米軍が運用するC-17でも230機あまりで、中国がなぜ1,000機も新型輸送機を必要とするのかよくわかりません。中国流の大げさなものの言い方なのか、旧型機の置き換えなのか、それとももっととんでもないことを考えているのかもしれません。これだけの規模の量産が実現するかも見ものですね。
PLAAF reportedly receives first Y-20 airlifter
Gareth Jennings, London - IHS Jane's Defence Weekly
17 June 2016
試作型のY-20のテスト飛行の様子。このたび作戦運用機材の納入があったと伝えられる。. Source: Chinese Internet
人民解放軍空軍(PLAAF)が西安航空機(XAC)のY-20大型戦略輸送機の初号機を受領したとの報道が出ている。PLAAFは同機を1,000機発注している。
中国国内ソーシャルメディアが機体番号11051と11052を成都邛崍市(キョウライ)の空軍基地で受領したとされるが、公式発表はない。
今年初めには五号機が初飛行し、テストパイロットが2015年末に開発テスト段階を終えたと発言したとの報道があった。
中国国営メディアはPLAAFにはY-20が1,000機必要と報道した。(2014年の400機から上方修正)
機体性能の公式発表はないが、国営通信ではターボファン4発のY-20のペイロードは66トンで、5,200Km飛行の場合は51トンとしている。空中給油装置はついていないようだ。
Y-20の設計ではロシアとウクライナのアントノフ技術陣が援助したことが知られる。外観はアントノフAn-70とターボプロップを除けば酷似している。またボーイングC-17グローブマスターIIIとも類似性が見られる。この背景に産業スパイ活動があるのかもしれないが、単に同じ目標を同様の技術で達成しようとした結果なのかは不明。■
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