The U.S. Navy’s Nuclear Submarine Force: A 60-Year Legacy of Excellence
BY U.S. NAVY
– SEPTEMBER 30, 2014
By Lt. Cmdr. Ben Amdur
就役を数週間後に控えたUSSノースダコタ(SSN-784)はヴァージニア級ブロックIII性能向上型の一号艦で、戦力が一層充実している。艦隊に編入される同級潜水艦としては11隻目になる。一方海軍長官レイ・メイバスは建造中19号艦をヴァ―モント(SSN-792)と命名した。
コネチカット州グロートン(2013年11月2日) 就役前艦ノースダコタ(SSN 784)がジェネラルダイナミクスのドックに係留され命名式を待つ。
- 各艦は世界初の原子力潜水艦USSノーチラス(SSN-571)が1954年9月30日に就役して以来60年続く優秀な運用実績の一部となる。原子力推進潜水艦が構想からわずか10年で実現した背景にはハイマン・G・リッコーヴァー少将(当時)の強力な推進力がある。
USSノーチラス(SSN-571)が処女航海に出発した。コネチカット州ニューロンドン沖のロングアイランド海峡にて。1955年5月。
- ノーチラスから60年で、技術は驚くべき進歩をとげ工学技術、艦設計、建造それぞれがアメリカ最高の水準であり、米海軍潜水艦部隊は世界最強だ。ヴァージニア級はノーチラスのほぼ二倍の大きさだが、水中速度、潜航深度、静粛性がことごとく向上している。
- 動力系統で改良が顕著でノーチラスが原子炉x4で航海距離を確保したのに対し、設計耐用年数33年のノースダコタは原子炉ひとつでノーチラスを上回る距離を移動できる。艦内容積が拡大し、無人航空機あるいは潜水艇の搭載も視野に入っている。
- 60年で変わらないものもある。潜水艦乗員候補への訓練だ。海軍で最も知的かつ高度に訓練されたものを選抜し、士官・下士官は全員核運用資格を有し、一年以上にわたる集中訓練を経て潜水艦配属となる。原子力科士官を航海科や戦術科士官と分けない伝統もノーチラスで始まった。各国では原子力関連コースを運用関連と完全分離するのが多いが、合衆国の原子力潜水艦の士官は原子炉関係、戦闘、航海、艦制御の各チームを率いることが可能だ。潜水艦士官なら乗組員と艦両方の能力を把握すべきとの考えが背景にある。
撮影場所大西洋(2014年8月18日) PCUノースダコタ(SSN 784)の第二次海上公試。二回の公試で乗組員は非常に優秀だと判明した。
- 潜水艦部隊による安定と安全を我が国だけでなく同盟各国にも享受されている。わが原子力潜水艦部隊は今後も潜在敵国の侵略を抑止する。また絶えず世界情勢に適合適応し、他に代えがたい原子力によるステルス性、航続性、敏捷性、そして火力を提供している。■
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