27 nations set to join RIMPAC exercise in Hawaii, California
WYATT OLSON/STARS AND STRIPES
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By Wyatt Olson
Stars and Stripes
Published: May 31, 2016
今年夏のリムオブザパシフィック演習は四か国の初参加で合計27か国による世界最大級の国際演習になる。
- 新たに加わるのはブラジル、デンマーク、ドイツ、イタリアで演習は6月30日から8月4日までと米海軍が発表した。中国は前回2014年が初参加で今回も継続して加わる。
- 米太平洋艦隊がホストとなる今回の演習は中心を災害援助、海洋安全保障、制海任務、複雑度の高い海上戦闘に置き、合計45隻の水上艦艇、潜水艦5隻、航空機200機、25,000名が参加する。その他参加国はオーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、コロンビア、フランス、インド、インドネシア、日本、マレーシア、メキシコ、タイ、トンガ、英国等である。
- 演習では揚陸作戦、砲術、海賊対策、機雷掃海、爆発物処理、ダイビング、海難救助を主眼とし、対ミサイル防衛、対潜水艦・航空機対応も行う。
- 演習の大部分はハワイで行うが、揚陸作戦演習は南カリフォーニアを舞台とし、米海軍沿海戦闘艦がハープーンミサイルを試射する。潜水艦救難は今年から追加したと海軍は発表。
- 今年のリムパックで大きなスポットライトを浴びるのは「偉大なる緑色艦隊」として米海軍が進めるエネルギー源展開策、代替燃料の使用で燃料経費を削減しつつ軍事行動の即応度を維持する構想で、米海軍によれば参加艦艇の多くで認証済み代替燃料を混合して使うという。
- 米議会には中国の招待取り消しを求めているが、、南シナ海での中国の拡張主義でサンゴ礁を人工島に変換する作業を問題視している。中国はすでに一部で施設を完成し、滑走路が整備されているが米側はこれを軍事拠点化だと問題視している。
- ハワイ選出下院議員マーク・タカイは軍事委員会に所属し、アシュ・カーター国防長官に中国招へいをこの二年間の中国の海軍活動を根拠に取り消すよう求めている。
- 「これだけ好き放題に行動している中国を、もともと同盟各国協力各国のための演習に招待する理由は何かを問いている」とタカイ議員はカーター長官に三月の公聴会で尋ねている。同議員は中国の動きを「米国が同地域において目指す目的の真逆」だと評している。
- 4月に入り、中国から空母USSジョン・C・ステニスが予定していた5月の香港寄港を認めない旨の連絡が入った。これは同空母を中心とした打撃群が問題のスプラトリー諸島付近でプレゼンスを示したことへの反発と見られる。
- 米太平洋艦隊司令官スコット・スィフト大将は米中軍同士の交流を深めるべきと数回にわたり発言している。
- 前回2014年の演習で中国は四隻をリムパックに参加させた一方でスパイ艦一隻を送りハワイ沖合の国際公海上に配置していた。■
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