Flight International電子版11月24日
米空軍は天然ガス由来の合成燃料を使用したロッキード・マーチンF-22の飛行試験を実施した。同様に練習機、輸送機、戦闘機でも試行する。
F-22の飛行試験では異常は発見されなかった。また、F119エンジンの地上試験をプラットアンドホイットニーのウェスト・パームビーチ施設(フロリダ州)実施した際も同じとライトパターソン空軍基地(オハイオ州)の合成燃料型式証明官ジェフ・ブラウンは語る。
ノースロップT-38超音速練習機の飛行試験も最近開始され、ロッキードC-5輸送機は12月9日に実証試験飛行を実施予定であり、F-16搭載のジェネラルエレクトリックF110エンジンによる地上試験は1月半ばに開始される。
C-5実証試験はメンフィス州軍基地(テネシー州)から発進し、「一回目は同機のエンジン一基だけに50%混合燃料で飛行する予定です。そのあとに二回目の飛行ではエンジン全基に混合燃料を使用します。」(ブラウン)
ロッキードC-130輸送機、フェアチャイルドA-10対地上攻撃機、ノースロップグラマンRQ-4グローバルホーク無人機、ジェネラルアトミックMQ-9リーパー無人機がそのあとにつづく。「来年夏までに全部飛行させたいですね」(ブラウン)
米空軍は2011年目標に全保有機種に合成燃料の使用を型式証明するのが目標で、2016年までに国内で使用する燃料の半分をフィッシャー・トロプシュ方式により石炭・天然ガス由来の合成燃料にしたいと計画中だ。
空軍は12月中に民間パートナーを選出し、フィッシャー・トロプシュ方式による製造プラントをマルムストローム空軍基地(モンタナ州)内に設置する。
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