Successful SM-6 Ballistic Missile Defense Test Set To Expand Capability of U.S. Guided Missile Fleet
By: Sam LaGrone
August 4, 2015 1:09 PM
レイセオン製SM-6が米海軍イージス駆逐艦から発射された US Navy Photo
米海軍とミサイル防衛庁は改良型レイセオン・スタンダードミサイル-6(SM-6)が巡航ミサイル、航空機に加え弾道ミサイルにも有効に対処できると実証した。
- 先週行われた海上発射テストは太平洋ミサイル試射施設(PMRF)(ハワイ州カウアイ)で行われ、誘導ミサイル駆逐艦USSジョン・ポール・ジョーンズ(DDG-53)から発射されたSM-6 Dual Iが弾道ミサイル標的の迎撃に成功している。
- 「標的ミサイルの最終段階での防衛が実効性を証明しただけでなく多用途SM-6を海軍駆逐艦に搭載することの有効性も示した」とミサイル防衛庁長官ジェイムズ・シリング海軍中将が総括した。
- その後三日間でSM-6 Dual Iは航空機および巡航ミサイルの芸ゲkにも成功している。
- これまで海軍はSM-2ブロックIVを最終段階の弾道ミサイルに対応させてきたが、SM-6 Dual I 仕様では巡航ミサイルおよび航空機対応が可能なうえ最終段階の弾道ミサイル迎撃にも転用できる。
- 最終飛翔段階は「最後の迎撃チャンスだ。この段階での弾頭迎撃は困難であり、本来望ましくない。なぜなら失敗の余地が少なく、かつ迎撃が目標近くで発生するからだ」とMDAの説明文が言っている。
- 改良型SM-6は来年中に艦隊に配備される。
- 「米海軍司令官レベルは多様なミッションに柔軟に対応できる性能を求めている。これこそSM-6で実現できることだ」とレイセオンミサイルシステム社長テイラー・W・ローレンスが述べている。「来年中に配備されれば、世界で唯一の防空および弾道ミサイル防衛を海上で同時に実施する手段になる」
- 現時点でSM-6で最終段階のBMDが可能なのはベイスライン9仕様のイージス戦闘システム改修を受けた艦船だけで、航空機・巡航ミサイルの追尾と弾道ミサイル対応が同時に可能だ。
- SM-6で両方のミッションに対応可能となれば、貴重な艦内の垂直発射システムの空間を有効利用できる。.
- レイセオンは5月時点でSM-6を180発以上海軍に納入済みで、1,800発の発注を見越してすでに量産体制に入っている。■
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