12月10日のヘッドライン
筆者が注目する記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがあります。
F/A-18ホーネットの事故喪失は6ヶ月で9機に
12月7日に高地県沖で消息を立ったホーネットは岩国基地所属の海兵隊F/A-18C/Dの可能性が高い。「レガシーホーネット」の事故はこの半年で9機目というのはいかにも高い。
次期エアフォースワン価格切り下げは可能
ボーイングはトランプの政権移行チームに政府による要求水準を下げれば機体価格も下げられると伝えてきた。トランプ次期大統領は空軍の事業費が高すぎると異議を唱えていた。空軍が想定する研究開発費用は32億ドルで二機の747-800改造型を2021年度までに調達するもの。総額はこれ以上に増大する見込みだが、747-800標準型単価は2.25億ドル。これに対し空中給油能力等、必要な装備性能が違うのだから単価が高くなるのはやむを得ないとの専門家指摘もある。
英海軍最後のインビンシブル級空母が退役
HMSイラストリアス(22,000トン)がトルコに向けて出港し、スクラップ処分される。冷戦時に建造されたインビンシブル級はこれで全艦が消えた。これで英海軍の戦闘艦は26隻にまで減少する。2020年代には新型空母クイーンエリザベス、プリンス・オブ・ウェールズの二隻が加わる。
https://warisboring.com/britains-last-cold-war-carrier-sails-into-the-sunset-10843f5aa0c9#.lqfya24wv
イスラエル向けF-35初号機引き渡し式典にカーター長官出席
二機がイスラエルに来週到着するのに合わせ、カーター国防長官が現地に出張する。
MQ-4C UAVに空中衝突回避装置を装備
ノースロップ・グラマンはMQ-4Cトライトンに空中衝突回避装置を搭載する契約を交付され、民間空域での安全な飛行が実現する。
世界最大の通常型潜水艦「清」級で中国は何を狙うのか
032型と呼称され、2010年に運用開始した潜水時排水量6,628トンの同艦は巡航ミサイル、SLBMの双方を運用可能。ただし中国近海を離れることなく、公式説明通りミサイル試験用なのか、次期艦へのつなぎなのか、パキスタン向けなのか、評価は別れる。武装は目を引くが、その他性能は月並だ。中国がAIP推進による新世代潜水艦運用を想定している可能性はあるだろう。
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