2016年3月31日木曜日

台湾海軍の再整備計画>国産化で台湾防衛に特化した革新的な新型艦が登場する期待



Taiwan Navy Emphasizing Domestic Shipbuilding Program in Ongoing Maritime Restructure

By: Michal Thim and Liao Yen-Fan
March 25, 2016 11:30 AM

Corvette Tuo Jiang” sets sail during the handover ceremony in 2014.
海防艦沱江 Tuo Jiang” 、2014年の引き渡し時.

台湾海軍(ROCN)の大規模戦力再整備案は2014年に発表され、1万トン駆逐艦4隻、フリゲート艦10から15隻の国産建造をうたっていた。
  1. 20年にわたる戦力近代化でディーゼル電気推進式攻撃潜水艦(排水量1,200トンから3,000トン)を最大8隻建造する。これまでの外国の旧装備中心の調達を国産建造に切り替えるのは台湾事情に合わせた国防政策の一環だ。台湾は中国の装備近代化の脅威を直接受けているが、海軍関係の軍事力格差は顕著に広がっている。
  2. ただし人民解放軍海軍だけが台湾の国産化政策の背景理由ではない。現有艦船の構成をみるとその場しのぎの調達で、必ずしもROCNの希望どおりになっておらず、各種艦や装備が入り混じり、協調が難しいことがわかる。そこで大幅な手直しに入るわけだが、その中心に孫連Hsun Lienプロジェクトがあり、目標は統合戦闘システムを開発し全艦船で運用することだ。なお、新大統領蔡英文の選挙戦で経済成長のため国内造船業の再活性化策が掲げられており、国産国防装備は重要な意味を持っている。
  3. 台湾のStorm Magazine2月号によれば、孫連プロジェクト第二段階で2,500トン艦三隻を発注するという。背景には第一段階の500トン沱江Tuo Jiang級双胴船艦が成功したことがある。
  4. 新造艦はSky Bow/Tien Kung 3 (TK-3)、Sky Sword/Tien Chien 2N (TC-2N)を垂直発射システム(VLS)に搭載し、新型Sea Oryx近接防空システムを採用する。これはRIM-116ローリングエアフレイム・ミサイルと形状が類似しており、開発はまだ終わっていない。各装備はいずれも國家中山科學研究院 (NCSIST)が生産にあたる。報道では対空装備を重視しており、シンガポールのAlert 5は同艦を「防空双胴艦」と位置付けている。
  5. ROCNの近代化事業の中核は分散コンピュータ処理を基本とする戦闘システムの開発にある。これはNCSISTとハネウェル共同開発のH930モジュラー戦闘システムが基本になっていると思われる。ただし新型システムは国産の3Dフェーズアレイレーダー、VLS(Mk. 41 VLSの搭載が難しいため当面はMk. 48 VLSを搭載する)、電子戦装備、ソナーさらに長距離対応可能な高速発射5インチ砲で構成するだろう。
  6. 孫連プロジェクトはイージスシステムと同等の能力をめざすROCNの目標の実現方法だ。その前には既存のオリバー・H・ペリー級フリゲート艦ROCS田単Tian Dan を元に5,000トンのイージス艦にしようとしたが費用面で中止となっている。孫連プロジェクトでは既存艦含めて艦船すべてを対象にする。
  7. 新型艦は沱江級に外観が類似しつつ、防空能力を重視すると伝えられ、ミサイル艇集団による強襲作戦の拠点防衛に投じるのではないか。沱江級の防御も念頭にあるだろう。沱江級は空中発射対艦ミサイルには極めて脆弱である。ただし、新型艦がこのミッションに投じられる可能性は低いかもしれない。沱江級の防空能力不足を指摘する向きは多いが、その批判は的外れだ。沱江級の最大の防御性能は低レーダー断面積(RCS)であり、台湾沿岸部付近での作戦時にはこの特徴が最大限に生かせる。大型艦を投入すれば注意を引くだけでなく、防空力増強という本来の目的が台無しになってしまうだろう。
  8. むしろ新型艦に期待されるのはROCN水上行動群(SAG)の防空能力強化だろう。SAGはキッド級駆逐艦一隻とラファイエット級、オリバー・H・ペリー級フリゲート艦の混合構成だ。この中で老朽化しつつあるキッド級駆逐艦に防空任務とC4ISR機能が過大に期待されており、実際の戦闘では簡単に機能を喪失してしまうかもしれない。ここにもう一艦加えればキッドの負担を緩和でき意味がある投入になる。
  9. 別の可能性もある。キッド級の後継として大型艦を建造する意向が示されているが、ROCNは小型艦で強力な火力を実現することもできる。孫連プロジェクトでVLSを搭載すればキッド級以上の威力が発揮できるが、キッド級と同等のC4ISR能力が実現するかは不明だ。
  10. フリゲート艦は10ないし15隻を国内建造の予定で、孫連プロジェクトの戦闘システムの実証意外に沱江級で採用した波浪貫通型双胴構造を大型艦に応用するのが上位の意図だろう。

Former U.S. Navy Kidd-class destroyers ROCS Kee Lung (1801) and ROCS Su Ao (1802).
旧米海軍のキッド級駆逐艦、基隆(DDG-1801)と蘇澳(DDG-1802)

  1. 新造駆逐艦4隻を調達するROCN方針へは米海軍大学校のジェイムズ・R・ホームズが批判を寄せている。ホームズの言い分では再整備構想では制海任務を主眼に置いた大型艦で構成するSAGから高速ステルスミサイル艦を多数運用する編成に移行すべきだとする。後者では協同集団運用が中心となる。台湾海軍のつ使える資源に限りがあることで敵の侵攻を食い止める任務中心の構成にすることが理に適う点でホームズの批判は妥当と言える。
  2. 20年かけて海軍力を再整備する案で台湾は制海任務と抑止任務を共に重視するようだ。このうち抑止任務用には光華級Kuang Hua VI高速攻撃艇と沱江級ミサイル海防艦が相当する。ともに台湾海峡での作戦を念頭に置き、台湾沿岸部の複雑な地形を生かし、敵に見つかる前にミサイル発射を行う。もう一方でSAGも温存され、台湾海軍力の大きな柱とする。
  3. だがROCNが考える20年にわたる近代化案が全部承認されているか不明だ。ただし台湾が大規模建艦に踏み切るかは別にしても、孫連プロジェクトがROCN戦闘艦の将来像を示しているのは確かだ。同プロジェクトとは別にしてもWPC形状のフリゲートにVLSを搭載した新型艦は異論を生まないだろう。
  4. 確かなのは台湾が国産建艦能力引き上げに躍起となっていることで、今後も革新的な各種艦設計が出現してくるだろう。■


2016年3月30日水曜日

ハイテク表皮でカモフラージュする戦闘ロボットが登場する可能性



Defense Robots May Get Hi-Tech Skin that Feels – and Includes Camo

POSTED BY: BRYANT JORDAN MARCH 14, 2016


The multi-pixel robot skin measures 5 millimeters thick, with each of 64 pixels measuring 4 millimeters. It can be stretched five or six times its size and change color. Photo courtesy of Organic Robotics Lab, Cornell University.
ピクセル多数で構成したロボット表皮は厚さ5ミリで、64個のピクセルはそれぞれ4ミリの大きさ。5倍から6倍まで伸ばしながら発色変更が可能だ。Photo courtesy of Organic Robotics Lab, Cornell University.

アトラスはDARPA開発のヒト型ロボットでまだ開発途中だが、ヒト同様のやわらかで弾力性ある皮膚を付ければ一層人間らしく見えるようになるかもしれない。軍はアトラスをヒトより先に現場に投入する装備にしたいとしている。


  1. 表皮は超弾力性発光型コンデンサーhyper-elastic light-emitting capacitorの名称で今は圧力しか感知しないが、軍用ロボットとしてカメレオン同様に周りの環境に溶け込む能力が期待されている。
  2. 新型表皮は米陸軍と空軍の予算で開発されコーネル大とイタリア技術院の共同作業で、論文がサイエンス誌に発表された。論文では表皮が発光すると報告している。素材は驚くほど薄いゴム膜を独立制御ピクセルと配置し、タコと同様に発色を変えることができるという。
  3. 研究にあたったロバート・シェパード(コーネル大機械工学航空宇宙工学助教授)は「ピクセル単位で色を変更でき、ロボットに装着させて表面色を変えることができるようになった」と述べている。
  4. 「これがどんな意味を持つか。まず、ロボットが日常生活の一部に入ってくることで、人間と感情面でのつながりが増えることが重要だ」とシェパードは述べている。「発色を変えることができれば気分や部屋の雰囲気に対応してヒト-ロボットの関係が変わってくる」
  5. ロボットに皮膚が与えられれば、ヒトはこれまで以上にロボットと感情的なつながりが生まれる。ドイツのデュースブルク=エッセン大学の研究ではロボットが虐待されるのを見るヒトがロボットに同情を示し、気分を悪くするのが判明した。実現すればヒトのストレスを緩和する効果が期待できそうだ。
  6. ロボットにカモフラージュ可能なやわらかい皮膚を与える構想は実は他にもある。DARPAが資金提供した事案では膨張可能なロボットアームで看護機能を実現しようとしており、これが映画ベイマックスの風船形状のロボットの発想のもとになっている。■

中国の戦争概念を正しく理解する----米議会調査部による報告書ではアメリカの延長で中国を理解する専門家見解を批判



Analysis – A Chinese Way of War

Wendell Minnick, Defense News 4:47 a.m. EDT March 29, 2016

CRS Warning for America’s China Watchers

Shadow Dragon, 2010 Zhuhai Airshow, Hypersonic Space2010年珠海航空ショーで展示された極超音速宇宙機Shadow Dragon, (Photo: Wendell Minnick)
TAIPEI - 米議会調査部US Congressional Research Service (CRS) の最新報告書では米側中国専門家が米国と中国を同一視しがちなこと、中国に透明性が欠如していることを無視している、中国が平時と有事のサイバー戦を区別しないこと等で注意喚起している。

報告書をまとめたイアン・E・ラインハートはCRSのアジア関係アナリスト。報告書は3月24日に連邦議員に配布され、表題は「中国の軍事力、議会向け総括と課題」とあり、「中国式の戦争のすすめ方」を検討している。
内容には米中開戦戦争の場合に勝敗を大きく左右しかねない米側の中国専門家が見過ごしてきた以下の点も含まれる。
-地理上の責任範囲が違う。米軍は世界規模で安全保障に任務を課せられているため、中国と戦闘状態に入れば、米軍が使用できる資源は限定される。これに対して中国には制約はない。
  • ミッションの違い。米中で軍のミッションがそもそも違う。軍の実力を評価するには想定するミッションを考える必要がある。この方法で米中の軍事力を評価するべきだ。
  • 中国軍指導層の発言は信頼に足りない。中国の指導部は軍事力の目的をあいまいに発言することが多い。こういった発言はプロパガンダの色彩が強い。内外に印象付けることが第一で、その発言から中国が自国の軍に期待する内容を読み取ると不正確。ただしそうだからと言って中国発の発表を全部無視もできない。中国指導部は「中核的権益」は軍で守ると明確に述べている。たしかに南シナ海や台湾がここにあてはまる。「語句表現だけでいわんとする内容を無視することはできない。中国が整備する軍事力の内容を観察し、表明されている意向に各装備が符号するのか否かを見極めることで正しい判断につながる」。
  • 透明度は限定的。中国軍の実力を評価するには同時に指導部の意向も評価することが必要だが、情報の透明度が低いことが邪魔をしている。ペンタゴンからは「中国軍の装備や戦略的意思決定の透明度が低いため中国の意図に関し周辺国が懸念を増大させている。透明性がないままPLAの装備近代化が進めばこの懸念はさらに大きくなる」と指摘している。
  • 米国と中国を同一視している。中国指導部の価値観や信条は大きく米国と異なる。「こちらと同じ価値観や信条を相手も持っていると想定すると正確な評価が妨げられ真の意図も見誤る結果になる」
  • 積極的防衛策、宇宙空間の先制攻撃。中国の軍事戦略では開戦時に主導権を握ることを重視する。「PLAはサイバーと宇宙を近代戦の『決戦場』ととらえ、敵の情報網を攻撃する。中国軍は各種作戦を展開し、運動力兵器や電子戦で米軍の衛星群を狙うはずだ。中国が開発中の対衛星先制攻撃兵器は広範囲に及び、大気圏外を飛行する極超音速無人機もその一部。中国にとって先制攻撃が望ましいと考えるのはその後の戦闘で有利な展開につながるためだ」
著者ラインハートは2012年からCRSに勤務するが、その前にアジア安全保障に関連する各種機関東西センターやワシントンCOREなどでの経験もある。■


2016年3月29日火曜日

中ロ関係の背後に見える両国の異なる思惑から正しく南シナ海情勢を理解する



Brookings Panel: Improved China – Russia Relationship is a Marriage of Convenience

March 24, 2016 12:43 PM

Chinese president Xi Jinping and Russian president Vladimir Putin greet participants of Joint Sea-2014 exercise at Wusong naval port in Shanghai, east China, May 20, 2014. Xinhua Photo
習近平とウラジミール・プーチンが共同海軍演習に参加した中露海軍関係者を出迎える。上海、2014年5月20日。Xinhua Photo

ここ数年で中国とロシアの接近が目立つが、その関係は便宜上の結婚のようなもので両国にとって最重要な外交関係国は実は米国である。

  1. ブルッキングス研究所主催のフォーラムがワシントンDCで開かれ、九州大の益尾知佐子准教授は「中露関係は強いが永続しない」と述べた。
  2. ロシアにとって「中国は信頼できるただ一つの友好国」で貿易相手国としても大きな存在だ。ロシアの軍需産業基盤を支援する形で中国はロシアから高性能ミサイルや航空機を購入しており兵力投射能力を向上させている。
  3. ただ益尾准教授は両国関係でほころびが明白になっているとも指摘。中央アジアではロシアが歴史的に安全保障で強力な役割を果たしてきたが、今や中国が経済面で上海協力機構の仕組みを使い旧ソ連共和国各地で重要度を高めているという。
  4. これに対しユーラシアグループのデイヴィッド・ゴードンが追加コメントした。「ロシアは次々に自らが二番目の役割を演じていることに気付いている」と二国関係では中国が経済力を背景に強大になっていることを言及した。「両国が協力しながらも競争する場面が増えている」
  5. 中露関係が密接になったのは2014年にロシアがクリミア半島を併合し、ウクライナ東部の分離主義勢力を軍事的に支援したため米国、EUからの厳しい経済制裁を受けたことがきっかけで中国へ天然ガス売却の合意が成立したことだ。「このヘッジはうまく機能しているとはいいがたい」(ゴードン)
  6. 「エネルギー問題は今後も両j国関係に影響を及ぼす」が、両国の二国間協力は「まだ始まったばかり」とゴードンは述べ、ロシアはまだ中国からエネルギー生産で大規模投資を受けていないが、極東部や北東部での開発や中央アジアを縦断するパイプライン建設へ期待があることを指摘した。
  7. このためロシアは「引き続きヨーロッパ市場への依存」を「受け入れざるをえなくなり」経済の浮揚を図るだろうとゴードンは見る。「ロシアは資源面で中国の付属品と見られることにあきあきしはじめている」
  8. 北海道大学の岩下明裕教授はロシアと中国は長年に及ぶ国境紛争を経て利害対立点は実は少なく、「ともにライバル視する必要がない」ことに気付いたと解説。岩下教授は両国は「『疑似同盟』を受け入れ維持すること」にしたのだという。
  9. 岩下教授は中露関係で日本の視点は米国と大きく異なると指摘。日本政府にとって両国は隣国だが、米政府はロシアはヨーロッパの延長として、中国はアジア太平洋で台頭する大国と見るというのだ。
  10. 中国の陸上国境線はインド除きすでに各国と合意ずみであり、平和が確立しているため、中国政府の懸念は海上国境線に移っており、沿海部が「多くの国に囲まれている」という被害妄想が強くなっている。このため南シナ海での埋め立て工事を強行し軍事施設を設置することで脅威に対抗しようとしているというのだ。
  11. ブルッキングス研究所のトーマス・ライトは中国が「域内での発言力を増やしたい」と望んでいると解説する。中国の視点では「金融危機を機に環境が変化した」と2008年のリーマンショックをあげ、米国の指導力に従う必要はなくなったと判断している。
  12. ウラジミール・プーチン大統領率いるロシアは欧州連合やNATOの「弱体化をねらいあえてリスクを取る決意」があるが、中国は南シナ海へ積極的な進出を図りつつ、自国影響力の強化策では「多様な選択肢」があり、特に経済面が強い。「中国の戦略は平和であってこそはじめて機能する」とライトは解説し、中国にとって都合のよい世界秩序にむけて「段階的な再構築につながる施策を採択する」と見ている。■

2016年3月28日月曜日

★米軍機機密情報を盗んだ中国人の判決近づく



中国に行くと思うのですが、技術や製品の国産化に情熱のない国ですね。使えればいい、金を出すのだから自分のものと考える傾向があるのか、消費財でも日本製の日常品が普通に売られています。航空宇宙業界では技術の盗用はさほど珍しいことではないのですが、中国はロシア製装備でさえ勝手にコピーするなど好き放題で、これだけのことされておいて、今回の司法案件を契機に米側も何らかの制裁に踏み出すのでは。次期政権の課題でしょう。
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Chinese Man Pleads Guilty to Stealing US Military Aircraft Data

POSTED BY: BRENDAN MCGARRY MARCH 23, 2016

In this Sunday, April 17, 2011 file photo, Chinese Air Force crew members inspect a J-20 stealth fighter in Chengdu, in southwest China's Sichuan province. (Color China Photo via AP, File)中国空軍関係者がJ-20ステルス戦闘機を見聞している。2011年4月成都にて撮影。 (Color China Photo via AP, File)

中国人男性が「長年にわたる」米国ネットワーク侵入で重要情報を窃盗してきたと認めた。不正に得た情報にはC-17輸送機の他ジェット戦闘機数種があると米司法省が23日公表した。
  1. 問題の男性は Su Bin 別名スティーブン・スーあるいはスティーブン・スービンという中華人民共和国国籍の50歳で、米国連邦地裁カリフォーニア州中央支部法廷で犯行を認めたと司法省が発表した。
  2. 同被告は中国に本拠を置くビジネスマンで航空宇宙分野に従事し、「軍事技術情報の窃盗という犯罪共謀行為でC-17大型輸送機およびジェット戦闘機数種関連のデータ入手」で一定の役割を果たしたと司法省発表資料は述べている。
  3. 資料は戦闘機の機種を明示していないが、米関係者は以前から中国機の形状が米側機体と類似しているのは米技術情報を窃盗したためだと指摘していた。
  4. 昨年秋の議会公聴会においてジョー・マンチン上院議員(民・ウェストヴァージニア)は成都J-20双発ステルス戦闘機がロッキード・マーティンF-22ラプターと、瀋陽J-31双発多用途戦闘機がF-35共用打撃戦闘機(単発)とそれぞれ類似していることを取り上げていた。「J-20がF-22とうりふたつであることはあきらか」とマンチンは述べ、「J-31がF-35そっくりだということもわかっている。米納税者への負担となっているのに対し強硬な対策が打てていないのはどういうことなのか。金融財政面で報復措置を取っていないのは納得がいかない」
  5. これに対して国防副長官ボブ・ワークは中国が「わが方の国防事業企業から情報を盗み取ったことが装備開発に役立った」のを認めたものの、「後に情報保護対策を強化した」と述べていた。
  6. スーは2008年10月から2014年3月にかけて中国人二名とともにカリフォーニア州オレンジ郡のボーイング社施設でコンピュータ侵入を実行し極秘軍事情報を盗み取り、中国へ送付したことを司法取引で認めている、と司法省報道発表が述べている。以下は同発表の引用。


「共同謀議としてスーは電子メールで対象とする個人、企業、技術内容を共犯者に指示してコンピュータ侵入を図った。共犯者の一名は米企業所有のコンピューター内の情報に到達し、スーにディレクトリーファイルのリストおよびフォルダー各種を電子メールで送付し、入手できるデータの種類を示した。同共犯者がデータ窃盗に成功し、ハッキング対象のコンピュータで逆探知を逃れる手法を使うと、スーが内容を中国語に翻訳した。さらにスーおよび共犯者はそれぞれハッキングで得た情報や技術内容について解説、編集の上で電子メールでハッキング活動を命じた最終受取人に送付している」

  1. スーはカナダで2014年7月に逮捕され、本年2月に米国移送に同意したと司法省資料は述べている。最大5年の実刑判決および罰金25万ドルまたは犯行被害額の二倍相当額のうち金額が大きいほうの罰金刑となると司法省は述べている。判決は7月13日に言い渡される予定。■


2016年3月27日日曜日

命中の瞬間をビデオ投稿できる。こんな火器を市販していいのか


当方は決してガンマニアではないのですが、過日のニコン製ライフルスコープの話題が意外に反響を呼んだので別の記事も紹介する次第です。こんなライフルが狩猟用と銘打って一丁百万円を超えるとはいえ市販されるところにアメリカの怖さがありますね。さらに射撃照準命中の瞬間の画像が投稿されるに至っては狂気の沙汰と言わざるを得ません。皆さんはどうお思いでしょうか。
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Smart Rifle Lets Shooters Share Video on Social Media

POSTED BY: BRYANT JORDAN MARCH 22, 2016
The NightEagle semi-automatic 5.56 NATO includes TrackingPoint’s recently introduced Night Vision Kit. (Image courtesy TrackingPoint)トラッキングポイント社のナイトイーグルは5.56ミリNATO弾を使う半自動銃でナイトヴィジョン装置が付属している。 (Image courtesy TrackingPoint)



精密誘導兵器の先端企業から新装備が登場した。

  1. トラッキングポイント社TrackingPointのナイトーグル半自動ライフルは5.56NATO制式弾を使い、照準発射すると音声および画像を記録できる。
  2. 同社報道発表には「リアルタイムでヴィデオ記録して生の状況を伝える情報量が増え、同僚や家族と共有できるようになりました」とある。
  3. スポーツや狩猟目的なら究極のソーシャルメディア投稿ができるだろうが、別の種類の射撃手なら例えば兵士にこの技術が必要かは疑問と言わざるを得ない。米陸軍はトラッキングポイント社製品含む精密誘導兵器をテスト中だが、軍の射撃結果がソーシャルメディアに投稿されては困るだろう。
  4. またYouTubeに自分の目でとらえた射撃記録のビデオが大量に投稿される可能性もある。
  5. 「もし軍で採用となれば、システムを改良し軍のニーズや要求内容に合うようにできますし、現在のシステムでも懸念される点は事前に解決できます」と同社広報のキンバリー・チュンはMilitary.comに電子メールで伝えてきた。
  6. 射撃結果の共有機能を使って射手が自ら暴力的な光景をインターネットで流布させれば、かならず「賢明でなく安全でもない形」でこの兵器を使うリスクが発生するとチュンも認めた。
  7. チュンはそのような投稿は自ら有罪を認めるのと同じで法廷では有罪立証に使われて服役刑送りあるいは死刑を招くだけだとも指摘。
  8. 「当社としても購入希望者の背景調査や場合によっては直接本人へ販売するか登録済み連邦火器販売店へ送付し、販売店が本人調査チェックをしてから手渡すことを考えています。この銃が誤った手に渡らないよう可能なことはすべて実施する所存です」
  9. ナイトイーグル半自動ライフルはナイトヴィジョン装置付きで$10,490になる。これはメーカー推奨価格で、同社は最初の100丁限定で$7,995の特別価格を提供する。
  10. その他の特徴としてラピッドロク標的確保制御システムがありコンピュータ誘導の引き金タイミング、目標命中を400ヤードで可能とし、移動目標は時速10マイルまで対応可能で、暗視装置および画像安定化機能で標的に接近することが可能だ。■

対ISIS戦で形勢逆転? 米軍による最高幹部の抹殺続く


ISISとの闘いは今後も続き、手詰まりとなったISISがブリュッセルのような脆弱地点を狙ったテロ活動を展開するのは必至と思われます。これはイデオロギーの戦争なので仮に難民流入を阻止しても食い止めることはできないと思われます。日本が標的になった場合はもっと悲惨な結果が生まれるでしょうね。(ヒント 大量交通機関)とりあえずは指揮命令系統を司る幹部を一人ひとり排除するしかないのでしょうか。今回の作戦結果の浦には地道なISR活動があることを忘れてはいいけません。
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Momentum Shifts To US In Struggle Against Daesh: Carter

By COLIN CLARK on March 25, 2016 at 4:31 PM

Ash Carter and Gen. Joe DunfordAsh Carter and Gen. Joe Dunford
PENTAGON: 米国は同盟各国とともにダーエシュ戦で形勢を逆転し、モスルを巡る戦いに注力している。戦闘の行方は混とんとし長期戦になるかもしれないが、虚無思想にひたり殺人と強姦を繰り返す背教者集団ISILに反抗する側に勢いがついており、様相はこれまでと逆転している。
  1. というのが本日の記者会見で国防長官アシュ・カーターと統合参謀本部議長ジョー・ダンフォード大将の発言内容の骨子だ。
  2. では戦闘終結の見通しがついたのか。ちがう、とダンフォード大将は明確に否定した。
  3. 「敵の指揮統制機能を低下させし始めており、一定の効果は上がってきたが、まだまだやるべき仕事が多い。勢いはこちら側にある。今後数か月の展開で楽天的になれる理由は多いがまだISILの弱体化までいっておらず、戦闘が集結するとは断言できない」
  4. カーター長官からはもう少し詳しい状況変化の説明があった。
  5. 「ISIL幹部を組織的に抹殺している。米軍は今週だけでも数名の中核的なISILテロリストを殺害した。一人はハジ・イマム財務大臣で対外作戦にも関与していた幹部だ。今月に入り我々が捕捉に成功した最高幹部としては二番目で、ISILが戦争大臣と呼ぶ人物がしばらく前に死亡している」
  6. ただし会見場で記者がカーター発言を聞くとのはアルカイダ同様にダーエシュを無力にするべく幹部を殺害しているのだろうかと考えてしまった。AP記者がまさしくその点を尋ねている。
  7. カーター長官は単刀直入に答えた。「指導層は替えがきく。だが敵の指導層は相当長く在任している年長者で経験があるので、この層の排除は重要目標であり、成功すれば大きな成果があがる」とし、「しかし後任が来るので引き続きその所在をつきとめ組織の力を減らしていく。そのためこれは必要な仕事だといっておく。十分ではなくても重要だ」■

米陸軍が進めるヴィエトナム、カンボジア他での物資事前集積の動きと中国の関係



US Army Plans Stockpiles in Vietnam, Cambodia: Hello China

By SYDNEY J. FREEDBERG JR.on March 15, 2016 at 4:50 PM


Army photo米陸軍はこれと同様の野戦病院をカンボジアに造成する
HUNTSVILLE, ALA: 米陸軍は太平洋地区でベトナム、カンボジアに加え国名不詳の数か国で装備類を事前集積し、部隊の迅速展開に資する計画中だ。各集積地は中国が自分の影響圏とみなす地域内に位置する。
  1. 陸軍補給司令部のデニス・ヴァイア大将は各集積地には人道援助災害救難 (HADR)装備を配置するが、大型装甲車両は置かないと強調。ただし、ヴィエトナム国内に再度米陸軍装備が置かれると劇的な出来事になる。アメリカには42年前の撤収の記憶が最大だが、ヴィエトナムはその後中国と地上戦一回、海上衝突を数回中国と経験しており、北京政府は不快に感じるはずだ。
  2. 冷戦時の米国はロシア、中国を封じ込めるべく、大部隊を前方配備した恒久基地を各地の同盟国内に整備していた。今日ではこのような基地は政治的に国内外で受け入れにくくなっており、日本や韓国では地元感情の反発が多発気味だ。そこで米軍部隊の大半は国内基地に配備され、一時的に海外派遣されることが多い。
Army photoM2ブラッドレー戦闘装甲車両が韓国に向けて送られる
  1. しかし必要とあれば一時派遣が事実上の恒久的プレゼンスとなり、部隊を交代していく。旅団単位の戦闘部隊が韓国及び欧州でプレゼンスを示している。このようなローテーション派遣には大掛かりな兵站支援活動が必要となるが、必要な補給品装備が事前配備されれば派遣が容易になる。
  2. 大将は米陸軍協会冬季大会の席上で、太平洋関連の計画を明らかにし、同時にアフリカと南アフリカでも同様の構想があると述べた。各集積装備は「活動用セット」として低密度ミッションの多国籍演習や災害救助を念頭にしている。
  3. 「環太平洋では人道援助災害救助を念頭に置いた装備物資を配備し、台風その他自然災害に備える」とし、「米陸軍太平洋司令部は従来より迅速対応が可能となる」とヴァイアは述べた。「たとえばカンボジアに戦闘支援病院を設置することを検討中だ」 カンボジアは中国寄りとの世界からの受け止め方を払拭しようと必死になっている。
  4. 集積装備は現地条件を配慮し、水面の多い太平洋では小舟艇も配備されるだろう。ヴァイアは「軽装備」中心と述べた。
  5. 対照的に欧州ではM1エイブラムズ大型戦車200両その他装甲戦闘車量週数百両を備蓄する。これまでの欧州戦闘用備蓄は戦車87両、M2ブラッドレー歩兵戦闘車両138両、M109パラディン自走榴弾砲138両だった。2月に陸軍補給司令部は補給品5,000トンを欧州司令部宛に送っているが、第二次大戦後で最大規模の弾薬類補給になった。
  6. 太平洋での陸軍装備補給の規模は控えめだ、とりあえず今は。同時に太平洋で米軍が小規模の演習をこれまで継続実施していることに注意が必要だ。ここでは中国とも実施している。だが中国の近隣国が一層神経をとがらせる中、米軍装備の事前集積を受け入れる各国は政治的な意図を示すことになる。■

2016年3月26日土曜日

★速報>ロシアが北方領土にミサイル配備など軍備増強の動き



このニュースはさすがに北方領土問題に敏感なところを反映して各メディアも伝えているようですが、あらためてお知らせすることにします。文中のバルとはKh-35、バスティオンはP-800超音速ミサイルで、特に後者は要注意です。
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Russia To Deploy Missile Systems on Kuril Islands, Defense Minister Says

Agence France-Presse2:42 p.m. EDT March 25, 2016
MOSCOW — ロシアは極東クリル(千島)列島に沿岸防備用ミサイル装備を配備すると国防相セルゲイ・ショイグが25日述べた。千島列島南部は日本が領有を主張している。
  1. 「クリル列島の駐留部隊と軍事基地の強化が進行中だ。今年中にバル、バスティオンの二種類の沿岸防備用ミサイル装備に加え、新世代エレロン-3無人機を配備する」とショイグは国防省行事で明らかにした。
  2. ロシアはかねてから千島列島の軍事施設を強化しており、兵舎の建設も進んでいる。今年来年とロシアはクリル列島内に350棟を超える建築物を作るが、建設用地には日本が択捉と国後と呼ぶイトゥルップ、クナシルの二島を含む。
  3. ショイグは同会合で国防省の関心が「北極海クリル列島地帯の軍事施設整備」にあることを明らかにした。
  4. ロシア太平洋艦隊は来月から三か月にわたりクリル列島で海軍基地建設の可能性を探索する。
  5. 日本とロシアの二国間関係が厳しいのは千島列島のうち最南端の四島(日本では北方領土と呼称)の状況が理由だ。
  6. 岩だらけの辺境の各島に暮らすロシア人は合計19千名を数え、ソ連時代に第二次大戦末期に占領し占拠している。
  7. 日ロ両国は平和条約を締結しておらず、このため緊張関係により貿易上のつながりは数十年好転していない。■


★中国はRIMPAC参加は予定通りと主張


中国のレトリックに対抗することがなまじ簡単ではないことが報道官発言=中国政府見解からわかります。幼少時からさんざん訓練されているのでしょう。これに対し西側民主国家では付け刃の弁論訓練では簡単に対抗できません。

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China confirms participation in naval drill in Pacific

Source: XinhuaEditor: Yao Jianing
2016-03-24 20:240

BEIJING, March 24 (Xinhua) -- 中国はRIMPAC多国間海軍演習に自国海軍艦船を予定通り派遣すると確認した。
  1. 「中国は米国から公式に中国をRIMPAC-2016合同演習に招聘されており、中国は自国軍艦を同演習に参加させることを確認するものである」と中国外務省報道官華春瑩が定例記者会見で語った。「中米両国は密接に連絡し調整中だ」
  2. 同報道官の発言は米国防長官アシュ・カーターが22日に米国が中国の演習参加を「再検討している」と発言したのを受けてのこと。長官は「中国が自ら孤立化の道をすすんでおり、多数国が米国側についている」とも発言している。
  3. 開かれた、発展中の国家で隣国へ友好的な政策を維持する中国は友好国の数を増やしていると同報道官は発言。
  4. 「『孤立化』に関し、米側の発言で中国包囲網を作ろうという真の意図が露呈したのではないか。これは建設的でもなければ現実的でもない」
  5. 中米両国は多くの点で協力が可能と報道官は指摘した。「相互尊敬とウィンウィンの協力関係を中米両国が構築することが両国人民の利益につながり、アジア太平洋から世界規模の平和安定成長につながる」
  6. RIMPACは米国が主導して1971年にスタートした世界最大級の多国間海軍演習で、隔年開催で20か国以上が参加している。中国は2014年に初めて参加し、艦船4隻と乗組員1,100名を派遣している。■


中国がRIMPAC演習への招待を取り消される可能性


要は中国が南シナ海でしていることよりも中国の戦術運用データなど中国に参加させて米側が得られる情報がどれだけあるのか(米側の情報がどれだけ取られるのか)をはかりにかけた議論なのですね。これに対して中国も早速声明文を発表していますので別途ご紹介しましょう。
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Weighing How Much Intel US Gets: Hawaiian Lawmaker Calls To Bar China From RIMPAC

By COLIN CLARK on March 23, 2016 at 11:23 AM

RIMPAC logo
WASHINGTON: 南シナ海で人工島の建設など身勝手な行動をとる中国がRIMPAC演習に招かれなくなる事態が生まれるかもしれない。
  1. ハワイ州選出のマーク・タカイ下院議員が昨日の下院軍事委員会で下院版2017年度国防認定法案に中華人民共和国を各種海軍演習に参加させないものとするとの文言を盛り込もうとしているとアシュ・カーター国防長官に伝えた。RIMPACには42隻の海軍艦船が22か国から2012年に参加していた。
  2. 議会に中国の演習参加で気が重くなっているのは南シナ海での中国の行動や米国側の同盟国への扱いが原因だ。上院で有力な国防関連議員のジョン・マケインおよびジョン・リード各議員は中国参加に反対の意見を公式に残している。
  3. 以下はカーター長官が中国のRIMPAC参加を初めて確認した際に記者が報道した内容だ。
  4. 7月16日付上院軍事委員会委員長ジョン・マケイン議員宛書簡でカーター長官は長文で中国への非難を避けつつ、マケインおよびジャック・リード議員をなだめようとしている。この上院議員二名はカーター長官に5月に中国の演習参加に反対する旨の書簡を送っていた。カーター長官は上院軍事委員会有力議員に対し、中国は「わが方の対応が必要な行動を起こしており、同盟国協力国ともに憂慮すべき状況を起こしている」と述べている。
  5. だがRIMPACは友好国へのご褒美ではなく、各種兵装、通信手段、レーダー、運用技術の有効性を確認する場であり、戦術や手順の有効性を確認する機会になる。これはとてつもなく大きな情報収集の場だ。各国が最大限にこの機会に他国から情報を得つつ、自国から漏れる情報を最小にしようとする。上院のスタッフがいみじくも「複雑な状況」だと述べている。米国はひとことで拒絶するのではなく、「PLANが参加することの意義」を評価しつつ、「情報収集などほかのことには神経を使うべき」と述べている。
  6. 議員各位が国防総省や情報関連各機関に逃げ道を作るだけの粋さがあるのかこれから要注目だ。■

2016年3月25日金曜日

★ニコン開発のライフル照準器はすごい(らしい)



ニコン製品(米国人はナイコンと呼んでいるのでしょうか)をご愛用の方は多いと思いますが、こんな製品もあったんですね。要は電子制御で照準を距離と関係なくたえず正確に確保できるという機能のようですが、間違っていたらニコンの方ご訂正方お願いします。下写真のキャプションではライフル照準器は6種類あり、それぞれ距離固定機能がついているとのことです。
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Nikon’s New Scopes Feature Distance Locking Technology

POSTED BY: BRYANT JORDAN MARCH 17, 2016
The PROSTAFF 5 3.5-14x50, one of six new Nikon riflescopes with Distance Locking technology.T
he PROSTAFF 5 3.5-14x50, one of six new Nikon riflescopes with Distance Locking technology.

ニコンのスポーツオプティックスNikon Sport Opticsに新型ライフル照準が登場。第一焦点面に距離固定機能Distant Lock function が付いたことでズーム中も距離と縮尺の比率をそのまま維持できるようになった。

BDC距離固定機能で第一焦点面に写るものすべてを保持しながら、ニコン開発のスポットオンSpot On ・アプリケーションが拡大倍率を問わず対応すると同社は説明している。ライフル照準器の第一焦点面で照準線サイズがズームに応じて変わるためこれが可能となる。

ニコンのスポットオンにより射撃手は射撃条件や弾道情報をインプットし、ニコンBDC照準線で正確な照準を行うことが可能。これは射撃距離と関係ない。また正確な照準はBDC照準線でどの距離でも行うことが可能となる。

従来のニコンのライフル照準器では第二焦点面を使っていたと同社は説明。スポットオンを使うと照準を最大倍率で得られる。■