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ロシア>軍用機墜落相次ぐ、今度はTu-95爆撃機が中国国境付近で墜落



このところロシアで軍用機事故が連続発生しているのは興味深い現象です。プーチン大統領がめざす大国としてのロシアと、これまでの経緯から整備状況、訓練にお金をかけてこなかった空軍の現実のギャップが大きいのではと推察します。

Tu-95 Bear Bomber Crashes Near Russia’s Border With China

July 14, 2015 9:47 AM

A Russian Tupolev Tu-95 Bear 'H' off the coast of Scotland in 2014. UK Royal Air Force Photo
ロシアのツボレフ Tu-95ベア H型、スコットランド沿岸で2014年、英空軍撮影

ロシア空軍の戦略爆撃機が中国国境線に近いハバロフスク近郊で墜落したと14日ロシア国防省が現地報道を通じ発表した。

  1. 事故機はツボレフTu-95MSベア爆撃機で訓練中にロシア東方軍区司令部から50マイル地点に墜落したとTASS通信が配信。「7月14日現地時間午前9時50分、Tu-95MS機が定期的訓練飛行途中にハバロフスクから約80キロ地点で墜落した。乗員は機外脱出した」
  2. 「機長が緊急事態を宣言し乗員にパラシュート脱出を命じた。捜索救難隊が乗員を捜索中」
  3. またTASS通信によれば捜索救難活動にアントノフAn-12、ミルMi-8ヘリコプター2機が動員されている。
  4. この事故を受けロシア空軍は同型機の飛行を中止している。事故機ではエンジンで問題が発生したとの報道がある。■

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