの高度技術装備開発の中核施設であり、高水準の海洋技術の開発役」と自らを表現している。
さらにHEUは「科学研究の方向の焦点を合わせ、イノベーション実施能力を引き上げ、国家の科学技術課題の解決、『973』構想(国家基礎研究事業)および『863』構想(国家ハイテク開発事業)、高度国防研究科学調査プロジェクトのいずれでも国家防衛戦略に沿って貢献していく」のだという。
HEUの学生は国際ロボサブコンテストに2011年から出場している。毎年恒例の公開学生競技はAUVSI財団が主催している。財団を設立したのは国際無人機システム協会(AUVSI)だ。コンテストが目指すのは自律型水中機の開発を早めることで次世代の技術陣に厳しい水中環境で現実的なミッションを達成する課題を与えている。学生チームはAUVを入手可能な技術を使い自製する。この競技大会では出場チーム、使用したAUV技術含めすべて公開している。
競技大会には米海軍宇宙海洋戦システムズ本部(SPAWAR)所属のトランスデューサー評価センター≪サンディエゴ)も主催者に名を連ねている。HEUチームは「北海龍王」“Aoming”の名称でAUVにはカメラ二基と音波発射装置がつき、魚雷発射やマーカー投下が可能だとHEUホームページは説明している。
起訴状では以下の物品を列挙している。
  • 水中聴音位置探知機、品番不詳の「出力発射装置」含む
  • 水中ケーブルおよびコネクター、AWQ/XSLとMSSK/MINLの各水中ケーブル含む
  • PC104コンピュータ処理ユニットを「ペンシルヴェイニア州の某企業」から入手、同ユニットはミッション、移動、画像誘導コンピュータ用に使うもの
  • マルチプレクサー907個、デジタル信号用に「カナダの某企業」より入手。
  • 水中プロセッサーセンサー、導電性・温度センサーで「ミニCT]センサーおよび「ミニIPS」センサー含む
  • 制御用スティック、ボタンとして「HG-XX制御スティック機構」含む
この記事に対しユーからは反応はない。■


★オーストラリア潜水艦案件、続報、フランスの反応から何を読み取るか



今回のフランス受注は日本にとって痛い結果になりましたね。Defense Newsは以下、オーストラリアとフランスから伝えています。まずオーストラリアから


Australia Chooses French Design for Future Submarine

Nigel Pittaway, Defense News7:12 p.m. EDT April 26, 2016

DCNS Shortfin Barracude submarine(Photo: DCNS)
MELBOURNE, Australia – フランスのDCNSがオーストラリアの次期潜水艦建造契約を勝ち取った。マルコム・ターンブル首相が26日発表した。
  1. ショートフィン・バラクーダ型の選択に本件を見守ってきた外部関係者の多くが驚かされた。DCNSはドイツのティッセン・クルップマリンシステムズや日本政府に対して劣勢だった。だがここにきて日本案が負けたとの情報がリークされていた。
  2. ショートフィン・バラクーダ・ブロック1Aはフランス海軍で就役中の原子力潜水艦バラクーダ攻撃潜水艦をやや小型化する構想だが詳細設計はこれから開始する。
  3. ターンブル首相は「DCNSを国際パートナーとして選定し次期潜水艦12隻の設計案鵜を進める。取引諸条件は今後協議する」と発表し、選定の大きな要素はオーストラリアの求める長距離航行、通常動力型潜水艦の要求内容に一番合致したからと述べた。
  4. ターンブル首相は同時に「オーストラリア国内でまず1,100名相当の雇用が実現し、サプライチェーン含めるとさらに1,700名分の雇用が生まれる」と発表。
  5. 12隻はすべてアデレードのASC造船所で建造する。DCNSは当初一号艦だけあるいは二号艦まではフランス国内で建造する提案をしていた。
  6. 日本政府は不採択理由の説明を求めており、オーストラリア政府はこれに応じる構えだ。

一方、フランスはもちろん今回の受注を大歓迎していますが、その裏でこれまであれやこれやの政府支援があったことがうかがえます。

France Celebrates ‘Historic’ Submarine Win in Australia

Pierre Tran, Defense News7:10 p.m. EDT April 26, 2016
PARIS – フランスはDCNSが387億ドル相当の次期潜水艦建造で事業者に選定されたのを歓迎してフランソワ・オランド大統領自らがパリの同社本社を訪問した。オランド大統領は統合参謀総長、内務相、外務相を伴いDCNSを訪れ本件が政治的にも経済的にも重要な成果であることを示した。
  1. 「これは歴史的な事業、我が国歴史上最大の武器輸出だ」と大統領府は声明を発表。選定の理由として両国政府間の意思疎通がこの五十年間で「戦略的水準」になったことを挙げた。
  2. フランス国防相ジャン-イブ-ルドゥリアンはオーストラリア兵士が倒れたソンムの戦い(第一世界大戦)のアンザック記念日をオーストラリア総督とともに迎えたと伝えている。
  3. 選定により設計業務を期間三年で行う契約の協議がはじまり、2017年早々には締結されるとDCNS幹部は述べている。
  4. 今回の選定はタレスにとっても朗報だ。タレスはDCNSの株式35パーセントを保有する。(残り65パーセントはフランス政府保有 タレスの作業量は今回の事業で10億ユーロ相当になる。
  5. DCNS会長エルヴェ・ジローは仏政府兵器調達本部、海軍参謀総長ベルナール・ロジェル提督、シュナイダーエレクトリック(オーストラリアに相当のビジネス拠点を置くフランスエネルギー関連企業)に謝意を伝えている。
  6. 12隻建造契約によりDCNSは協力企業も含めて4千名の雇用につながり、ブレスト、シェルブール、ロリアンの各事業所が関与するとDCNSは発表。なお、ブレスト、ロリアンはそれぞれブリタニー地方にあり、ルドゥリアンは地域協議会の会長を務めている。
  7. 総選挙が来年に控えるフランスでは雇用は大きな要素で、失業率は10パーセントのまま推移しているからだ。■