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順調に進むP-8Aポセイドンの開発


U.S. Navy To Buy More P-8A Test Aircraft
aviationweek.com 7月31日


米海軍はボーイングP-8Aポセイドン洋上パトロール機を三機追加購入し、運用テストと機体評価に使用する。追加機体は基本契約分5機(飛行テスト用3機と地上テスト用2機)に上乗せされる初の追加発注。P-8Aの初期作戦能力獲得は2013年末の予定で、海軍航空部隊への完全投入は2018年となる。「P-3からP-8への機種変換に6ヶ月を見込んでいますが、P-3の残存寿命は2018年までの完全変換の実施には十分なものです」(海軍のパトロール・偵察部門責任長ビル・モラン少将) 海軍は最大117機のP-8Aが必要と書面で表明しており、これは当初の108機から増加しているが、現用中のP-3の合計数は164機である。モラン少将はP-8Aのロールアウト式典がワシントン州レントン工場で行われた際に発言したもの。同工場で飛行テスト用機体三号機T-3もお披露目された。これに先立つT-1とT-2の二機はボーイングフィールドに移動ずみで、テスト機材および初期段階のミッション用機材の積載が進行中。初飛行は「来月ごろ」になると同機開発計画の主査マイク・モラン大佐は話す。テスト用機材には静止試験用のS-1と疲労試験用S-2があり、後者の胴体組立がカンザス州ウィチタのスプリント・エアロシステムで進行中である。

T-3はレントンからボーイングフィールド(シアトル)まで9月に「丘を越える飛行」をする予定で、2010年にパタクセントリバー海軍航空基地(メアリーランド州)に移動しさらにテストを続ける。T-2も2010年にパタクセントリバー基地に移動するがその前に西海岸で二ヶ月のテストを完了する。

P-8Aは737-800型の胴体構造を強化して、主翼は-900型の設計を基礎に補強され手いる。胴体後部には兵器庫があるのが特徴。また、主翼下部には兵器搭載部分がとりつけられ、ウィングレットにかわり主翼には角度がつけられている。

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