Australian Military Plane Flies Over Disputed South China Sea
Agence France-Presse 9:53 p.m. EST December 16, 2015
SYDNEY —.オーストラリア軍の監視機が南シナ海で論議の的となっている地区付近を飛行し、乗員が中国海軍に対して航行の自由作戦の一環と説明していたことが判明した。
- 緊張が高まったのは中国が南シナ海でサンゴ礁を島しょに改良する工事を完了して軍事施設の設置を可能としたためで、米国はこの動きは域内の自由航行を妨げるものだと指摘している。同地区には世界の石油輸送の三分の一が通過している。
- 10月に米国は誘導ミサイル駆逐艦USSラッセンを中国が領土主張する島しょのひとつから12カイリ以内を航行させ中国政府を怒らせた。
- 今回はオーストラリア空軍の監視偵察機が同地区の空域に侵入した。
- 「オーストラリア空軍所属AP-3Cオライオンが通常の海洋監視飛行を同地区でゲイトウェイ作戦の一環として11月25日から12月4日にかけて飛行した」と国防省報道官がAFPに伝えてきた。
- 「ゲイトウェイ作戦ではオーストラリア国防軍が北インド洋から南シナ海にかけて海洋監視活動を展開した」
- この声明はBBCがスプラトリー諸島での取材で該当機の交信をとらえ放送したため出された。
- 無線交信はとぎれがちだが、オーストラリア空軍パイロットが中国海軍に向かって交信しているのがわかる。「中国海軍、中国海軍、こちらはオーストラリア軍機で国際的な航行の自由の権利を行使し、国際空域を国際民間航空条約および国際連合海洋法に従い飛行中、どうぞ」とパイロットが言っている。
- BBCによればこの交信記録はRAAFのAP-3Cオライオンが11月25日に飛行中に録音したという。交信は繰り返されたが中国側からの返答はなかったという。
- いないという。
- BBCはチャーター小型機でフィリピンから離陸し中国が領有権を主張する地点へ向かい途中で妨害行為が発生するかを試した。
- BBCによれば数回にわたり警告を受け、中国海軍からの無線交信で「我が国の安全を脅かしている」と伝えてきたという。.
- 中国は資源豊かな南シナ海の実質的にすべてが自国領土だと主張しており、米国はその主張は認められないと繰り返し伝えている。
- 11月発表の共同声明で米国の同盟国日本、オーストラリア両国は「大規模埋め立て工事、施設建設、ならびに軍事利用の即時停止」を南シナ海で求めている。■
文中に出てくるBBC記者のレポートの方が迫真性があります。セスナ206をチャーターし実際にスプラトリー諸島を飛行しています。その途中でオーストラリア機の交信を傍受したようです。くわしくはちらをご覧ください。http://www.bbc.com/news/magazine-35031313
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