不穏な情勢が韓国で何も発生しないことを祈るばかりです。
S. Korea beefs up security after Islamic State threatens US bases
By Kim Gamel
Stars and Stripes
Published: June 20, 2016
SEOUL, South Korea — 韓国政府は在韓米軍基地及び韓国一般市民がテロ攻撃を受ける脅威があるとし警備体制の強化を6月20日発表した。イスラム国に近い筋が韓国内の基地等を襲撃リストに載せているためと言われる。
- 懸念の浮上は週末のことでイスラム国が世界各国で合計77か所の米空軍、NATO軍基地の攻撃を想定し、韓国ではオサン、クンサンの両空軍基地がリストに入っていると韓国情報機関から発言があったためだ。また福祉機関に働く韓国人一名もリストにあると情報筋は述べている。
- 韓国は仇敵北朝鮮に加え新しい脅威が加わることになった。韓国・北朝鮮は1953年の休戦協定で戦闘は終わったものの戦争は終結しておらず、米軍はおよそ28,500名を韓国に駐留させている。
- 韓国国家情報院NISの発表では「韓国一般市民や国内の外国人がテロ攻撃対象になるのが現実味を帯びてきた」とある。
- 同機関が参照したのは今月初めにISIS寄りのハッカー集団ユナイテッド・サイバー・カリフェイトが公表したいわゆる殺人リストのことで、氏名、住所、電子メールアドレスおよそ8千名分を掲載している。リストではどういう基準で選ばれたのかは不明だ。
- 同グループは世界各地の米空軍基地の衛星写真も公表したが、同じ写真がグーグルアースで入手可能と6月8日に同リストの存在を報じた報道技術企業Vocativは指摘している。
- NISによれば在韓米軍、韓国軍及び警察当局に警備を厳重にするよう伝え、言及のあった施設では警護を固めるよう要請した。
- 在韓米軍からは各施設の保安態勢を重視し朝鮮半島の安全に対し最大限の配慮をしているとの発表があった。
- 「警戒を怠らず通常の体制で韓国とともに対応していく。脅威事象発生の場合は直ちに対応する準備ができている」.
- 韓国首相黄教安 Hwang Kyo-ahn が20日、韓国政府はテロ攻撃を未然に防ぐ体制にあると述べたと聯合ニュースが伝えている。首相は国内の対テロセンターが捜査対象を広げ、国民一般に被害が及ばないようすべての対策をとっているとも述べている。
- 「イラク・シリアのイスラム国は次の攻撃目標に韓国を昨年9月以来加えています」と首相は発言したといわれる。■
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