空爆のピッチが相当の規模になっていることがうかがわれます。米軍は同盟国側に爆弾等を「リース」して要るとのことですが、そういえば過日スーダンの韓国軍へわが自衛隊が貸し出した弾薬類は帰ってきたのでしょうかね
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Air Force Moves to Replenish Bomb Stockpile Drained by ISIS Fight
2000ポンドの共用直接攻撃弾が並ぶカタールのアル・ウデイド空軍基地。昨年12月17日撮影。379遠征保守管理隊隊員が手作業で爆弾を組み立ている。同隊は2015年7月から4,000発近くを組み立てている (U.S. Air Force photo by Tech. Sgt. James Hodgman/Released)
空軍がISIS戦の空爆作戦による消費でミサイル爆弾類不足に苦しんでいるとの報道に対し空軍が事態は深刻ではないと反論している。
- 「作戦実施に必要な補給品で問題があるとは認識していない」とジェイ・レイモンド中将(参謀次長、作戦担当)が報道陣に語っている。「だが追加補給で将来の作戦実施に支障が生じないよう手を打っている」
- 昨年12月にレイモンドの上司参謀総長マーク・ウェルシュ大将がISIS空爆作戦でAGM-114ヘルファイヤーミサイルの在庫が減っていると発言して耳目を集めた。ヘルファイヤーは無人機が搭載しており、GPS誘導方式のJDAM共用直接攻撃弾も同様に補充が必要とのことだった。
- ISISを狙う空爆に米空軍が投下したミサイル爆弾類は延べ2万発を超えている。特にこの数か月で消費は増大しているといわれるが、スマート爆弾は142千発、ヘルファイヤーは2千3百発まだ在庫があるともいう。
- 「空爆回数だけで作戦規模を見るのはいかがなものか。空と陸上の作戦であり、空爆回数は増減する。月間の弾薬類消費が減っているのはラマディ奪還に成功したことが大きいしその他シリアやイラク北部でも状況が好転しているためだ。ということで空爆回数だけで判断しないでいただきたい」とレイモンド中将は述べた。
- 米軍は同時に有志連合軍の各国にもミサイル爆弾類を提供しており、将来米軍には同数の弾薬が戻ってくるやり方だとレイモンド中将は説明している。
- イラクで空爆に参加している有志連合国にはオーストラリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フランス、英国、ヨルダン、オランダがある。シリアでの作戦にはバーレーン、サウジアラビア、トルコ、アラブ首長国連邦が参戦している。
- レイモンド中将は空軍が追加発注する弾薬類の種類に言及せず、またどのメーカーに連絡しているかも明らかにしなかった。該当メーカー各社は「製造量を引き上げている」とだけ述べた。
- 該当メーカーとはレイセオン(マサチューセッツ州ウォルタム)およびロッキード・マーティン(メリーランド州べセスダ)だ。
- ISIS空爆作戦が2014年に開始されてからの空爆はおよそ87千ソーティー以上となっており、このうち過半数は米空軍が実施している。レイモンド中将は回数では11千回で米軍が三分の二を実施していると明らかにした。このところ空軍は連日25回の戦闘ミッションを実施中。■
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