次期大統領専用機は747-8に....でも大丈夫か米空軍の調達事務


日本は777-300ERを次期政府専用機に選定済みですが、米空軍は747-8にするようです。ただし、ボーイングとのからみで空中給油機選定で一昔前に政治問題にまで発展した経緯があり、米空軍は相当慎重にことをはこぶのではないでしょうか。就航後かなり長く稼働させる意向でもあり、世界で最後に残る747 になるかもしれません。やはり四発機の747は堂々たる姿をしていますので大国の威容を示すのにはもっともふさわしいのでしょうね。

Boeing Nabs Sole Source Prime On Next Air Force One


USAF

米空軍は次期大統領専用機調達でボーイングを特命発注先 sole-source provider とする。予算数十億ドル規模で747-8を採用する。

空軍の説明では747-8が「大統領の執務を支援するため必要な機能をすべて実施でき米国内で生産される」唯一の選択肢だとしながら、空軍長官デボラ・リー・ジェイムズはサブシステムで競合を求めると説明。ただし競合の中身は発表がない。
  1. 空軍は1月28日付声明で今回の決定を発表し、予算は2016年度予算案に計上ずみと思われる。予算案は2月2日に公表される。これとは別に2015年度予算で16億ドルが初号機の開発、調達用調査費として計上されていた。
  2. ボーイングは空軍発表を歓迎し、同社広報は大統領専用機で50年の実績を強調。空軍が調達方針を議会で問われる際も同じ論旨を繰り出すだろう。
  3. 大統領専用機更新事業Presidential Aircraft Recapitalization (PAR)は現状のVC-25A(原型747-200)2機の後継機を調達する目的で、新たに加わる747-8の2機は2023年に初期作戦能力を獲得する見込み。-200各機は1990年代に就航したが、まだ運行しているのは空軍だけで、整備保守が大変複雑で費用がかかる。2014年度のVC-25A運行の時間単価実績は$210,877。
  4. 正式契約は2017年になる。ボーイングが1号機の特殊改装を開始するのは2018年と空軍広報が発表。
  5. 空軍は「耐用期間30年を通じ十分な技術水準を維持いしたい」とするが、ボーイングが民間商用機の技術データを強固に守る中で微妙な期待であるが、同機の稼働期間がわかる。
  6. 選定が747-8に落ち着いたのは当然だ。選択肢は他にエアバスA380しかなく、同機は米国外で製造されている。787も選択範囲だったという筋もあるが、空軍は一貫してセンサー類や電子装置の電源確保のため4発機が必要と主張してきた。
  7. 機材改装までのボーイング特命発注は政治的に波紋を呼びそうで、上院軍事委員会委員長に就任したばかりのジョン・マケイン議員(共、アリゾナ)が空軍とボーイングのやりとりに極めて神経質になっている。10年以上前の空中給油機リース案件が不調になった前例がある。同案件で空軍とボーイング双方で関係者が刑事訴追されている。
  8. 改装作業なら空軍単独で実施できるという関係者もあるが、ボーイングは同機の技術データを外部公開するのを嫌がっており、結局ボーイングに作業を任せるしかなかった。
  9. 「今回の決定でただちにボーイングに747-8機発注をするものではない」とPAR事業主任エイミー・マケイン大佐は言う。「全体調達方針を最終決定しておらず、ボーイングにはリスク低減索として技術開発と製造両面で契約交渉をすすめてから技術内容と価格を決定することになる」
  10. ジェイムズ長官も空軍は「サブシステムでは他社の競合も取り入れたい。この競合は主契約企業の主導のもとおこなわれる」と発表。長官は「既存技術製品や民間で認証済み装備」を採用するという。■

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