Japan and Australia to Cooperate on New Submarine Design
By: Sam LaGrone
Published: July 7, 2014 11:53 AM
Updated: July 7, 2014 11:54 AM
Japanese Soryu-class class submarine. JSDF Photo
日本とオーストラリアは7月8日火曜日にも潜水艦開発の二国間協力に合意する見通しで、日本は中国の台頭を横目に見ながら自国軍事技術の輸出につながると期待する。
- 憲法解釈の見直しも受け、日本とオーストラリアは「海洋流体力学研究」で共同合意し、新型潜水艦の建造につながる情報共有を進める。オーストラリア海軍Royal Australian Navy (RAN)はコリンズ級ディーゼル攻撃型潜水艦(SSK)を6隻運用中。かねてからRANは高性能潜水艦でこの六隻を更新しようとしていた。
- オーストラリアからはそうりゅう型SSKに関心が寄せられている。そうりゅう型は世界最大級かつ高性能SSKで排水量は4,200トンで非大気依存推進力air-independent propulsion (AIP) を有し、潜水したままこれまでよりも長距離を航行できる。
- そこで豪国防相デイビッド・ジョンストン David Johnston が6月に実際にそうりゅう型を視察している。
- 防衛協力(防衛装備品・技術の院展に関する合意)が成立すれば三菱重工業はじめとする企業には自社製品を海外半版する道が開ける。
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- 合意内容が実施されれば防衛装備・技術の共同事業も可能となり、二国間で技術移転、共同開発が可能になると、安部晋三総理はオーストラリア新聞に寄稿している。
- 日豪間の協力が緊密になると西太平洋各国ではこれまでも報道され、論説の中心は中国がこれにどう反応するかだった。
- 6月に中国外務省報道官華春瑩Hua Chunying から「中国はアジア太平洋諸国と常に友好的協力関係を第三国の権益を損なわない形で維持しており、共同で地域内の安定と繁栄を維持する所信である」と発表している。.
- 在オーストラリア中国大使館はこの発言を繰り返し引用し、オーストリアン紙に中国は貿易と防衛でつながりを強化すると発表してきた。
Royal Australian Navy Collins-class submarine HMAS Sheean (SSG-77) near the Sydney Opera House. RAN Photo
- 日豪協力により中国が反発するとの専門家意見もある。
- 「潜水艦技術で日豪関係が緊密化すると中国が日豪同盟を阻害する動きに出る可能性がある。オーストラリアにとっても30年他って日本がどうなるのかは未知数だ」(オーストラリア国立大教授ヒュー・ホワイトHugh White、戦略研究論)
- 今回の協力が実現したのは日本の憲法解釈の変更によるものが大きい。米国により作られた1947年憲法では自国に対する明白な侵略があった場合のみ防衛行動が可能とされてきた。7月1日の閣議決定で決まった新しい解釈では集団的な自衛行動が可能となる。
- 7月6日日曜日には安部総理は法制整備を専門に統括する閣僚級ポストの創設を検討していると Jane’s Defence Weekly.が伝えている。「例として、自衛隊法改正により防衛装備を米軍車両が偵察行動にあたる際に使用する、あるいは平時の共同訓練で使用するようにすることがあります」
- 「中国政府は日本が中国脅威論を誇大に宣伝することに反対する」と中国外務省報道官 洪磊Hong Lei はAP通信に語っており、7月の閣議決定は「日本が平和的な発展に真剣に取り組む意思があるのか疑念を持たざるを得ない」としていた。■
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