12月8日のヘッドライン
筆者が注目する記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがあります。
トランプ次期大統領が新型大統領専用機調達に異議
ボーイングと価格交渉し、値下げにならなければ調達を取り消すと本人が12月7日述べた。ボーイングCEOムレンバーグと6日に電話会談していた。747-8を原型とする次期専用機の開発費は28.7億ドル、会計検査院の事業費見積もりは32億ドルだが、ボーイングは今のところ1.7億ドル契約しか交付されていない。仮に中止となればボーイングのみならず航空宇宙産業に大きな痛手となる。
国土安全保障省長官にケリー元将軍
トランプ次期大統領はマイク・ケリー退役海兵隊大将を任命する。ケリーは米南方軍司令官を最後に退役しており、マティス将軍同様に軍での活躍が知られている。ケリーはオバマ政権の中東へ地上軍は送らない政策、グアンタナモ基地の閉鎖方針にともに反対の姿勢を示していた。
新型バンカーバスターの要求性能水準を示した米空軍
現行のBLU-109/B、 BLU-109C/Bに代わる装備となるBLU-137/B貫通爆弾の要求性能が12月2日開示された。採用されれば15千発量産される。弾頭部は2千ポンドで従来型と同様だが、残存性、威力で向上するとだけ明らかになっている。
トランプ政権移行チームに反イラン派が集まる
安全保障専門家にイランに対して強硬な意見を有する者が多い。オバマ政権が進めたイラン政策にはかねてから反対意見があった。国防長官候補のマティス大将やCIA長官候補のマイク・ポンペノ下院議員(共カンザス)に加え安全保障担当補佐官に名前が上がるマイケル・フリン退役陸軍中将とつながる。
SM-3IIAの大気圏外迎撃テスト近づく
ミサイル防衛庁とレイセオンは新型迎撃ミサイルの試射に向けて準備中。SM-3をさらに大型化した新型ミサイルはヨーロッパの陸上ミサイル防衛施設への配備が期待されている。開発には日本も参加している。
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