F-35B Leaps off Ski Jump for the First Time
F-35Bがスキージャンプ方式による初の離陸に成功した。
- 離陸は6月19日にパタクセントリヴァー海軍航空基地(メリーランド州)内のテスト施設で行ったとペンタゴン報道官ジョー・デラヴェドヴァ Joe DellaVedova が発表した。「今回のテストはF-35Bを英国およびイタリアの航空母艦で運用するための大きな一歩」
- 両国はSTOVL仕様の同機をスキージャンプで空母運用する予定で、短距離離陸でも大重量で運用できるスキージャンプの利点を生かす。
- 英国は140機を調達予定で、すべてF-35Bとする。イタリアは90機のうち30機をF-35Bとする。
- このうち英海軍は新造空母HMSクイーン・エリザベスに搭載する。同艦は来年に就役する。さらにHMSプリンスオブウェールズが2017年に進水する。イタリアは軽空母カヴールを改装して同機を運用する。
- 対照的に米海軍はF-35Cを調達する。同機はカタパルト発艦、拘束ギア着艦方式で大型空母での運用を想定。
- 公表写真ではF-35Bのノズルが下方に向けられ上昇率を最大に設定していることに注意されたい。英国防省は同機の離着陸時の自動制御を高く評価している。
- ただし実際の運用はまださきのことになりそうだ。今回のテスト実施でも数か月の遅れが出ており、クイーンエリザベスでの艦上公試は2018年以降になる予定。■
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