USAF Lets The Air Out Of Blue Devil II Airship
By Amy Butler abutler@aviationweek.com
aviationweek.com May 24 , 2012
- 空軍から開発契約主体のMAV6に対し、性能が悪いことを理由に開発中止を通告した。当初は2月にもアフガニスタンに投入が期待されていたが、実際には初飛行も実施されていない。
- 尾部フィンの開発、無人運航用のソフトウェアの開発がとくに課題だった。空軍は同機の性能結果に不満を隠せず、以前からMAV6の業務規模は徐々に縮小されていた。
- ブ ルーデヴィルIIは情報収集用ペイロード2,500ポンドを搭載する構想で、国防高等研究プロジェクト庁の自律型リアルタイム地上偏在地上画像監視装置 Autonomous Real-Time Ubiquitous Ground Surveillance Imaging System (Argus)がまず想定されていた。
- さらにAxsysべビデオボール二基を搭載し、高解像度ビデオ撮影をする想定と、「ペナントレース」情報収集装置(リーパー搭載システムの改良型)の搭載も予定されていたと空軍筋から判明した。
- ブルーデヴィルIIは制空権が確保されているアフガニスタンでの情報収集能力の向上が期待されていた。特定地点上空に一日以上滞空させることは人員面予算面でも負担少なく実現できると考えられていた。
- だが現実にはブルーデヴィルIIの開発経費が大きく増加しており、86百万ドルの当初見積もりは二倍近くになっていることが判明した。
- 去 る3月に空軍はMAV6との契約業務内容を見直し、情報収集装置の搭載を契約から外した。空軍筋によると無人航行用のソフトウェアは開発上の理由により当 面搭載しないことにしたという。目標をまず飛行の実証に絞ることにしたのも、システムの統合が早期に実現することができないためだった。
- 「こ の方針変更後は主契約社は各種の技術問題解決に尽力し、その中に飛行制御ソフトウェア、尾部フィン設計変更、電装用配線などがあった」と米空軍は議会に報 告している。「飛行船の完成もその初飛行もともに契約完了期日である2012年6月末日までに現不可能である」 空軍は2013年度予算概算要求にブルー デヴィルII関連の費目を入れていない
- 予算残高は機体解体、ハードウェアの梱包、輸送に使われる。空軍の見積もりでは今回の開発中止で影響を受ける民間雇用は100名以下だという。
- ブルーデヴィルIIは二段階で企画された計画の第二段階である。ブルーデヴィルI はキングエア90に搭載されてアフガニスタン上空で飛行し、広域撮影カメラ、情報収集装置により地上の個人特定追跡を実証されている。
この記事に対するコメント
Jackさんこ の記事は不正確であるばかりか憶測で書かれている。BD2は実際には納税者の負担を減らし、雇用を創出する。週単位で運行すれば既存ISR機材を使う費用 の50分の一ですむ。空軍は費用節約のため計画中止とするといっているが、反対に何百万ドルも費用が発生するのに、実態は誰も理解していないのが残念だ。 オバマ政権は選挙の年になぜこの好機に注目しないのか。ノースカロライナの雇用を守り、費用を大幅に節約できるのに。ホワイトハウスは現地に飛び現状を調 べるべきだ。空軍は害を生む主張をやめるべきで、この案件を巡る欺瞞には愛想が尽きる。
TRH007さん
LATVの将来にはこれより先進的な設計をイしているものがあり、米陸軍のLEMVなど今後数週間内に飛行可能となるものがある。飛行船やハイブリッド機体についてご関心あれば当社のウェブサイトをぜひご覧ください。www.hybridairship.net
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