China Plans Swarming UAS as Defence Against US Attack
UAS Vision March 13, 2013
民間シンクタンクProject 2049 Instituteによると中国は無人航空機システムunmanned aircraft systems (UAS)開発で大きな進展を示しているという。
- 「人民解放軍が第一線で実用に耐えるUASを配備していることが近い将来の同地域内の安全保障上で大きな影響を生むだろう」とレポートはまとめている。
- 「無人機技術で世界クラスのリーダーとなることを目指す中国で人民解放軍はこれまで広範囲かつ組織的に各種のUASを開発してきた」
- 中国は280機のUASを配備しており、今後その数は急速に増えそうだ。
- USA.同レポートの情報源とは中国国内で公刊されている各種資料だ。レポートでは将来のアメリカとの軍事衝突でのUASを使った戦術を予測している。
- 「とくに米海軍には懸念材料となるはずだ。今回検討した技術軍事文献によると、PLAの戦術構想では多用途UASで米空母戦闘群を攻撃する想定がある」
- 中 国の作戦構想では長距離UASを接近阻止・領域拒否作戦に投入し米国と対抗する。衝突の初期段階ではおとりUASが投入され、護衛戦闘機・艦艇を欺瞞さ せ、貴重な対空ミサイルを消費させる。そのあと数波のUASで電子戦、通信・レーダーかく乱をさせる。同時にその他のUASが米側の早期警戒指揮管制機材 に動力学的攻撃を加える。
- UAS は巡航ミサイル、対艦弾道ミサイル(ASBM) の誘導でも中心となり、米海軍艦艇の攻撃に参加する。中国のASBMとなるDF-21Dは理論上は米海軍空母ほか主力艦を直接攻撃できるはずだ。あるいは 上空から小爆弾をばらまくことができる。空母の飛行甲板にとって爆発性の高い小爆弾が高性能火薬をばらまけば結果は致命的だ。
- 珠海航空ショーで2010年、2012年それぞれに中国航天科技集団公司が大型UASをWJ-600の名称で展示しており、2010年展示では同機が米海軍のアーレー・バーク型駆逐艦を対艦ミサイルで攻撃する絵が公開されていた。
- 同レポートでは同機を「PLAのUAS機材中で最大かつ複雑に各組織が絡んで開発したUAS」と表現している。
- 「その背後には国家中央組織が合同してUASミッションの要求水準を決め、産軍複合体が設計、研究、開発、生産を担当していること、UAS運用部隊が中国の各軍事組織内で急成長していることがある」■
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